東京南部・世田谷No.078地図で見る →

等々力渓谷

nature穴場——実はすごい

世田谷区南部を谷沢川が刻んだ、約1キロメートルの樹林の渓谷。東京23区で唯一の渓谷で、奥には仏教寺院と小さな滝が待つ。駅から徒歩3分。

等々力渓谷
実写(ライセンス済み)おむこさん志望 / CC BY 3.0

等々力渓谷は、小さな谷沢川が世田谷区南部の武蔵野台地を刻んでできた、木陰の道だ。入口には赤いアーチの「ゴルフ橋」が架かり、川沿いの道が崖や湧水の細流、豊かな緑を経て奥の等々力不動尊まで続く。不動尊の下では、崖から湧水が「不動の滝」となって落ち、古くから僧の滝行(修行)に使われてきた場所だ。谷沿いには台地の地層を露わにした崖が見え、地名「等々力」はこの水のとどろく音に由来するとも伝えられる。渓谷は都市の中にあり、近くを鉄道が通っている。

なぜ穴場のままか

英語の旅行ガイドは大きな社寺ばかり勧めるため、世田谷の住宅地に隠れた樹林の谷はほとんど載らない。入口は道路の橋脇にある見落としやすい階段で、観光の主導線からも外れている。

歴史・背景

東京都は1999年に、この渓谷を景勝地(名勝)として正式に指定した。等々力不動尊は真言宗の満願寺の別院として記録されている。不動尊の下に落ちる「不動の滝」は湧水を源とし、古くからその名で知られ、僧の修行の場として使われてきた。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)おむこさん志望 / CC BY 3.0
ゴルフ橋
渓谷の入口に架かる赤いアーチの歩行者橋。かつてこの先にあったゴルフ場に由来する名
川沿いの道と崖
武蔵野台地の地層が露わな崖、湧水の細流、季節ごとの緑が続く木陰の遊歩道
等々力不動尊
木の展望デッキを持つ真言宗の仏教寺院。満願寺の別院
不動の滝
不動尊の下に落ちる湧水の滝。古くから僧の滝行に使われ、地名の由来とも伝わる

おすすめの楽しみ方

等々力駅の近くのゴルフ橋から入り、川沿いの道を奥の不動尊と滝まで歩き通すとよい。緑が最もみずみずしいのは晩春から夏にかけて。大雨のあとは倒木処理などで一部通行止めになることがあるので、遠出の前に世田谷区の公式サイトで確認したい。

実際の行き方

起点
渋谷駅
所要
約20分 · 電車・本数多い
降車
等々力駅(東急大井町線)
  1. 渋谷駅→自由が丘駅(東急東横線・特急、約7分)。
  2. 自由が丘駅→等々力駅(東急大井町線に乗り換え、約7分)。
  3. 等々力駅→渓谷の入口(ゴルフ橋の脇を下る、約3分)。
東横線+大井町線
渋谷駅→(東急東横線・特急、約7分)→自由が丘駅→乗り換え→(東急大井町線・各停、約7分)→等々力駅。移動は計約20分+短い乗り換え。どちらの路線も日中は数分おきに走るので、時刻表を調べる必要はない。
同じ経路を戻る
等々力駅から大井町線で自由が丘へ戻り、東横線で渋谷へ。電車は夜遅くまで頻繁に走るので、決まった帰り時刻を気にする必要はない。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
渓谷の散策は無料。寺の近くに小さな茶屋があるが、小さな店はカードを使えないことがあるので現金を用意しておくとよい。
定休
荒天のあとは安全のため一部が通行止めになることがある。行く前に世田谷区の公式サイトを確認。
別ルート
雨後に渓谷の道が閉鎖されていても、不動尊とその庭には上の道側から歩いて行ける。
降りたあと
等々力駅の南口を出て、大きな道を渡り、ゴルフ橋の脇の階段を谷へ下りる。徒歩約3分。

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