毛越寺
実写(ライセンス済み)Nerotaso / CC BY-SA 3.0

岩手南・平泉No.573★★★地図で見る →

毛越寺

history王道を、いちばんいい形で

かつて奥州随一の規模を誇った平泉の寺の浄土庭園。堂塔は失われ、その中心にあった池と、注ぎ込む流れと、礎石だけが発掘に基づいて整えられ、今も残る。

  1. 起点一ノ関駅
  2. 約20分JR在来線+徒歩
  3. 降車平泉駅(JR東北本線)
  4. 徒歩
  5. 毛越寺

場所

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見どころ(歩く順)

遣水Nerotaso / CC BY-SA 3.0
  1. 山門駅からの道が突き当たる入口。ここから境内が平らに開ける
  2. 本堂本尊の薬師如来を安置する、境内の中心となるお堂
  3. 大泉が池庭園の中心となる池。岸辺は荒磯と州浜で海辺の景を写している
  4. 遣水池へ蛇行しながら注ぐ細い流れ。発掘の成果に基づいて整備された
  5. 宝物館寺の歴史と平安期の出土品を伝える、境内の小さな展示館

実際の行き方

  1. 一ノ関駅→平泉駅(JR東北本線・北へ数駅)。
  2. 平泉駅→山門。西へ一本道を歩く。
  3. 山門から本堂へ進み、礎石と遣水を見ながら大泉が池を一周する。
  4. 宝物館を見てから駅へ戻るか、巡回バスで中尊寺へ向かう。
一ノ関から JR東北本線で
岩手のこのあたりの東北新幹線の玄関口は一ノ関で、平泉はそこから北へ数駅。在来線で10分とかからない。平泉駅からは西へまっすぐ一本道で、曲がる場所を覚える必要がない。
同じ線で一ノ関へ戻る
帰りも平泉駅の同じホームから一ノ関へ、行きと同じ数分で着き、そこで新幹線に接続する。ローカル線なので夕方以降は本数が細る。帰り際ではなく着いたときに発車時刻を見ておきたい。
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どんな場所か

毛越寺があるのは、岩手南部の小さな町・平泉の西寄り、起伏のない土地だ。平泉は一世紀のあいだ奥州藤原氏の本拠だった。最盛期の毛越寺は堂塔40、僧坊500を数え、寺自身の由緒は山上の中尊寺を凌ぐほどだったと伝えている。建物はほとんど残らなかった。残ったのは設計のほうだ。海辺の景を写したという大泉が池、そこへゆるやかに蛇行して注ぐ遣水、そして堂が建っていた場所を示す礎石の列。境内は国から特別史跡と特別名勝の二重の指定を受けている。

おすすめの楽しみ方

開門は8時30分、閉門は17時00分で、冬季は30分早まる。寒い時期に午後から向かうと、思っているより時間が残らない。平らで屋外だけの場所なので、山上の中尊寺と組み合わせやすい。水面を低い光が渡っているうちに庭を先に歩き、そのあとで坂を上るといい。

歴史・背景

寺伝では嘉祥3年、850年の開山とされる。慈覚大師円仁が霧の中で白鹿の毛をたどってこの地に堂を建てたという話が伝わる。それから3世紀後、藤原氏二代基衡がはるかに大きな伽藍の造営に着手し、三代秀衡の代に完成した。12世紀末に奥州藤原氏が滅ぶと伽藍は失われ、跡地は遺構と庭として残された。2011年、毛越寺は平泉を構成する5つの資産の一つとして世界遺産に登録されている。

行く前に

現金
確認した時点の拝観料は大人700円で、高校生と小・中学生には別の料金が設定されていた。券は山門の受付で買う。平泉は小さな駅なので現金を持っておきたい。
知っておきたいこと
境内は完全な屋外で、雨や雪をしのげる場所がほとんどない。夜間の拝観もない。11月上旬から春先までは閉門が30分早まるため、冬は昼を挟む時間帯に組むのが現実的だ。屋根の下に入れるのは本堂と宝物館くらいだと思っておくといい。
別ルート
岩手県交通の平泉巡回バスが駅と毛越寺・中尊寺を結んでおり、両方を午前中にまとめるならこちらが楽だ。車の場合は境内に大きな有料駐車場がある。
降りたあと
平泉駅から毛越寺までは約0.7km。駅を西側に出て、正面の道をそのまま進むと山門に着く。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。