マルキン醤油記念館
実写(ライセンス済み)Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0

小豆島・醤の郷No.1174★★地図で見る →

マルキン醤油記念館

food穴場——実はすごい

江戸後期、小豆島は産業を塩から醤油へ移した。そのとき生まれた蔵の町が今も残り、諸味を搾っていた工場の一棟が記念館として開いている。門の外には黒い板壁の蔵が続く。

  1. 起点高松駅
  2. 約1時間40分フェリー+バス・1日9便
  3. 降車丸金前バス停(小豆島オリーブバス坂手線)
  4. 徒歩
  5. マルキン醤油記念館

狙い目

小豆島の名前で先に出てくるのはオリーブと映画村で、日帰りの動線もだいたいそちらへ向かう。醤の郷は島の反対側、オリーブの停留所をいくつも過ぎた先にある。観光地の速度ではなく、今も製造が動いている町の速度で時間が流れている。

場所

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見どころ(歩く順)

醤油蔵通りpakku / CC BY 3.0
  1. マルキン醤油記念館妻にマルキンの印を掲げた、合掌造りの旧圧搾工場
  2. 館内の醸造道具現役だったころの桶・櫂・搾りの道具がそのまま並ぶ展示
  3. 隣の天然醸造蔵100年以上使われてきた木桶で今も仕込んでいる蔵
  4. 醤油蔵通り黒い板壁と瓦屋根が途切れずに続く、門前から北へ延びる道
  5. 馬木の蔵並み県が別の散策路として示す、もう一つの蔵の集まり

実際の行き方

  1. 高松駅からサンポートのフェリーターミナルまで徒歩約10分。
  2. 高松港→小豆島・池田港(国際両備フェリー・約60分、大人片道700円)。
  3. 池田港から小豆島オリーブバス坂手線で丸金前へ(約27分)。
  4. 丸金前で降り、記念館を見てから醤油蔵通りを北へ歩く。
高松港からフェリー、池田港でバスに乗り継ぐ
高松駅からサンポートのフェリーターミナルまで徒歩約10分。国際両備フェリーで小豆島の池田港へ約60分、大人片道700円で、日中は各方向およそ10便ある。池田港からは小豆島オリーブバスの坂手線に乗り、丸金前まで約27分。
丸金前から戻る
上りの坂手線で池田港前まで約26分。丸金前に停まる最終の上り便は、現行ダイヤで19時05分発。池田港発の高松行きフェリーの最終は20時00分だ。滞在の長さを決める前に、この二つを先に押さえておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

記念館が建つのは小豆島の南東、苗羽(のうま)。島がこの一帯を「醤(ひしお)の郷」と呼ぶ。もともとこの島の産業は塩だった。塩の値が崩れたとき、大阪へ塩を運んでいた船主たちが、代わりに醤油の造り方を持ち帰る。温暖な気候は発酵に向き、原料の塩は足元にあり、大豆と小麦は島の船がそのまま運べた。条件がそろっていた、というより、塩のために組み上がっていた仕組みが、そっくり積荷を替えたのだ。県道沿いには杉板を黒く焼いた壁と瓦屋根の蔵が一列に続き、記念館の建物もそのうちの一棟。搾るのをやめて、扉を開けた工場である。

おすすめの楽しみ方

開館は9時。門前まで来るバスは朝に偏らず日中に散っているので、早起きを強いられることはない。まず建物の中に入り、それから黒い壁の続く通りを歩く。道のつくりがそのまま順路になっている。午後の組み立ては帰りのフェリーから逆算するのが確実で、着く時刻よりも接続のほうが効いてくる。

歴史・背景

先にあったのは塩だ。小豆島は古代から塩を焼いてきたが、江戸後期には生産が過剰になり、島は資本と船を醸造のほうへ振り向けた。明治の1870〜80年代、島の醸造家はおよそ400軒まで増える。その後の整理で数は大きく減り、残った蔵が今の町並みになった。記念館の建物──もとは諸味からしょうゆを搾る圧搾工場──は1996年に国の登録有形文化財となった。同じ登録を受けた蔵は、隣り合う地区にも点在している。

行く前に

現金
記念館の入館料は公式サイトで大人500円、小学生250円と案内されている(確認時点)。フェリーの乗船券は港の窓口で買う。バスは小銭を持っていくと迷わない。
知っておきたいこと
通りに並ぶ蔵は今も稼働している製造施設で、見学できるのは記念館と、道から見える範囲まで。記念館には休館日があり、閉館時刻も時期で動くので、行く日の情報を公式サイトで確かめてから向かう。
別ルート
関西からなら、神戸発のジャンボフェリーが島の東端・坂手港に着く。坂手港から丸金前までは、同じ坂手線のバスで数停留所だ。
降りたあと
丸金前バス停は記念館の門の正面にある。降りて道を渡れば、もう入口だ。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。