猊鼻渓
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY-SA 4.0

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猊鼻渓

nature王道を、いちばんいい形で

岩手県南、砂鉄川がつくった石灰岩の峡谷。平底の木舟を船頭が棹で漕ぎ上り、帰りは流れに任せて下っていく。谷に沿った道がないので、通り抜けられるのは水の上だけだ。

  1. 起点一ノ関駅
  2. 約40分JR大船渡線+徒歩5分
  3. 降車猊鼻渓駅(JR大船渡線)
  4. そこから
  5. 猊鼻渓

場所

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見どころ(歩く順)

両岸の石灰岩の断崖663highland / CC BY-SA 4.0
  1. 乗船場げいびレストハウスの先、川に面した舟着場。ここで舟に乗り込む
  2. 両岸の石灰岩の断崖鏡明岩や凌雲岩など名を持つ岩壁。舟が近づくたびに船頭が読み上げる
  3. 上流の舟着場全員が舟を降りる河原。ここから谷の奥までは歩きになる
  4. 大猊鼻岩谷のいちばん奥に立つ大岩。舟下りの折り返し点にあたる

実際の行き方

  1. 一ノ関駅→猊鼻渓駅(JR大船渡線)。
  2. 猊鼻渓駅→乗船場(徒歩約5分)。
  3. 舟に乗り、大猊鼻岩の下の河原まで漕ぎ上ってもらう。
  4. そこから奥まで歩き、帰りは流れに乗って下って猊鼻渓駅へ。
一ノ関からJR大船渡線
一ノ関駅→(JR大船渡線に乗り換え)→猊鼻渓駅。そこから乗船場までは徒歩約5分。大船渡線はローカル線で列車の間隔が長いので、舟の切符を買う前に帰りの列車を決めておきたい。車なら東北自動車道・一関ICから東へ向かう。
猊鼻渓駅から戻る
乗船場から駅まで歩いて戻り、大船渡線で一ノ関へ。築堤の上のホームに待合所があるだけの無人駅で、みどりの窓口はない。支払いの手当ては乗る前に済ませておくこと。一本逃すと、舟に乗っていた時間より長く待つことになる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

砂鉄川が石灰岩を削ってできた谷で、両岸には切り立った壁がそのまま残っている。舟が行き来するのは約2キロの区間。流れに逆らって棹で押し上げ、帰りは流れに任せて下る。その多くの区間には、岸を歩ける道がそもそもない。岩の一つひとつに名がついていて、鏡明岩、凌雲岩、獅子ヶ鼻——船頭が舟を進めながら順に読み上げていく。いちばん奥では全員が河原に降り、そこから先は自分の足で歩く。

おすすめの楽しみ方

往復でおよそ90分。一日ではなく午後に収まる尺だ。出航は年の大半が8時半始まりで、秋が深まるにつれて終いの便が段階的に早まり、冬のダイヤでは9時半始まりになる。壁の紅葉は10月中旬から11月初めが盛りで、舟がいちばん混むのもこの時期にあたる。

歴史・背景

この谷が世に出るのは明治の終わりごろで、地元の人間が木流しに使う平底舟を借り、文人や画家を水の上へ案内したのが始まりだった。猊鼻渓という呼び名が定着したのも同じころだ。1925年に国の名勝に指定された。岩手県で最初の名勝であり、のちに日本百景にも選ばれている。どちらも建物ではなく、両岸の壁そのものが理由だった。舟を出していた者たちは、やがて今の運航会社にまとまった。

行く前に

現金
確認した時点の舟下りは大人2,000円。小学生と幼児にはそれぞれ別の料金がある。人数がまとまれば団体料金があり、貸切舟は乗船場の観光センターで別建ての料金になる。
知っておきたいこと
大雨や雷雨、強風、地震、川の増減水で安全が確保できないときは運航を取りやめる。舟そのものは通年で出ているが、天候次第という前提は変わらない。冬の舟には炬燵が入り、11月下旬から3月末までは出航が遅く、終いも早いダイヤに変わる。
別ルート
車なら東北自動車道・一関ICから。げいびレストハウスの駐車場は二百台規模あり、大船渡線の時刻表から受ける印象よりも、平泉と同じ日に組み合わせやすい。
降りたあと
猊鼻渓駅から乗船場までは徒歩約5分。川のほうへ向かい、道なりに進むとげいびレストハウスに出る。舟が客を乗せるのは、その数歩先の水際だ。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。