京都北・紫野No.219★★★地図で見る →

大徳寺

history王道を、いちばんいい形で

京都北西部に広がる22の塔頭を擁する臨済宗の大寺院。通年公開は龍源院・瑞峯院・大仙院・高桐院の4院。枯山水庭園の名品が集まり、茶の湯の完成者・千利休ゆかりの地。

大徳寺
実写(ライセンス済み)Markus Leupold-Löwenthal / CC BY-SA 2.0

大徳寺の塀の中に入ると、北西京都の街並みとは別の静寂が広がる。塀に囲まれた小路が続き、各所に塔頭の門が開く。大仙院の枯山水は部屋ほどの空間に山・谷・川・海を石と白砂で収め、それが宇宙の縮図だと禅は言う。高桐院の庭にはほとんど何もない——石灯籠一基と苔と、紅葉期には色づいたカエデの葉だけ。千利休がこの寺と関わり続けた理由は、余計なものを徹底して削る審美眼にあったのかもしれない。三門の二層に自分の像を置いた逸話は、秀吉との最後の一件になった。

歴史・背景

大徳寺は1315年、大灯国師(宗峯妙超)によって開かれた臨済宗の寺院。室町時代に天皇・将軍の帰依を受けて隆盛し、後に茶の湯の世界とも深く結びついた。千利休は1580年代に三門(山門)の再建を援助し、二層に自身の木像を安置したことが豊臣秀吉の逆鱗に触れ、1591年に切腹を命じられたとされる。1582年には本能寺の変で横死した織田信長の葬儀が境内で営まれた。境内には22の塔頭があり、そのうち常時公開は龍源院・瑞峯院・大仙院・高桐院の4院。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Markus Leupold-Löwenthal / CC BY-SA 2.0
高桐院(こうとういん)
1601年、細川忠興が建立。カエデが茂る参道と、石灯籠一基のみを据えたミニマルな苔庭が名高い
大仙院(だいせんいん)
1509年建立。山・川・海を石と砂で表した室町期随一の枯山水庭園がある
龍源院(りょうげんいん)
1502年建立。日本最小の石庭「滴滴壺(とてきこ)」を含む、五つの異なる庭を持つ
瑞峯院(ずいほういん)
キリシタン大名・大友宗麟が開基。石組みの中に十字架の形を秘めた庭が一部に残る

おすすめの楽しみ方

常時公開4院はそれぞれ別料金: 龍源院350円・瑞峯院400円・大仙院500円・高桐院600円。外苑(塔頭間の小路)は無料。2〜3院を回るなら1.5〜2時間が目安。高桐院の参道は紅葉期に特に有名。春と秋には通常非公開の塔頭の特別公開があるので、訪問前に日程を確認。庭の撮影は縁側からが基本で、各院によってルールが異なる。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約30分 · 市バスで約30分
降車
大徳寺前バス停(市バス205・206系統)
  1. 京都駅→市バス205・206系統→大徳寺前バス停(約30〜40分)。
  2. 南へ徒歩約3分→総門→塔頭間の小路へ。
  3. 好みの2〜3院を選んで個別入場(高桐院・大仙院・龍源院・瑞峯院)。
市バス205・206系統・大徳寺前へ
京都駅バス乗り場(D2のりば)→市バス205・206系統→大徳寺前バス停(約30〜40分)→南へ徒歩約3分で大徳寺の総門へ。または地下鉄烏丸線・北大路駅から西へ徒歩約12分、もしくは北大路バスターミナルからバス206系統で2停留所が速い。
バス205・206で京都駅、または地下鉄北大路駅から
大徳寺前バス停から市バス205・206系統で京都駅へ戻るか、東へ歩いて北大路駅(地下鉄烏丸線)から南行き(約13分で京都駅)へ。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
外苑・小路は無料。各塔頭拝観料は現金のみ: 龍源院350円・瑞峯院400円・大仙院500円・高桐院600円。市バスはICカード(ICOCA・Suica)可。
定休
常時公開4院はおおむね9:00〜17:00(高桐院は〜16:30)。季節特別公開は春・秋に追加院あり(日程はdiscoverkyoto.com等で確認)。
別ルート
大阪(梅田)からは阪急京都線で大宮駅→京都市バス205系統北行きで大徳寺前まで(合計約75分)。
降りたあと
大徳寺前バス停は北大路通沿い。バス停から南へ徒歩約3分で総門(大徳寺の外塀入口)。

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