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下鴨神社(賀茂御祖神社)

history王道を、いちばんいい形で

正式名称は賀茂御祖神社。市街地に残る原生林「糺の森」を700メートル歩いた先に、朱の楼門が待つ。1994年、ユネスコ世界遺産に登録。

下鴨神社(賀茂御祖神社)
実写(ライセンス済み)Mochi at Japanese Wikipedia / CC BY-SA 3.0

下鴨神社への道のりは、まず森に入ることから始まる。鴨川と高野川が分岐する「鴨川デルタ」を渡ると、糺の森と呼ばれる原生林が現れる。ケヤキやムクノキが頭上を覆い、砂利道の参道が約700メートル奥へと続く。街の音が消え、光が木洩れ日になる。やがて朱塗りの楼門が視界に入り、その奥に桧皮葺きの社殿群。794年の平安遷都以前から、鴨氏の氏神として祀られてきた場所だ。上賀茂神社と対をなす「賀茂の両社」として、長い歴史を静かに刻み続けている。

歴史・背景

賀茂御祖神社——通称・下鴨神社——は、794年の平安遷都以前から賀茂祭の記録が残る日本最古級の神社のひとつ。北にある上賀茂神社とともに1994年に世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録された。境内には重要文化財53棟・国宝2棟が現存し、本殿もその一つ。参道を包む糺の森は2000年以上そこに在り続けるとされ、樹齢600年を超える木も残る。

見どころ(歩く順)

下鴨神社(賀茂御祖神社)、糺の森を抜けて京都最古の社へnobu3withfoxy from Iga,Mie, Japan / CC BY 2.0
鴨川デルタ(鴨川・高野川の合流点)
鴨川と高野川が分岐するY字地点。ここから糺の森の参道が始まる
糺の森の参道
ケヤキ・ムクノキ・エノキなどが茂る原生林の中を通る約700メートルの参道
楼門
内苑への入口となる朱塗りの二層の門。1629年再建・重要文化財
本殿
三つの社殿を一棟の屋根で覆う構造の内苑中心部。国宝

おすすめの楽しみ方

鴨川デルタから入って糺の森を歩くのが、この神社の正しい楽しみ方。木立が光をやわらげ、川音が消えて街の気配も薄れていく。外苑(森の参道含む)は無料で6:30〜17:00開いている。毎年7月下旬の「みたらし祭」では、みたらし池に足を入れながら灯明を流す、京都独自の夏の行事が体験できる。おみくじやお守りは社殿近くで購入可。現金を用意しておくと安心。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約35分 · 京阪・出町柳へ
降車
出町柳駅(京阪鴨東線)から徒歩12分
  1. 京都駅→東福寺駅(JR奈良線・約6分)→京阪本線北行き→出町柳駅(約15分)。
  2. 出町柳駅から北へ徒歩約12分→鴨川デルタ→糺の森の参道入口。
  3. 約700mの森の参道を歩く→楼門→社殿。
京阪鴨東線・出町柳駅へ
京都駅→(JR奈良線または近鉄で約6分)→東福寺駅→(京阪本線北行きで約15分)→出町柳駅(終点)。駅から北へ徒歩約12分で鴨川デルタ・糺の森の入口へ。合計約35分。市バス205系統を使う場合は京都駅バス乗り場から下鴨神社前バス停まで約35分(230円)。
京阪で戻るかバス205系統
出町柳駅まで南へ戻り、京阪で東福寺駅→JR・近鉄で京都駅へ。または下鴨神社前バス停から市バス205系統で京都駅まで。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
外苑(糺の森)は無料。京阪はICカード(ICOCA・Suica)対応。みたらし祭などの特別行事や境内の一部は別途拝観料が必要な場合あり。おみくじ・お守りは現金。
定休
6:30〜17:00。本殿内は参拝者のみ立入制限あり。みたらし祭は例年7月下旬・葵祭は5月中旬にここが出発点となる。
別ルート
大阪(淀屋橋・京橋)からは京阪本線で直接出町柳駅まで乗り換えなし(約60〜70分)。
降りたあと
出町柳駅は京阪鴨東線の北の終点。駅を出て北へ徒歩約12分で鴨川デルタへ。そこから糺の森の参道を直進。

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