丹波篠山・河原町No.054地図で見る →

河原町妻入商家群

history穴場——実はすごい

兵庫県・丹波篠山の篠山城東に広がる、約600mの江戸期の商家通り。妻入り造りの建物が連なり、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

河原町妻入商家群
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

河原町は篠山城の東に延びる通りで、屋根の妻側(三角の側)を通りに向けた「妻入り」の商家が低く長く連なる。多くの家は間口が狭く奥に深い「うなぎの寝床」の造りで、建物のおよそ7割が妻入りだ。細い木の格子(千本格子)、漆喰縁取りの小さな二階窓(むしこ窓)、火除けの立ち上がり壁(うだつ)といった江戸期の意匠が今も残る。多くの家が今も住まいや店として現役で、博物館の展示でなく生きた町並みとして保たれている。

なぜ穴場のままか

近くの城が日帰りの人出を集め、この通りは城から歩いて東にあるため、手早い観光では素通りされ昼でも静かだ。英語の情報が少なく、外国人観光の導線からも外れている。

歴史・背景

町の起源は1600年代初め。1609年ごろに篠山城が築かれ、工事に伴い近くの川を南へ移した跡地に商人町が置かれた。河原町は旧京街道沿いの城下町の商いの中心として発展した。2004年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。2021年には通りの電柱が撤去され、往時の景観が取り戻された。

見どころ(歩く順)

河原町の商家通り663highland / CC BY 2.5
妻入りの商家
三角の妻側を通りに向けた家々。狭い間口と奥深い造りで、建物の約7割がこの妻入り
西坂家住宅
かつての醤油商の商家で、市の指定文化財
丹波古陶館
地区内にある、古丹波焼を展示する小さな資料館
電柱のない通り
2021年に電柱が撤去され、電線に遮られない江戸の町並みが広がる

おすすめの楽しみ方

約600mの通りを端から端まで歩き、妻入りの正面・木の格子・むしこ窓を一軒ずつ眺めるのがよい。すぐ西の篠山城とあわせて巡れば、城下町を半日でしっかり味わえる。

実際の行き方

起点
大阪駅
所要
約90分 · 電車+バス(約30分間隔)
降車
本篠山 バス停
  1. 大阪駅→篠山口駅(JR宝塚線/福知山線・丹波路快速・約65〜70分)
  2. 篠山口駅→本篠山(神姫バス・旧市街方面・西口2番のりば・約20分)
  3. 本篠山→河原町の商家通り(徒歩・バス停すぐ)
JR電車+神姫バス(篠山口経由)
大阪駅→(JR宝塚線/福知山線・丹波路快速・約65〜70分)→篠山口駅→(神姫バス・旧市街方面・約20分)→本篠山。バス停からすぐが商家群。計 約90分。電車もバスも日中はおよそ30分間隔——出発前に当日の時刻表を確認。
同じ経路で戻る
本篠山から神姫バスで篠山口駅へ戻り、JRで大阪へ。バスは夕方になると本数が減る。着いたらまず、帰りの時刻をバス停の掲示で確認して最終便を逃さないように。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
日本の田舎のバスは現金のみ・小銭精算のことが多い。運賃用の小銭と少額紙幣を用意しておく。
定休
今も人が住む家々。通りから眺めるだけにし、敷地や玄関に入らない。
別ルート
旧市街のレンタサイクルなら、篠山城とこの通りをひと巡りできる。
降りたあと
本篠山のバス停から保存地区の通りがすぐ横で、東へ延びる。ゆっくり端まで歩くだけ。

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