奈良・奈良公園エリアNo.193★★★地図で見る →

東大寺と奈良公園

history王道を、いちばんいい形で

日本最大の銅製の大仏を安置する華厳宗大本山の寺院。大仏殿を包む奈良公園には約1,200頭の鹿が生息し、寺社と鹿が共存する景観が世界的に知られる。

東大寺と奈良公園
実写(ライセンス済み)Kudō Risaburō 工藤利三郎 (1848 – 1929) / Public domain

東大寺の大仏殿は世界最大の木造建築だ。現在の建物は1709年の再建で当初の規模の約3分の2だが、それでも圧倒的な大きさを持つ。内部には高さ約15メートルの盧舎那仏坐像が安置されており、両脇に菩薩像が立つ。寺を取り囲む奈良公園は約660ヘクタールの広大な敷地で、市内の主要な神社・寺院をつなぎ、神鹿と称される約1,200頭の鹿が自由に歩き回っている。鹿は人になれており、公園内で売られている鹿せんべいを求めて近づいてくる。

歴史・背景

東大寺は728年に聖武天皇が創建し、743年には疫病と政情不安を受けた国家的な祈願として大仏の鋳造を命じた。銅・錫・金を大量に消費したこの鋳造事業は数十年にわたり、当時の国家を挙げた一大プロジェクトだった。東大寺はかつて日本全国の国分寺を束ねる総国分寺であり、仏教と国家の関係の核心にあった。現在の大仏殿は1709年に再建された3代目で、それ以前の建物は戦乱と火災によって失われた。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Guilhem Vellut from Annecy, France / CC BY 2.0
南大門
13世紀建立の壮大な山門。両脇に立つ大型の木造金剛力士像(仁王)が正面から見える
大仏殿(金堂)
盧舎那仏(高さ約15m)を安置する木造大仏殿。内部の柱の一本に大仏の鼻の孔と同じ大きさとされる穴がある
二月堂
大仏殿の東側の丘に立つ舞台造りの堂。奈良の街を見下ろせる。3月の「お水取り」で知られる
公園内の鹿
参道から鳥居の間を歩き回る鹿。近くの売店で売っている鹿せんべいを求めて近づいてくる

おすすめの楽しみ方

南の南大門から入ると、仁王像が正面から目に飛び込んでくる。大仏殿は、観光バスが到着する前の早朝が最も静かだ。春・夏は7:30から開くので(季節によって異なる——公式サイトで確認)、なるべく早く来るのがおすすめ。大仏殿の後は東側へ坂を登り、二月堂の木製テラスから奈良全体を見渡す眺めも見逃せない。鹿は終日公園内にいる。

実際の行き方

起点
大阪難波駅
所要
約35分 · 近鉄・JR 頻発
降車
近鉄奈良駅(近鉄奈良線)
  1. 大阪難波(近鉄)→ 近鉄奈良駅(近鉄奈良線急行・約35分・直通)。
  2. 駅から東へ徒歩約20分、奈良公園を抜けて南大門 → 大仏殿。
  3. 大仏殿の後は東の坂を上って二月堂のテラスへ(眺望)。
近鉄奈良線で近鉄奈良駅へ
大阪難波(近鉄難波駅)から近鉄奈良線の急行に乗り、近鉄奈良駅まで直通(約35分・乗り換えなし)。京都からは近鉄京都線の急行で大和西大寺駅まで行き、奈良線に乗り換え(計 約45分)。近鉄奈良駅からは公園を東へ徒歩約20分で南大門に着く、またはバスも利用可。
帰りは近鉄奈良駅またはJR奈良駅から
大阪・京都へは近鉄奈良駅から急行で戻るのが最速。JR奈良駅(東大寺エリアから西へ徒歩約15分)からはJR奈良線で京都駅(約45分)、大和路快速で大阪方面へも行ける。両駅とも頻発で予約不要。
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行く前に

現金
大仏殿・境内拝観料: 大人800円。二月堂の外観・テラス見学は無料。鹿せんべい: 200円前後・公園各所で販売。近鉄・JRはICカード利用可。
定休
大仏殿は春・夏7:30開門、秋・冬は8:00開門(閉門は17:00・冬は16:30)。年中無休。10月には奈良のシカの角切り行事あり(雄のシカは毎年角が生え替わる)。
別ルート
JR奈良駅(大和路快速で大阪直通・奈良線で京都へ)は近鉄奈良駅から西へ徒歩約15分。奈良駅から東大寺の南大門まで徒歩約25分、またはバス。
降りたあと
近鉄奈良駅から登大路(のぼりおおじ)通を東へ徒歩約20分、奈良公園の北縁を抜けて南大門へ。

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