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橋立鍾乳洞

nature穴場——実はすごい

秩父三十四観音霊場二十八番・橋立堂の裏から入る、竪穴型の石灰岩洞。県内で唯一整備された観光鍾乳洞だ。

橋立鍾乳洞
実写(ライセンス済み)tak1701d / CC BY-SA 3.0

橋立鍾乳洞は、埼玉で唯一整備された観光鍾乳洞。洞の長さは約140メートルだが、三分の二以上が竪穴で、水平ではなく階段で上へ登っていく——国内でも珍しい構造だ。内部では鍾乳石(天井から垂れる石の柱)・石筍(床から伸びる石の柱)・石柱が複雑な紋様をなし、石灰岩洞ならではの景観を見せる。洞は武甲山の西側、高い石灰岩の岩壁の下にあり、秩父観音霊場二十八番・橋立堂の裏から入る。

なぜ穴場のままか

日帰り客の多くは有名な長瀞や三峰で足を止め、単線の小さな鉄道でこの小さな駅まで下ってこない。英語の情報がほとんどなく、駅からの道は登りで時間がかかり、入口は観光導線から外れた堂の裏にある。

歴史・背景

ここの石灰岩は武甲山と同じ岩体で、はるか昔に南の暖かい海で育ったサンゴ礁がプレートの移動によって運ばれてきたとされる。鍾乳洞は1936年(昭和11年)3月31日に埼玉県の天然記念物に指定された。岩壁の下には岩陰遺跡もあり、縄文時代初期から人が暮らした痕跡が残る。

見どころ(歩く順)

橋立堂tak1701d / CC BY-SA 3.0
橋立堂
洞の入口の真上に立つ、秩父観音霊場二十八番の札所
武甲山の岩壁
武甲山西側、洞が開く高い石灰岩の大岩壁
竪穴の登り
洞内の三分の二以上が竪穴で、階段を使って上へと進む
石灰岩の造形
鍾乳石・石筍・石柱が長い時間をかけて独特の形に育った

おすすめの楽しみ方

開洞はおおむね3月1日から12月初旬まで(8:00〜16:30)。濡れた階段を登るので、滑りにくい靴でゆっくり進むのがよい。真上の橋立堂とあわせて回れば、武甲山の麓を巡る自然な小さな周遊になる。

実際の行き方

起点
西武秩父駅
所要
東京から約2時間 · 電車少なめ+徒歩15〜20分
降車
浦山口駅(秩父鉄道)
  1. 東京・池袋 → 西武秩父駅(西武ラビュー特急・約80分)
  2. 西武秩父駅 → 御花畑駅(徒歩・約5分)
  3. 御花畑駅 → 浦山口駅(秩父鉄道 三峰口方面・約10分)
  4. 浦山口駅 → 橋立堂・鍾乳洞(登りの徒歩・約15〜20分)
西武ラビュー特急+秩父鉄道
東京・池袋 →(西武ラビュー特急・約80分)→ 西武秩父駅 → 徒歩約5分で隣の御花畑駅 → 秩父鉄道の三峰口方面に乗り、浦山口駅で下車(約10分)。東京から計およそ2時間。秩父鉄道のこの支線は1〜2時間に1本ほどしかない——行く前に当日の時刻表を確認。
帰りも同じ経路で
帰りも同じ秩父鉄道と西武特急で戻る。この支線は本数が少ないので、着いたらまず浦山口駅で帰りの時刻を確認し、電車が待っている前提にしないこと。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
拝観は少額の現金(大人約200円)。地方の施設はカードが使えないことが多いので小銭を用意。
定休
開洞はおおむね3月1日〜12月初旬のみ。大雨後は閉洞することがあり、道は濡れて急。
別ルート
西武秩父駅から浦山・常盤橋行きの西武観光バスも出ている。浦山口バス停で降り、徒歩約15分。
降りたあと
浦山口駅から、舗装された坂道を下ってから寺へ向かって登り、徒歩約15〜20分。

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