山梨・富士山 / 吉田口No.240★★★地図で見る →
富士山吉田口五合目
吉田口登山道の五合目は標高2,305メートル。河口湖駅からバスで通年アクセスでき、多くの訪問者がたどり着く最高地点であり、夏山登頂の出発点でもある。

富士山は標高3,776メートルで日本最高峰、世界で最も知られる自然のシンボルのひとつだ。山は1,000年以上にわたって巡礼と信仰の対象であり続けた。吉田口は4つの登山ルートのなかで最も利用者が多く、その五合目——富士スバルラインで標高2,305メートルまで道路が通じている——は頂上への出発点であると同時に、それだけで訪れる価値のある展望地でもある。晴れた日には雲を下に見ながら、富士五湖や太平洋まで見渡す絶景が広がる。五合目には売店・食堂・救護センターが整備されている。
歴史・背景
富士山は少なくとも8世紀から神道と仏教の両方で霊峰として崇められてきた。北側の吉田口は、江戸時代に富士講(富士信仰)の信者が白衣で登った主要な参詣道である。2013年には「信仰の対象と芸術の源泉」としてユネスコ世界文化遺産に登録された。富士スバルライン道路は1964年に開通し、標高2,305メートルまで一般にも開放された。
見どころ(歩く順)

- 五合目広場と南側の眺望
- 標高2,305mから富士五湖と山梨の台地を見渡す。晴れた日は雲がこの高さより低い位置にあることが多い
- 吉田口登山道(五合目より上)
- 火山砂と岩の道が山頂まで続く。開山は概ね7月1日〜9月上旬
- 小御岳神社
- 五合目に鎮座する小社。霊峰としての富士の性格を示す
- 登山用具と土産物の店
- 杖の貸し出しや雨具の購入が可能。五合目上を少し歩くだけでも役立つ
おすすめの楽しみ方
五合目は年間を通じて訪れる価値がある(積雪による通行止めは概ね12月上旬〜4月中旬)。晴天日は午前中のうちに到着すると雲が上がる前に眺望を楽しめる。山頂を目指す場合は公式の山開き期間(概ね7月1日〜9月上旬)に合わせて計画する。夏でも山頂付近は0℃近くまで下がるため防寒着は必須。富士急バスの時刻は事前に確認を。
実際の行き方
- 新宿駅 → 河口湖駅(京王・富士急高速バス・約115分。または中央線あずさで大月→富士急行線乗換・約120分)。
- 河口湖駅 → 富士スバルライン五合目(富士急登山バス・約50分)。
- 五合目 → 山頂登山(吉田口・7月〜9月上旬・登り約6時間)または五合目エリアを散策。
- 新宿→河口湖駅→五合目(バス)
- 新宿駅から京王・富士急高速バスで河口湖駅まで(約115分・片道¥1,800〜¥2,000)。河口湖駅から富士急の登山バスで富士スバルライン五合目まで(約50分・片道約¥1,950、往復約¥3,000)。片道合計約165〜175分。登山シーズン(7〜9月)は新宿〜五合目の直通高速バスも運行(約150分)。
- 五合目から河口湖駅への帰りのバス
- 登山シーズン中は五合目発・河口湖駅行きのバスが1日数便運行する。最終便の時刻を五合目の案内所で確認してから山道へ進むこと。富士山駅(富士急行線)行きのバスも利用可。
行く前に
- 現金
- バスはICカード・現金対応。五合目の売店・食堂は現金。ATMはないため¥3,000〜¥5,000の現金を用意しておくと安心。
- 定休
- 富士スバルライン道路は概ね12月上旬〜4月中旬が積雪閉鎖。登山シーズン(概ね7月1日〜9月上旬)は、五合目ゲートで登山保全協力金¥2,000が徴収される(五合目より上に登る人が対象)。
- 別ルート
- 登山シーズン中(7〜9月)は新宿〜五合目直通の高速バスが運行されており、河口湖での乗り換えが不要。
- 降りたあと
- 富士スバルライン五合目バスターミナルが終点。売店・神社など全施設はバス停から徒歩2分以内。