山梨東部・大月No.115地図で見る →

岩殿山

history穴場——実はすごい

山梨東部・大月の街の真上にそびえる岩山。東京スカイツリーと同じ標高634mの山頂に城跡があり、晴れた日には富士が正面に収まる。

岩殿山
実写(ライセンス済み)Σ64 / CC BY 3.0

桂川と葛野川が合流する大月の真上にそびえる岩殿山は標高634m——東京スカイツリーとちょうど同じ高さだ。山頂には、甲斐国の谷道を守った1500年代の戦国山城「岩殿城」の跡が残る。大月市が選ぶ「秀麗富嶽十二景」では8番の展望地に選ばれている。山頂南側の直下には「鏡岩」——小石が自然に固まった高さ約150mの岩壁——があり、大月駅周辺からも姿を望める。登山道は短いが鎖が張られた急な岩場を経て開けた山頂広場へ至る。2019年の落石以降ルートが変わっているため、出かける前に最新の通行情報を確認すること。

なぜ穴場のままか

観光バスの立ち寄る山ではなく、地元の登山者の山。英語の案内はほとんどなく駅から徒歩、落石の補修で登れるルートが変わるため、日帰りリストに載りにくい。

歴史・背景

この山はもともと岩殿権現という仏教の信仰の地で、山城となる以前から人々が訪れた。1500年代の戦国時代には地元の武家・小山田氏の居城となった。天正10年(1582年)、織田・徳川の軍が武田領に侵攻すると、家臣の小山田信茂は主君・武田勝頼を城に迎えず離反し、勝頼一行は近くの天目山で最期を迎えた。

見どころ(歩く順)

国道139号から見た岩殿山(大月)Σ64 / CC BY 3.0
鏡岩
大月駅から見上げられる高さ約150mの自然の岩壁
鎖場
山頂へ向かう急な岩場に固定された鎖
岩殿城の跡
小山田氏が拠った1500年代の戦国山城の遺構
秀麗富嶽十二景 8番
晴れた日に谷の尾根の切れ目に富士が収まる展望地

おすすめの楽しみ方

登山口はいずれもJR中央線・大月駅から徒歩圏。富士の眺めなら晴れた日、桜なら春の下部登山口付近がよい。落石の影響でルートが年ごとに変わるため、出かける前に最新情報を確認すること。

実際の行き方

起点
新宿駅
所要
約75分 · 電車+徒歩
降車
大月駅(JR中央線)
  1. 新宿駅→大月駅(JR中央線・中央特快で約60分、または特急かいじで約90分)。
  2. 大月駅→登山口(徒歩。最寄りルートで約15分、畑倉・浅利は約25〜40分)。
  3. 登山口→山頂の広場(鎖のある急な登り。まず現在の開通ルートを確認)。
JR中央線+登山口まで徒歩
新宿駅→(JR中央線・中央特快で約60分/特急かいじで約90分)→大月駅。そこから登山口まで徒歩:最寄りの強瀬(ふれあいの館)ルートで約15分、畑倉・浅利登山口は約25〜40分。新宿から計 約75〜100分。大月への電車は1時間に数本あり、時刻に縛られない。
大月駅からJR中央線で帰る
大月駅まで歩いて戻り、JR中央線で新宿・東京方面へ。電車は夕方以降も走るが、岩の段は日陰だと遅いので暗くなる前に下山し、着いたら大月駅で帰りの電車の時刻を確認しておくとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
山では支払いは不要で、登山道に店もない。水と駅用の小銭を持っておくとよい。
定休
手がかりの鎖が張られた急な岩場のある現役の登山の山。落石の補修で登れるルートが年ごとに変わるため、登る前に現在の登山口とルートを現地で確認を。歩きやすい靴で。
別ルート
登山口までの徒歩を短くしたいなら、大月駅から遠い登山口までタクシーも可。駅のタクシー乗り場で尋ねるとよい。
降りたあと
登山口はいずれも大月駅から徒歩圏で、歩いて向かう。案内表示や登れるルートは年ごとに変わるため、出発前に現在の登山口と道を現地で確認しておきたい。

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