秩父・三峰No.081地図で見る →

妙法ヶ岳

history穴場——実はすごい

妙法ヶ岳は埼玉・奥秩父の標高約1,329mの山。山頂には歩いてしか行けない三峯神社の奥宮が鎮まる。

妙法ヶ岳
実写(ライセンス済み)京浜にけ / CC BY-SA 3.0

三峯神社を訪れる人の多くはバスで上がり、珍しい三ツ鳥居と彫刻の本殿を見て帰っていく。だが奥宮は妙法ヶ岳の山頂に独り鎮座し、本社の境内から続く登山道を歩くほかに行く方法がない。道は杉やブナの森を抜け、頂に近づくと岩場に変わり、鎖と急な石段に導かれて剥き出しの岩を越えると小さな社にたどり着く。神社の案内も登山者の記録も鎖場と滑りやすい足場に触れており、求められるのは技術より慎重さだ。

なぜ穴場のままか

観光バスは拝殿前で止まり、その先の登山道は英語の情報が少ないため、背後の90分の尾根を歩く人は少ない。最後の鎖場は登山装備と慎重さが要り、参拝客で賑わう日でも奥宮は静かなままだ。

歴史・背景

三峯神社は、日本武尊が東征の折にこの地で伊弉諾尊・伊弉冉尊を祀ったのが起こりと伝えられる。「三峰」の名は妙法ヶ岳・白岩山・雲取山の三つの峰に由来し、その稜線は神社からも望める。狛犬の代わりに狼の石像が置かれる、神の使いとして狼を祀る信仰でも知られる。

見どころ(歩く順)

三峯神社拝殿京浜にけ / CC BY-SA 3.0
本社の裏から始まる登山口
道は本社の境内から発つ。山頂の社へ行く方法は他になく、車道もリフトもない
杉とブナの森
岩場が始まる前の長い樹林帯。登りの大半は静かな木陰の道が続く
鎖場の岩稜
山頂の社へ向かう最後の急な鎖場と石段
山頂の奥宮
標高約1,329mの頂に鎮まる三峯神社の内宮

おすすめの楽しみ方

奥宮への道が開くのは5月上旬の山開きから10月上旬まで。積雪期の冬は閉ざされる。境内からの往復は約3時間を見込み、早めに出発を。最後の鎖場は雨後に特に滑りやすいので慎重に。

実際の行き方

起点
西武秩父駅
所要
約80分 · バス1日6本+徒歩約90分
降車
三峯神社 バス終点
  1. 池袋駅→西武秩父駅(西武池袋線・特急ラビュー・約80分)
  2. 西武秩父駅→三峯神社終点(西武観光バス・三峯神社線・約80分・¥1,100)
  3. 三峯神社終点→山頂の奥宮(山道を徒歩・約90分)
西武線+西武バス
東京方面から:池袋駅→(西武池袋線・特急ラビュー・約80分/通常運賃に加え特急券が必要)→西武秩父駅→(西武観光バス・三峯神社線・5番のりば・約80分・¥1,100)→三峯神社バス終点。終点から境内を抜け登山口へ、尾根を約90分登ると奥宮。バスは平日で1日6本ほど(土休日は9本ほど)と少ないので、出発前に当日の時刻表を確認。
同じ経路を逆に
帰りも同じ西武バスで三峯神社終点から西武秩父駅へ、そこから西武線で池袋へ。バスは1日数本で最終は午後。登山は朝から始め、着いたら終点の掲示時刻表で帰りの時刻を確認する。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
バスは現金(¥1,100)のほか交通系ICカードも使えるが一日乗車券は不可。尾根に売店はないので、現金と水を持って登る。
定休
奥宮の道は季節限定(概ね5〜10月)・悪天時は閉鎖。舗装路ではなく本物の鎖場。
別ルート
バスの時間が合わなければ、有料の山道を車で神社駐車場まで上がることもできる。
降りたあと
三峯神社バス終点から境内を抜け、登山口の鳥居へ。そこから山道の尾根を約90分登ると山頂の奥宮。

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