千葉南部・富津/竹岡No.107★地図で見る →
燈籠坂大師の切通しトンネル
千葉県富津市竹岡、燈籠坂大師への参道に開かれた手掘りのトンネルと切通し。全長約100m、高さ約10mの壁に手道具の跡が今も残る。

燈籠坂大師は、房総半島・富津市竹岡にある東善寺の大師堂。かつての参道は造海城のあった城山の尾根越えだったが、急すぎたため岩を直接掘り抜く道が通された。トンネルと切通しを合わせて約100m、壁は約10mに立ち上がり、掘り抜いた手道具の跡が岩肌に今も刻まれている。入口の目印は国道127号沿いの小さな赤い門で、車では通り過ぎやすい。
なぜ穴場のままか
英語の情報がほとんどなく、主要な観光ルートから外れ、入口も国道沿いの小さな門だけ。だから名所ではなく撮り手が見つける場所のままです。
歴史・背景
東善寺によれば、この道はまず明治から大正(1868〜1926年ごろ)にかけて手作業で掘られた。昭和初期には地元の人々が、対岸の鋸山で培われた石切り技法を用いてさらに掘り深め、現在の切通しの高さに仕上げた。弘法大師がこの地に休んだという言い伝えがあり、大師堂では今も毎月21日に縁日が営まれる。
見どころ(歩く順)

- 赤い入口の門
- 国道127号沿いに少し引っ込んだ小さな赤い門。参道の入口
- 背の高い切通し
- 高さ約10mの壁が約100mにわたって続くトンネルと切通し
- 手掘りの跡
- 岩肌に今も残る、手道具で石を切り出した溝の跡
- 燈籠坂大師の堂
- 切通しの先の石段を上った先に立つ東善寺の大師堂
おすすめの楽しみ方
国道127号・竹岡付近の小さな赤い門が目印で、駐車場から少し歩けば切通しに入れる。光が差し込む昼間が雰囲気豊かで、夏はトンネル内がひんやりと涼しい。
実際の行き方
- 東京駅→千葉駅(JR総武線快速・約40分)。
- 千葉駅→竹岡駅(JR内房線 普通・約70分/1時間に1本ほど)。
- 竹岡駅→赤い門(国道127号を南へ約1.5km・徒歩20分)。
- JR総武線快速+JR内房線
- 東京駅→(JR総武線快速・千葉方面 約40分)→千葉駅で乗換→(JR内房線 普通・館山方面 約70分)→竹岡駅。計 約2時間、乗換1回、約2,090円。注意:君津より南の内房線は日中1時間に1本ほど。出発前に次の発車を確認。
- 行きと同じ道を戻る
- 内房線で君津・千葉方面へ戻ります。列車は終日ありますが、この区間は1時間に1本ほど。竹岡に着いたら、まずホームの発車案内で次の便を確認してください。
行く前に
- 現金
- 拝観料はありません——開かれた参道で有料施設ではありません。この辺りの電車や店は現金のみのことが多いので小銭を用意。歩く分の水も持参を。
- 定休
- 静かな信仰の場です。特に堂で参拝の人がいれば声を落としてください。
- 別ルート
- 路傍歩きを避けたければ、竹岡駅からタクシーで数分。ただし常に待機しているとは限らず、電話で呼ぶ必要があるかもしれません。
- 降りたあと
- 竹岡駅から国道127号を南へ約1.5km(およそ20分)歩きます。小さな赤い入口の門は、道の内陸側に少し引っ込んでいます。