
静岡・三保半島No.762★★★地図で見る →
三保の松原
〜富士山と向き合う日本三大松原〜
静岡・三保半島の外海に沿って続く黒松の海岸。富士山とともに世界文化遺産に登録されている。無料で開かれ、浜から内陸の御穂神社へは老松の並木道がまっすぐ延びるが、そこまで歩く人は少ない。
- 起点静岡駅
- 約55分JR+路線バス
- 降車三保松原入口(しずてつジャストライン・三保山の手線)
- 徒歩
- 三保の松原
場所
静岡のほかの記事 16件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 御穂神社並木の内陸側の端に鎮まる、松原の守り神。歩き出しはここから
- 神の道神社から海へまっすぐ延びる、樹齢を重ねた黒松の並木道
- みほしるべ並木の海側にある静岡市のガイダンス施設。松原と富士の関わりを展示で見せる
- 羽衣の松伝説に名を残す松。すぐ隣に先代の幹が残されている
- 浜そのもの駿河湾に面した玉石の浜。松と波と山が一列に重なる
実際の行き方
- 静岡駅→清水駅(JR東海道本線)。
- 清水駅→三保松原入口(しずてつジャストライン・三保山の手線、約25分)。
- 三保松原入口→御穂神社、そこから神の道を海へ下る(徒歩約15分)。
- 同じ道を戻るか、浜沿いにみほしるべまで歩いてから引き返す。
- JRで清水へ、そこから三保山の手線
- 静岡駅→(JR東海道本線)→清水駅。清水駅から、しずてつジャストラインの三保方面行きバスで約25分、三保松原入口で降りる。停留所から浜までは徒歩15分ほど。駅から浜までおよそ1時間を見ておけばよく、神社側から歩くならもう少し足す。
- 三保松原入口から戻る
- 三保山の手線のバスは道路をはさんだ向かいの停留所から清水駅へ戻り、JRで静岡へつながる。市街地に比べて本数は少ないので、並木道へ下りる前に停留所の時刻を確かめておきたい。
どんな場所か
三保の松原は、清水港の北側を閉じる砂嘴・三保半島の外縁に沿って延びている。黒松は約7キロにわたって海岸線をたどり、近年の調査では3万本ほどを数える。片側は駿河湾、水の向こうに富士山が立つ。佐賀の虹の松原、福井の気比の松原と並ぶ日本三大松原の一つだ。黒い松、白い波、その背後の山。日本の絵師や浮世絵師がもっとも繰り返し描いた組み合わせが、この三つの重なりである。海岸は無料で、いつでも開いている。
おすすめの楽しみ方
駐車場から浜へ入るのではなく、神社から海へ向かって歩きたい。並木道はまっすぐで、日陰があり、起伏もない。しかも歩き終えたとき、富士山は背中ではなく正面にある。富士が見えるかどうかは時刻より空気の問題で、夏は霞のなかに何日も隠れ、冬の乾いた寒さのなかでくっきり立つ。見えたら儲けもの、松を見に来たのだと思って歩くのがちょうどいい。
歴史・背景
2013年、三保の松原は富士山の構成資産として世界文化遺産に登録された。山そのものではなく、湾ごしに富士を望むその眺めが評価されている。もっと古い由緒は羽衣伝説のほうだ。水浴びに降りた天女が松に羽衣を掛け、漁師がそれを手にする。返してもらうために天女は舞い、その物語が能『羽衣』になった。名を残した松はいまも波打ち際の近くに立ち、先代の幹がその傍らに保存されている。並木の内陸側の端に鎮まる御穂神社は、長くこの松原の守り手であり続けてきた。
行く前に
- 現金
- 松原も並木道も浜も無料で入れる。浜側には173台分の駐車場がある。バスの運賃は車内で支払い、ガイダンス施設は独自の開館日を持つ。
- 知っておきたいこと
- 海に開けているぶん、冬の駿河湾からの風は強い。並木道は日が落ちると照明がなく、浜は砂ではなく玉石なので、靴底の薄い履物では歩きにくい。
- 別ルート
- 清水港の江尻・河岸の市からは三保側へ渡る水上バスがあり、海を渡って歩く行程に変えられる。土日祝には「世界遺産三保松原」のバス停も使え、こちらは歩く距離がぐっと短い。
- 降りたあと
- 三保松原入口からは、御穂神社の方向へ南東の道を進む。神社の前で並木道を拾い、そのまままっすぐ海まで下る。全体で徒歩15分ほど。
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