秩父・皆野No.084★地図で見る →
蓑山・美の山公園
蓑山は埼玉・秩父盆地の真ん中に独り立つ標高581.5mの独立峰。山頂は眺望のひらけた花の公園で、春と秋の穏やかな朝には眼下の盆地に雲がたまることがある。

蓑山は、連なりをなす山々の多い秩父で珍しく、盆地の中央に単独で立つ独立峰だ。そのため山頂の公園からの眺めはほぼ一周にひらけ、眼下に秩父の街、その先に奥秩父の峰々が連なる。春と秋の風のない朝には盆地に雲海がたまり、周囲の尾根が海の上に浮かんで見える。それ以外の季節も、桜・ツツジ・アジサイが順に咲く山頂の公園として楽しめる。
なぜ穴場のままか
山頂へのバスはなく、小さな駅から徒歩約90分登るか、山頂道路を車で上がる人にだけ開かれている。英語の情報が少なく、秩父の主要な観光導線からも外れるため静かなままだ。雲海も風のない冷えた朝が必要で、狙って合わせにくい。
歴史・背景
山は県立自然公園の区域内にあり、山頂が公園として整備された。秩父市と皆野町にまたがり、秩父鉄道沿線からアクセスできる。埼玉県や地元の観光団体が、花と眺望と季節の雲海の山として紹介している。
見どころ(歩く順)

- 独立峰ならではの眺望
- ほかの山から離れて立つため、秩父盆地をほぼぐるりと見渡せる
- 約8,000本の桜
- ソメイヨシノ・ヤマザクラ・園芸品種が山肌を彩り、4〜5月に見頃
- ツツジとアジサイ
- 5月に約3,500株のツツジ、6月下旬〜7月に約4,000株のアジサイ
- 春と秋の雲海
- 風のない冷えた夜明けに盆地が低い雲で満ちる。4月と11月ごろが狙い目
おすすめの楽しみ方
4月の桜、5月のツツジ、初夏のアジサイに合わせて訪れ、山頂から盆地の大パノラマを満喫したい。雲海を狙うなら、冷え込んだ晴れた夜の翌朝、春か秋の無風の夜明け前に着くのがベストだ。山頂にバスも売店もないので、水と軽食は持参で。
実際の行き方
- 池袋→西武秩父駅(西武線・特急ラビュー・約80〜90分)。
- 西武秩父駅→御花畑駅へ徒歩(約5分)。
- 御花畑→親鼻駅(秩父鉄道・約10分、約2駅)。
- 親鼻駅→山頂公園へ徒歩(標識の登山道・約90分の登り)。
- 西武線+秩父鉄道、そこから徒歩約90分の登り
- 池袋(都心)→(西武池袋線・秩父線、特急ラビュー・約80〜90分)→西武秩父駅→徒歩約5分で御花畑駅→(秩父鉄道 長瀞・寄居方面・約10分、約2駅)→親鼻駅(美の山の登山口)→そこから標識の登山道を徒歩約90分で山頂公園へ。東京からは登りを含め計およそ3.5〜4時間。秩父鉄道は1時間に1〜2本ほどなので、出発前に当日の時刻表を確認。
- 明るいうちに下山・帰りの列車は駅で確認
- 登山道に照明はないので、明るいうちに下り始める。秩父鉄道は本数が少なく(1時間に1〜2本ほど)夕方以降はさらに減るので、着いたらまず親鼻駅で帰りの時刻を確認する。
行く前に
- 現金
- 山頂に店や自販機はないので、水・軽食・現金を持参する。地方の駅周辺は現金のみのことも多いので小銭も。
- 定休
- 公園自体はいつでも入れるが、雲海は冷えた晴れた夜の翌朝、無風の夜明けを狙う。
- 別ルート
- 登らずに行くなら、皆野駅からタクシーで山頂まで約20分。車なら山頂道路で頂上の駐車場まで上がれる。
- 降りたあと
- 親鼻駅から標識の登山道をたどると、独立峰を約90分(3.7km)登って山頂公園に着く。急な坂もあるので歩きやすい靴で。