丹波焼
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

兵庫東・丹波篠山No.1010★★★地図で見る →

丹波焼

craft王道を、いちばんいい形で

日本六古窯のひとつが、名前のもとになった谷でいまも動いている。陶の郷は立杭の入口に組合が開いた公園で、集落じゅうの窯の売り場と、土に触れる工房と、登り窯がそろっている。

  1. 起点相野駅
  2. バス1本相野駅から神姫バス
  3. 降車陶の郷前(神姫バス)
  4. 徒歩
  5. 丹波焼

場所

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見どころ(歩く順)

立杭 陶の郷663highland / CC BY 2.5
  1. 窯元横丁組合の売り場。集落の窯がそれぞれの棚を持って並ぶ
  2. 陶芸教室成形も絵付けも自分の手で。焼くのは園が引き受ける
  3. 園内の登り窯斜面に沿ってレンガを積んだトンネル状の窯。集落の器を一度に焼く形
  4. レストラン獅子銀園の食事処。丹波の食材で組み立てた和食と喫茶
  5. 最古の登り窯集落に残る全長47メートルの連房式の窯。県の有形民俗文化財で、年に一度ほど火が入る

実際の行き方

  1. JR福知山線で相野駅へ。
  2. 駅前から清水行きまたは兵庫陶芸美術館行きの神姫バスで陶の郷前。
  3. まず窯元横丁、それから陶芸教室と園内の登り窯。
  4. 門を出て集落の最古の登り窯まで足を延ばし、バスで下りる。
相野まで出て、そこからバスで山へ
相野はJR福知山線の駅だ。駅前から、清水行きまたは兵庫陶芸美術館行きの神姫バスが焼き物の谷へ上がり、園の前で降ろしてくれる。ひとつ手前の立杭公会堂前で降りれば、集落を抜けて歩く道になる。曜日や時刻を選ばないのは、同じ駅前のタクシーだ。
相野へ下りる
帰りの限界を決めるのは列車ではなくバスのほうで、午後になると便が薄くなる。売り場に腰を落ち着ける前に、停留所の掲示で戻りを見ておきたい。行ってしまったあとでも、相野までなら距離は短く、タクシーで下りられる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

丹波は、中世から火を絶やさずに焼き続けてきた六つの産地のひとつだ。その仕事のすべてが、立杭というひとつの谷あいの集落から出てくる。ここの見どころは絵付けではなく、火のほうの偶然にある。長い焼成のあいだに松の薪の灰が器に降り、土と溶け合って、誰も塗っていない釉になる。組合の公園は集落の入口に立ち、その売り場には約50軒の窯元の器が、混ぜずに窯元ごとに並ぶ。門の外に出れば、その器をつくった仕事場が同じ道沿いに続いている。

おすすめの楽しみ方

一時間ではなく半日を見ておきたい。売り場と工房と二つの窯がひと続きになっていて、しかも帰りのバスが少ないからだ。最も古い窯には年に一度ほど火が入る。その焼成は昼夜を通して続き、見学は自由にできる。季節を選べるなら、緑の濃い時期がいい。木の斜面が屋根のすぐ上まで迫ってくる。

歴史・背景

この地の窯は平安時代の終わりから鎌倉時代の初めにさかのぼる。はじめは斜面に掘った穴のような窯で焼いていた。江戸のはじめに朝鮮式の登り窯が入る。斜面に半ば埋めるように築き、焼成室を連ねた形で、このとき一緒に伝わったのが、いまも立杭だけが左に回す蹴りロクロだった。1978年、「丹波立杭焼」の名で国の伝統的工芸品に指定される。2017年には、六古窯をひとつに束ねる日本遺産の認定を受けた。集落に残る最も古い登り窯は1895年の築である。

行く前に

現金
門をくぐった先のテーマ展示室には観覧料があり、陶芸教室は一点ごとの料金になる。園そのものの入園の扱いは近年変わっているので、古い案内ではなく門の掲示で確かめたい。窯元横丁は窯元が自分の器を売る場なので、カードのほかに小銭も持っておきたい。
知っておきたいこと
園は週に一日休み、年末年始も閉まる。館ごとに事情があり、改修や展示の入れ替えで片方だけ閉まっていることも起こる。集落の道も、斜面も、門の外の古い窯も、その事情の外にある。
別ルート
車なら舞鶴若狭自動車道の三田西ICから約10分、丹南篠山口ICからは約20分。駐車場は園内にある。車で来れば、集落と、近くの県立陶芸美術館をバスの時刻に縛られずに結べる。
降りたあと
陶の郷前で降りれば、門までは一、二分だ。立杭公会堂前からなら徒歩5分ほど、集落を抜けて上がっていく。展示より先に道のほうを見たいなら、こちらで降りるほうがいい。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。