引田の町並み
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

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引田の町並み

〜醤油で栄えた風待ちの港町〜

history穴場——実はすごい

香川の東端、帆船が風を待った港町。本町通りには商家と醤油蔵が今も並び、そのうち二軒は扉を開けている。整えられた保存地区ではなく、人の住む通りとして続いている。

  1. 起点高松駅
  2. 約40分特急うずしお・直通
  3. 降車引田駅(JR高徳線)
  4. 徒歩
  5. 引田の町並み

狙い目

有名な町並みではないし、入口に門があるわけでもない。静かなのは、県の端にあるからだ。高松からの日帰りが引き返す地点より、さらに先にある。観光のために作られたものはない。開いている二軒は、現役の醤油蔵と、町が営む観光拠点だ。

場所

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見どころ(歩く順)

讃州井筒屋敷Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0
  1. 引田駅高徳線の無人駅。歩いて町並みへ入る玄関口になる
  2. 讃州井筒屋敷佐野家の商家を使った町の観光拠点。ショップ、食事、和三盆の型抜き体験がある
  3. かめびし屋数分先の醤油蔵。蔵の見学は事前予約制で、ショップは予約なしで入れる
  4. 本町通り港から内陸へ伸びる旧街道。間口の広い商家と虫籠窓が続く
  5. 誉田八幡宮通りの内陸側の端に立つ引田の氏神。町並みはここまで続いている

実際の行き方

  1. 高松駅→引田駅(JR高徳線・特急うずしお、乗り換えなしで約40分)。
  2. 引田駅→讃州井筒屋敷(北へ徒歩約10分)。
  3. 同じ通りをさらに数分歩いて、かめびし屋へ。
  4. 本町通りを内陸へ、誉田八幡宮まで歩いてから駅へ戻る。
高松駅から特急うずしお
高松駅→(JR高徳線・特急うずしお)→引田駅、乗り換えなしで約40分。普通列車も同じ線を走るが、所要はおよそ倍かかる。駅から町並みまでは、北へ徒歩10分ほど。
引田駅から戻る
特急うずしおは日中も高松方面へ折り返している。ただし引田駅は無人駅で、本数も間隔が空く。歩き始める前に帰りの列車を決めておきたい。きっぷはホームで確認・購入することになるので、その分の時間も見ておく。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

引田は、徳島との県境の手前、香川でいちばん東の町だ。港は紀伊水道に向いていて、帆船が風の変わるのを待つ「風待ち港」として栄えた。港から内陸へ、誉田八幡宮のほうへ伸びるのが本町通りで、そこに残る建物が商いの跡そのものになっている。間口の広い商家、虫籠窓、そして醤油蔵の白い長屋。二軒だけは今も扉を開けている。整えられた保存地区ではない。家には人が住み、通り自体は短い。だからこそ、ゆっくり歩ける。

おすすめの楽しみ方

まず讃州井筒屋敷から入るといい。午前の遅い時間に開き、午後の半ばには閉まるので、この営業時間が一日のかたちを決める。そこから、通りがまだ明るいうちにかめびし屋へ歩く。むしろの上の麹を見たいなら蔵の見学を先に予約しておく。ショップだけなら予約は要らない。通りは短く、誉田八幡宮まで往復しても、列車と列車の間に収まる。

歴史・背景

引田に船が寄るようになったのは室町のころで、紀伊水道へ出る風を待つ港として使われた。船のあとに醤油が続く。岡田家の醤油蔵「かめびし」は1753年からこの通りで醤油を造っていて、今も麹をむしろの上で育てる「むしろ麹製法」を続けている。建物は国の登録有形文化財だ。数軒先の佐野家は、屋号を「井筒屋」といい、酒と醤油を商った。その屋敷が今、讃州井筒屋敷として公開されている。

行く前に

現金
通りを歩くだけなら無料。讃州井筒屋敷は母屋の見学のみ有料で、ショップやカフェ、体験はそれぞれ別になっている。かめびし屋の蔵見学は事前予約制(確認時点で3営業日前まで)だが、ショップは予約なしで入れる。
知っておきたいこと
人が住んでいる通りなので、表示のある建物以外は私有地だ。讃州井筒屋敷は日中の営業で、水曜が休館(祝日にあたる場合は営業)。ここを軸に組むなら先に確かめておきたい。道は平坦で短いが、駅から通りまでは日陰が少ない。
別ルート
車なら、高松自動車道の引田インターチェンジから5分ほど。神戸・大阪・京都からの高速バスは高速引田バスストップに停まる。JRの引田駅とは別の場所なので注意したい。
降りたあと
引田駅から北へ、港の方向へ徒歩10分ほど。現代の道が商家のあいだで細くなるあたりから、旧い通りが始まる。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。