
奄美・名瀬No.977★★★地図で見る →
本場大島紬
奄美で織り、島の鉄分を含む泥で黒くなるまで染める絹。織り場は訪ねて入れる場所ではないので、公の入口は港を見下ろす名瀬の市立博物館になる。
- 起点奄美空港
- 約50分空港からバス・車で約50分
- 降車長浜(しまバス)
- 徒歩
- 本場大島紬
場所
鹿児島のほかの記事 1件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 1階「黒潮に育まれた奄美」海とサンゴ礁、そして暖流が島に運んだ暮らし
- 2階「境界の歴史に育まれた奄美」琉球と薩摩のはざまで動いた島の歴史を、残った品物で追う
- 触れる織り機2階にある体験用の機。となりにはキビ搾りが置かれている
- 『南島雑話』の挿絵幕末の島の暮らしを描いた図。実物の民具と並べて見せる
- 3階「亜熱帯雨林に育まれた奄美」島の森と、ここにしかいない生きものたち
実際の行き方
- 奄美空港→名瀬(しまバスまたは車で約50分)。
- 「長浜」停留所→奄美博物館(坂を数分)。
- 1階→2階(織り機はここ)→3階。
- 帰りは同じ敷地の奄美文化センターへ。
- 奄美空港から名瀬へ下る
- 博物館は島の中心・名瀬にある。奄美空港からは車でおよそ50分、しまバスも同じ道を走る。大通りの「長浜」で降り、脇道を数分だけ上がると敷地に着く。
- 北へ戻る
- 帰りは同じ路線で北上する。ただし島の郊外路線は日中に本数が細り、最終も想像より早い。入館する前に戻りの便を決めておき、タクシーの番号も控えておきたい。
どんな場所か
本場大島紬は、織る前の糸に柄を染めておく手織りの絹だ。あとから布に模様を刷るのではない。色は二段階でつく。まず車輪梅——島の言葉でテーチ木——を削って煮出した液に糸を通す。次に、その糸を鉄分を含む泥田で揉み込む。ここで両者が反応して、あの深い黒褐色になる。島で織られた反物には、組合の地球印が付く。仕事場のほうは名瀬や集落に散らばるふつうの建物なので、旅行者がこの布に会える場所といえば、市の博物館ということになる。
おすすめの楽しみ方
開館は9時、入館の受付は16時30分まで。休みは毎月第3月曜なので、平日の午前が固い。順路は下から上へ。1階で海を見て、2階で島の歴史に入り、3階の森で終わる。2階の織り機は、この館で唯一「手を出していい」展示だ。
歴史・背景
奄美で絹が織られはじめたのは、それが売り物になるよりずっと前だ。1720年ごろ、薩摩藩は島の人が紬を着ることを禁じ、布は貢物として島の外へ出ていくようになる。市場に商品として並ぶのは明治のはじめで、いまの大島紬を決定づけている泥染めが定着したのもほぼ同じころだった。生産者の組合ができたのが1901年、国が本場大島紬を伝統的工芸品に指定したのが1975年である。
行く前に
- 現金
- 観覧料は窓口払い、バス運賃は車内払い。カードが使える前提で動かず、紙幣と小銭を手元に持っておくほうが確実だ。
- 知っておきたいこと
- 休館は毎月第3月曜と、12月28日から1月1日まで。奄美の夏の終わりは台風の季節で、まず止まるのが空の便と船の便だ。日程を決める前に現地の状況を確かめること。
- 別ルート
- 船で着く場合は、名瀬新港から坂を上って徒歩15分ほど。夜行で渡った日の最初の立ち寄り先にちょうどいい。
- 降りたあと
- 「長浜」の停留所から大通りを歩き、山側へ折れる。博物館は奄美文化センターと同じ敷地に建っていて、道から数分上がったところにある。
近くのノート
距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。
