京都北西・御室No.243★★★地図で見る →
仁和寺
888年に宇多天皇が創建した世界遺産の門跡寺院。国宝の金堂と江戸期の五重塔を擁し、4月中旬には京都で最も遅く咲く御室桜が地面すれすれの高さで満開になる。

仁和寺は京都北西の御室に広がる静かな境内を持つ門跡寺院だ。御所から移築した国宝の金堂、1644年に建てられた五重塔、そして春の御室桜——この三つが仁和寺の顔である。御室桜は約200本、樹高が低く横に広がる特異な樹形で、花が咲く頃には人の顔の高さあたりまで枝垂れる。京都の他の名所の桜がほぼ終わった4月中旬、仁和寺だけが最後の桜の見どころとして開く。塔を背景に、手が届きそうな高さで桜の花と向き合える。
歴史・背景
仁和寺は仁和4年(888年)に宇多天皇が創建し、退位後みずから出家してここで暮らした。以後、皇族・宮家の方が住職を務める「門跡寺院」の伝統は明治まで続いた。現在地に立つ伽藍は主に江戸時代に整備されたもので、1613年(慶長18年)に御所から移築された金堂は国宝、1644年(寛永21年)完成の五重塔と仁王門は重要文化財。御室桜は低くこんもりとした独特の樹形で国の名勝に指定され、京都で最も遅咲きの桜として知られる。
見どころ(歩く順)

- 仁王門
- 二層の大門。境内への正入口
- 金堂(本堂)
- 1613年に御所から移築された国宝。阿弥陀三尊像を本尊とする
- 五重塔
- 1644年完成の重要文化財。春は桜越しに塔が見える
- 御室桜の苑
- 約200本の遅咲き低木桜。国の名勝。例年4月中旬が見頃
おすすめの楽しみ方
外周の仁王門エリアは年中無料で拝観できる。御室桜の見頃時期(御室花まつり・例年4月中旬ごろ)は御殿・桜苑への別途入場料が必要(開催期間と料金は毎年変わるためninnaji.jpで確認)。霊宝館(宝物館)は春・秋に特別公開。
実際の行き方
- 京都駅 → 市バス26系統西行き → 御室仁和寺バス停(約40分)。
- バス停から仁王門へ徒歩すぐ。
- 仁王門 → 金堂 → 御室桜の苑(桜の時期は別途入場料)。
- 市バス26系統または嵐電北野線
- 京都駅バス乗り場 → 市バス26系統(または59系統など)→ 御室仁和寺バス停 → 徒歩すぐで仁王門。バスで約40分。または:JR山陰線で花園駅下車→ 西へ徒歩約15分。
- 市バスで京都駅または金閣寺方面へ
- 御室仁和寺バス停から市バスで京都駅へ戻る(約40分)。金閣寺・龍安寺は同じ路線沿いなのでセットで周るのに便利。
行く前に
- 現金
- 市バスは均一運賃・ICカード(ICOCA・Suica)可。外周は無料。花まつり期間の御殿・桜苑への入場は別途有料(料金・期間はninnaji.jpで確認)。
- 定休
- 御室桜の見頃は例年4月中旬(他の品種より約2週間遅い)。年によって異なるためninnaji.jpで現年の情報を確認。内苑(桜苑)は花まつり期間のみ公開。
- 別ルート
- 龍安寺(枯山水・世界遺産)・金閣寺はどちらも徒歩か15〜20分のバスで行ける。北西エリアの半日周遊に向いている。
- 降りたあと
- 御室仁和寺バス停は仁王門のすぐ近く。嵐電(北野線)御室仁和寺駅も同様。