神戸灘・摩耶山麓No.050★地図で見る →
青谷道
〜摩耶山へ続く古い石段の参詣道〜
摩耶山の南麓・青谷の谷筋を登る、石段の歴史的な参詣道。かつて天上寺への参拝者が歩いた、摩耶山の古い道のひとつ。

青谷道は、神戸市の灘区・中央区にまたがる摩耶山の南斜面、樹林に覆われた青谷の谷筋を登る道だ。山上の旧・天上寺へ参拝するために歩かれてきた歴史ある参詣道で、今も摩耶ケーブルとロープウェーの脇を上へと続く。下部は舗装された木陰の緩やかな道だが、不動滝を過ぎると土と石段に変わり、稜線へ向かって傾斜を増す。途中、茶園や馬頭観音の大きな像を経由し、短い道のりに山の歴史がいくつも折り重なっている。
なぜ穴場のままか
英語の案内表示はほとんどなく、神戸の夜景日帰りプランにも出てこない(どれもケーブルへ直行する)。市バスに乗り、さらに歩いて登る手間があるため観光客はほとんど通らない。六甲を歩く地元の人が、観光の乗り物と並走する静かな道として知っている。
歴史・背景
摩耶山の天上寺は伝承では7世紀の創建とされ、参拝の地として知られるようになった。その後、1925年に摩耶ケーブルが開業し、現在はロープウェーと接続して山上へ通じている。旧・天上寺の堂宇は1976年の放火により焼失し、仁王門だけが残って約1km北に再建。旧境内は道の終点付近に摩耶山史跡公園として整備されている。
見どころ(歩く順)

- 妙光院と馬頭観音
- 登山口近くの天台宗の寺。日本最大級とされる高さ約6mの青銅の馬頭観音像を祀る
- 静香園の茶園
- 神戸唯一とされる茶園で、1976年に青谷での茶の栽培が復活した
- 不動滝
- 舗装路が急な石段へと変わる地点にある、谷筋の小さな行場の滝
- 摩耶山史跡公園
- 1976年に焼失した旧・天上寺の跡地。焼け残った仁王門が今も立つ
おすすめの楽しみ方
青谷から青谷道を歩いて登り、山上からケーブルとロープウェーで下れば、登りは徒歩・帰りは楽に楽しめる。不動滝から先の石段は濡れて滑りやすいのでグリップのある靴で。ケーブルで下る予定なら、まやビューラインが運行しているか先に確認を——火曜は運休。
実際の行き方
- 神戸三宮駅から摩耶ケーブル下 バス停(神戸市バス18系統・約24分)
- 摩耶ケーブル下 バス停から登り口(徒歩数分・上り)
- 登り口から青谷の谷筋を稜線へ(徒歩・登り)
- 山上から麓へ(まやビューライン ケーブル+ロープウェー・約15〜25分)
- 神戸市バス18系統+徒歩
- 神戸三宮駅から神戸市バス18系統(新神戸経由・JR六甲道行き)に乗り、摩耶ケーブル下 バス停で下車、約24分。登り口はケーブル駅のすぐ上を歩いてすぐ。徒歩を含めて計 約30分。バスは平日はおおむね1時間に1本(土休日は約30分に1本)なので、出発前に当日の時刻表を確認。
- 帰りはケーブル、または同じバス
- 下りにケーブルを使うなら、山上からまやビューラインのケーブルとロープウェーで。火曜は運休で、夕方で運行が終わるので、着いたらまず当日の最終時刻を駅で確認。来た道を戻るなら摩耶ケーブル下 バス停から18系統で三宮へ。最終は夕方なので、停留所で帰りの時刻を確認。
行く前に
- 現金
- 神戸市バスはICカード・現金可、運賃はおよそ210円。念のため小銭を用意。
- 定休
- 石段は濡れて苔むすので、滑らない靴で。雨の日は避ける。
- 別ルート
- 疲れたら上りはケーブル、上部だけ歩いて下る。
- 降りたあと
- 摩耶ケーブル下 バス停からケーブル駅を過ぎ、案内表示のある石段の道へ。登り口まで徒歩数分の上り。