京都南部・宇治No.017地図で見る →

恵心院

history穴場——実はすごい

宇治川のほとり、平等院にほど近い真言宗の寺。一年の多くの時季に花が咲き、拝観は無料。

恵心院
実写(ライセンス済み)Vitalie Ciubotaru (talk) 16:39, 4 March / CC BY-SA 3.0

恵心院は宇治川のほとり、平等院鳳凰堂から少し上流に歩いたところに立つ。見どころは建物より境内の花だ。一年の多くの時季に何かしらの花が咲くように植えられ、拝観は無料。初夏の主な花は山吹・紫陽花・ノウゼンカズラで、6月の紫陽花が特に人を集める。本堂は公開されていないため、よく手入れされた花の庭と川辺の風景を味わう場所だ。

なぜ穴場のままか

日本有数の撮影名所から数分なのに、川を渡ってここまで来る人はほとんどいない。英語の情報がほとんど無く、駅と平等院を結ぶ主要な観光導線からも外れているため、静かなままだ。

歴史・背景

寺伝によれば、真言宗を開いた弘法大師(空海)が建てた龍泉寺を起源とする。1005年(寛弘2年)に、浄土教の名著『往生要集』を著した恵心僧都・源信が再興し、現在の寺名になったと伝わる。源信は、日本を代表する古典『源氏物語』宇治十帖で、ヒロイン浮舟を助ける横川の僧都のモデルとも言われ、小さな寺ながら文学史に大きな位置を持つ。

見どころ(歩く順)

恵心院の境内Vitalie Ciubotaru (talk) 16:39, 4 March 2009 (UTC) / CC BY-SA 3.0
参道と山門
川沿いから境内の入口へ上がる短い坂道
季節の花の境内
一年を通じて何かしら咲くように植えられた庭。山吹・紫陽花・ノウゼンカズラ
宇治川沿いの立地
川に面した静かな丘の上。平等院から歩いてすぐ
源氏物語のゆかり
再興した源信は浮舟を助ける横川の僧都のモデルとされる

おすすめの楽しみ方

山吹と紫陽花が見ごろの初夏がおすすめ。近くの平等院とあわせて訪ね、帰りは川沿いを歩けば宇治の川辺をひと通り味わえる。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約35分 · 電車+徒歩
降車
JR宇治駅
  1. 京都駅→JR宇治駅(JR奈良線・快速・約20分)。
  2. JR宇治駅→宇治川の土手へ。人混みと逆に上流へ歩く(約10分)。
  3. 斜面の短い坂を上って花の寺・恵心院へ(約5分)。
JR奈良線で宇治へ、そこから徒歩
京都駅→(JR奈良線・快速・約20分)→JR宇治駅→(徒歩・川沿いに約15分)→恵心院。計 約35分。JR奈良線の快速は日中ずっと本数が多いので、時刻表を気にする必要はない。
京都へ戻る電車は頻繁
JR宇治駅から京都駅へ戻る電車は日中ずっと本数が多く、最終接続を気にする必要はない。ただし寺の境内は17:00に閉まる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
境内の拝観は無料。中に小さな賽銭箱があり、数枚の小銭を入れるのは礼儀で、料金ではない。
定休
境内は9:00〜17:00、年中無休。生活のなかにある町の寺なので、声を落とし、道を外れずに。
別ルート
混み合う茶店の通りより、宇治川の土手歩きと組み合わせて。近くの平等院とあわせて回るのもよい。
降りたあと
JR宇治駅から川へ向かい、平等院の前を過ぎて上流へ土手を歩く。対岸で寺の坂道が斜面を登る。舗装路を約15分。

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