東京・八王子No.196★★★地図で見る →

高尾山

nature王道を、いちばんいい形で

東京都八王子市にある標高599mの山。新宿から京王特急で約50分でアクセスでき、ミシュラン三つ星(2007年)にも選ばれた。1,200年以上の歴史を持つ薬王院を抱え、6本の登山道が山頂へとつながる。

高尾山
実写(ライセンス済み)Rob Young from United Kingdom / CC BY 2.0

高尾山は奥多摩山地の東端に位置し、都心からの近さ・手頃な標高・豊かな原生林の三拍子が揃う。その組み合わせが登山者数を世界屈指のレベルに引き上げている要因だ。山は準自然公園として保護され、主要な参道沿いの木々には数百年を要する種も多く、都心から通勤圏にありながら本物の深い森が残っている。中腹の薬王院は8世紀から山岳修験の場として続く寺院で、標高を超えた歴史の重みを持つ。599mの山頂は晴れた日に富士山の眺望が開き、軽食を出す茶屋も複数軒ある。ケーブルカーとリフトは中腹まで登れるため、短い行程でも山の上部を楽しめる。

歴史・背景

薬王院は744年、聖武天皇の命を受けた行基によって開かれた(奈良の東大寺と同じ勅命を受けた僧だ)。現在の本堂は17世紀の建立。薬王院は真言宗に属し、飯縄大権現と天狗を守護神として祀る——境内の随所に天狗の彫刻と飾りが並んでいる。2007年のミシュラン緑のガイドで三つ星に選ばれたことで国際的な知名度が上がった。山麓の高尾山口駅は1967年開業の京王高尾線の終点。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Guilhem Vellut from Annecy, France / CC BY 2.0
高尾山口駅→ケーブルカー乗り場(1号路)
駅から清滝駅まで下の杉林の中を歩く平坦なアプローチ。約15分
薬王院
開山1,200年以上の真言宗の寺。天狗の木彫りと仁王像が参道に並ぶ。登山路上の現役の信仰の場
山頂(599m)
開けた広場にベンチと茶屋。晴れた日は南西方向に富士山が見える
ケーブルカー(清滝〜高尾山駅 約6分)
最急勾配区間を乗り越えて中腹駅まで。往路・復路どちらに使っても可

おすすめの楽しみ方

週末は午前中から登山道が混み合うため、平日の午前早い時間が断然静かだ。最も一般的な1号路(舗装・ケーブルカー中腹駅経由・薬王院あり)は高尾山口駅から山頂まで約90分。ケーブルカーは登りに使って下りは歩きでも、逆でもよい。下の杉林の参道だけは必ず足で歩きたい。紅葉の盛り(11月中旬〜12月初旬)と春の野草(4月)は特に人気が高い。山頂の茶屋は温かい料理を出している。

実際の行き方

起点
新宿駅
所要
約50分 · 京王特急 約50分
降車
高尾山口駅(京王高尾線)
  1. 京王新宿駅(地下) → 高尾山口駅(京王特急、約50分)。
  2. 駅出口 → アプローチ路 → 清滝駅(ケーブルカー乗り場)または1号路入口(徒歩3分)。
  3. 1号路を登る:下の杉林 → ケーブルカー中腹駅 → 薬王院 → 山頂(計約90分)。
新宿駅 → 高尾山口駅(京王高尾線)
京王新宿駅(地下・JR新宿駅西口から地下通路で連絡)から京王特急または準特急で高尾山口駅へ(約50分・約430円)。特急は概ね20分に1本。高尾山口駅の出口から山の入口まで徒歩3分。
高尾山口駅から京王線で新宿へ
高尾山口駅から京王高尾線で京王新宿駅へ折り返す。日中は頻繁に運行していて予約不要。最終は夜遅くまであるため時間に余裕がある。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
登山道はすべて無料。ケーブルカーは片道490円(大人)、リフトは片道490円(大人)。どちらもSuicaなどのICカードで乗れる。薬王院境内への参拝は無料。
定休
山は年中無休・閉門なし。ケーブルカー・リフトは季節によって開始・終了時刻が変わる(概ね8:00頃〜・季節で終了が異なる)。秋の紅葉シーズン(11月中旬)と春の大型連休は登山道が非常に混雑する。雨天後の石段は滑りやすく、歩きやすい靴が必須。
別ルート
JR中央線「高尾駅」(新宿から約55分)から京王高尾線で1駅が高尾山口駅。または高尾駅から徒歩約20分でも山の入口に着く。JRで来る場合はこの乗り継ぎが便利。
降りたあと
高尾山口駅は京王高尾線の終点。出口を出たら正面が山の入口。そのまままっすぐ進んで(約3分)清滝駅(ケーブルカー乗り場)と1号路の入口に着く。

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