東京都心・谷中No.075地図で見る →

へび道

〜川が道になった蛇行路地〜

history穴場——実はすごい

谷中・千駄木を抜ける150メートルの路地が、十五回ほど折れ曲がる。設計でなく、1921年に地下へ埋められた藍染川の川筋そのままだ。

へび道
挿絵(AI生成イラスト)© FNJ

「へび道」の名は、谷中から千駄木へと蛇行する路地の姿に由来する。十五度ほどの曲がりは偶然ではなく、かつての藍染川の流路をそのまま残したものだ。川の名は、沿岸に染物屋が立ち並び水が藍色に染まっていたことにちなむとされている。小川は大正10年(1921年)から順次暗渠化され、その上が舗装されて路地になった。今のへび道は、住宅と小さな商店が並ぶ静かな暮らしの道で、由来を説明する案内板は現地にない。曲がりが川だったと知って初めて街が読める。路地の線は東の台東区と西の文京区の区境でもある。この川は夏目漱石の1908年の小説『三四郎』にも描かれている。

なぜ穴場のままか

この路地は英語の情報がほとんどなく、現地に由来の案内板もない。曲がりが川だったと知って初めて街が読める。団体は近くの谷中銀座の写真映えする夕景の石段へ流れ、この住宅路地には折れてこない。

歴史・背景

藍染川は谷中・根津・千駄木の低地を南へ流れ、上野の不忍池へ注いでいた。名の由来は、川沿いの染物屋が水を藍色に染めていたことにあるとされ、たびたび洪水を起こしたため大正10年(1921年)から暗渠化された。

見どころ(歩く順)

千駄木駅側の入口
地下鉄千代田線・千駄木駅から徒歩数分の北側の出入口
十五のカーブ
消えた藍染川の筋をそのまま伝える、名の由来となった蛇行の連なり
区境の線
かつての川筋が東の台東区と西の文京区を分ける境になっている
谷中銀座側の出口
南端は谷中の下町エリアに近く、谷中銀座まで歩いてすぐ

おすすめの楽しみ方

東京メトロ千代田線・千駄木駅の出口から徒歩数分、ゆっくりとカーブをたどって歩く。谷根津千(谷中・根津・千駄木)の街歩きや谷中銀座と組み合わせると楽しい。路地沿いは生活の場なので声を落とし、玄関先は撮らない。

実際の行き方

起点
上野駅
所要
約15分 · 電車(本数多め)+徒歩
降車
千代田線 千駄木駅
  1. 上野駅→西日暮里駅(JR山手線または京浜東北線・約5分・3駅)
  2. 西日暮里駅→千駄木駅(東京メトロ千代田線・1駅・約2分)
  3. 千駄木駅→路地(徒歩・平坦・約5分)
JR+東京メトロ千代田線
上野駅→(JR山手線または京浜東北線・約5分・3駅)→西日暮里駅→(東京メトロ千代田線に乗換・1駅・約2分)→千駄木駅。乗換を含め計 約10〜15分。どちらの路線も数分おきに走るため時刻表は不要。千駄木駅から路地までは徒歩数分。
同じ経路を逆に
帰りも同じ道で、千駄木から千代田線で1駅の西日暮里へ、そこからJRで上野へ。どちらの路線も深夜近くまで頻繁に走るので、早い終電の心配はない。徒歩なら谷中を抜けて日暮里や根津へ回ることもできる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
路地自体に支払いはない。住宅街を貫く公道。電車はJR・東京メトロともICカード(SuicaやPASMO)が使える。
定休
路地沿いは生活の場。声を落とし、玄関先や窓の中を撮らない。
別ルート
路地の南へ少し歩けば根津神社(神社)と組み合わせられる。
降りたあと
千駄木駅を出て下町方面へ進むと、出口から徒歩数分・平坦な道で、くねくねした路地が始まる。

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