山梨・富士五湖 / 忍野No.214★★★地図で見る →
忍野八海
〜富士の雪解け水が湧く池〜
富士山の雪解け水が地下を長い年月かけて湧き出す8つの透明な泉。忍野村の里山風景の中に点在し、全8池が富士山世界文化遺産の構成資産として認定されている。

富士山南麓の忍野村に、地下深くから8つの水が湧き出している。富士の頂から溶け出した雪解け水が溶岩層をくぐり抜け、約20年の年月をかけて地表に戻ってきたと言われる湧き水だ。池はそれぞれ大きさも表情も異なる。最も透明度の高い「湧池(わくいけ)」は、江戸時代の富士講の修験者が山に登る前に身を清めた場所とされる。水温は年間を通じて13〜14℃とほぼ一定で、冬でも鮮やかな青緑色を保つ。晴れた日には北方に富士山が浮かび上がる。
歴史・背景
江戸時代、富士山に登る前の禊の場として、信者たちがこの八つの泉に身を清めた。それが「八海」という名の由来となった。1934年に国の天然記念物に指定。2013年6月、「富士山 信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録され、構成資産13〜20番として全八海が組み込まれた。
見どころ(歩く順)

- 湧池(わくいけ)
- 最も澄んだ深い池。富士講の修験者が登山前に禊をした場所
- 底抜池(そこなしいけ)
- 底が見えないほど透明な「底なし」の池。八海の中でも最大
- 合掌造りの古民家
- 池のまわりに残る茅葺き屋根の古民家が里山の景観を引き立てる
- 富士山の眺め
- 晴れた日の早朝、池越しに富士山の山頂が見える。午後は雲がかかりやすい
おすすめの楽しみ方
富士山がよく見えるのは雲が出る前の午前中。池はひとつのエリアにまとまっており、ゆっくり巡っても1時間ほどで全体を回れる。各池の入場料は個別(目安¥200〜300)で、遊歩道からのぞく形で無料で見られる池もある。
実際の行き方
- バスタ新宿 → 河口湖駅(富士急ハイウェイバス・約1時間45分)。
- 河口湖駅 → 忍野八海入口バス停(富士急バス・約15〜20分)。
- バス停 → 池群(徒歩約5分)。全八海を巡るのに約1時間。
- 新宿駅 →(高速バス)→ 河口湖駅 →(富士急バス)→ 忍野八海
- 新宿バスタ(バスタ新宿)から富士急ハイウェイバスで河口湖駅または富士山駅へ(約1時間45分・おおむね30〜60分間隔)。河口湖駅から富士急バスの忍野方面行きに乗り「忍野八海入口」で下車(約15〜20分)。バス停から池まで徒歩約5分。計 約2時間。
- 帰りも河口湖経由で新宿へ
- 富士急バスで河口湖駅まで戻り、高速バスで新宿へ。富士五湖エリア発の最終バスは夜間まであるが、乗車時に時刻表を確認しておくと安心。
行く前に
- 現金
- バスタ新宿またはオンラインで乗車券購入(高速バスはICカード不可)。各池の入場料は目安¥200〜300。一部は遊歩道から無料で見られる。
- 定休
- ゴールデンウィーク(5月上旬)と秋の週末は混雑する。平日の閑散期は周辺の土産店や軽食店が閉まっていることがある。
- 別ルート
- 電車利用の場合はJR中央線で新宿から大月まで(約1時間)、富士急行線に乗り換えて河口湖・富士山駅まで(約50分)、その後バス(約15〜20分)。計 約2時間30分。
- 降りたあと
- 河口湖駅から富士急バスの忍野方面行きに乗車、「忍野八海入口」で降りて徒歩約5分で池群へ。