宇治・京都府南部No.260★★★地図で見る →

宇治上神社

history王道を、いちばんいい形で

本殿は平安後期(11世紀後半)の建立とされる、現存する日本最古の神社建築。国宝かつユネスコ世界遺産。宇治川を挟んで平等院と向かい合う。

宇治上神社
実写(ライセンス済み)Saigen Jiro / CC0

宇治川の東岸、小さな丘の麓に、宇治上神社はひっそりと建っている。桧皮葺きの本殿は年輪年代測定で1060年ごろの建立と確かめられた——現存する日本最古の神社建築だ。三棟の内殿がひとつの屋根の下に寄り添う構造は、流造りの穏やかなカーブとともに、長い年月の重みを静かに伝える。境内の隅には桐原水が湧き、かつてここから茶の点てる水を汲んだと伝わる。宇治は日本随一の抹茶の産地で、丘の周囲には茶畑が広がる。川の向こうには平等院の鳳凰堂。平安貴族が別荘を構えたこの土地の歴史が、今も形として残っている。

歴史・背景

宇治上神社と隣接する宇治神社は、かつて一体の社として対岸の平等院の鎮守社を務めていた。明治期の神仏分離によって現在の二社に分かれた。本殿は三棟の内殿を一棟の桧皮葺きの屋根でまとめた構造で、年輪年代測定により1060年ごろの建立と推定される——現存する社殿の中で最も古い。拝殿も鎌倉期(12〜14世紀)の建立とされ本殿同様に国宝。祭神は菟道稚郎子命・応神天皇・仁徳天皇の三柱。1994年に「古都京都の文化財」のひとつとして世界文化遺産に登録された。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Saigen Jiro / CC0
本殿
流造りの屋根を一棟にまとめた三つの内殿。1060年ごろ建立・国宝。現存最古の神社建築
拝殿
正面の礼拝の殿舎。鎌倉期の建立とされ、こちらも国宝
桐原水(きりはらのみず)
境内に湧く自然の泉。「宇治七名水」のひとつで、かつて茶道の水として用いられた
宇治川越しの眺め
参道から宇治川を挟んで平等院の鳳凰堂を望む(川を渡った対岸)

おすすめの楽しみ方

拝観無料・9:00〜16:30(年中無休)。本殿・拝殿・桐原水は境内のすぐ内側にあり、一周10〜15分で巡れる。宇治川西岸の平等院(拝観料700円)と組み合わせると、平安期の宇治の世界観を一度にたどれる。宇治は日本有数の抹茶の産地——駅から神社への道沿いに茶屋や抹茶ソフトの店が並ぶので、境内の前後に立ち寄りやすい。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約30分 · JR奈良線または近鉄
降車
宇治駅(JR奈良線)から徒歩8分
  1. 京都駅→JR奈良線→宇治駅(約17分)。
  2. 宇治駅→宇治橋を東へ渡る→川東岸を北へ徒歩約8分→神社入口。
  3. 拝殿→本殿→桐原水の泉。
JR奈良線で宇治駅へ
京都駅→(JR奈良線・快速または普通で約17分)→宇治駅。駅から宇治橋を東へ渡り、川の東岸を北へ徒歩約8分で神社入口。合計約30分。近鉄京都線で近鉄宇治駅まで(約25分)→徒歩約15分でも可。
JR宇治駅から京都駅へ
神社から徒歩約8分でJR宇治駅へ戻り、奈良線快速で京都駅(約17分)。終日本数多め。
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行く前に

現金
宇治上神社は無料。JR・近鉄はICカード(ICOCA・Suica)可。平等院(大人700円)と組み合わせる場合は現金を。
定休
9:00〜16:30・年中無休。丘の参道は木立の中で日陰が多め。本殿は通常内部への立入不可(外観の参拝)。
別ルート
大阪(難波方面)から近鉄で行く場合は、近鉄京都線を乗り通して近鉄宇治駅へ(京都駅経由で約50〜60分)。
降りたあと
JR宇治駅が最寄り。駅を出て東へ宇治橋を渡り、宇治川東岸の遊歩道を北へ徒歩約8分。

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