埼玉・東秩父村No.089地図で見る →

大内沢 花桃の郷

nature穴場——実はすごい

埼玉の山あい、東秩父村の南向き斜面に住民が花桃を数千本植えた花の里。春先の二週間ほど、山肌全体がピンクと白に染まる。

大内沢 花桃の郷
挿絵(AI生成イラスト)© FNJ

花桃の郷は、東秩父村の大内沢地区に広がる南向きの花園。花桃(実でなく花を楽しむ観賞用の桃)を中心に、数千本ともいわれる花木が斜面を覆う。桜・レンギョウ・サンシュユ(黄色い花のミズキの一種)・梅・菜の花も一緒に咲くため、山肌は複数の色を同時にまとう。集落の途中の高台からは、段々の斜面とその背後に連なる秩父の稜線を見渡せる。地元では「桃源郷」と呼ばれるほど、盛りの時期の景色は鮮やかだ。

なぜ穴場のままか

集落に駅はなく、最寄り駅からのバスも1日数本だけ、しかも土日祝は全便運休。英語の情報もほとんど無い。この薄い、平日のみのアクセスが観光導線から外し、都心の公園のように混むことがない。

歴史・背景

植栽は、耕作されなくなった農地を活かそうという住民の取り組みから生まれ、むき出しの段々畑を春の名所へと変えた。現在は管理組合が維持を担い、来訪者に協力金を求めている。東秩父村は埼玉県で唯一「村」のままの自治体で、面積の約八割が山林だ。

見どころ(歩く順)

花桃の段々畑
南向きの棚田を覆う数千本の花桃(観賞用の桃)
春の花の競演
桜・レンギョウ・サンシュユ・梅・菜の花も同時に咲く
高台の展望
集落の途中から花咲く斜面全体を俯瞰できるビュースポット
秩父の稜線
花咲く農地の背後に連なる秩父の山々

おすすめの楽しみ方

見頃は資料上、三月下旬から四月上旬とされるが天候で前後する。村の開花情報を確認してから出かけよう。集落への道は狭く、現地では管理組合の協力金がかかる。最寄りバスは寄居発で平日のみの運行なので、訪問は平日に。

実際の行き方

起点
池袋駅
所要
約2時間 · 電車+バス(平日のみ)
降車
大宝 バス停
  1. 池袋駅→寄居駅(東武東上線・小川町で乗換・約1時間40分)
  2. 寄居駅→大宝バス停(イーグルバス和紙の里方面・約10分・平日のみ)
  3. 大宝バス停→花桃の段々畑(徒歩・上り・約10分)
東武東上線+イーグルバス
池袋駅→(東武東上線・寄居方面、多くは小川町駅で乗換・約1時間40分)→寄居駅→(イーグルバス和紙の里方面・約10分)→大宝バス停。計およそ2時間、これにバス待ちが加わる。重要: このバスは平日のみ・1日6本ほど(運転士不足のため、土日祝は全便運休)。出発前に当日のバス時刻表を確認し、平日に訪れる計画を。
同じ経路を逆に
帰りはイーグルバスで寄居駅へ戻り、東武東上線で池袋へ。平日でもバスは6本ほどで、夕方の便が最終になるため、着いたらまず大宝バス停で帰りの時刻を確認し、乗り遅れないように。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
この辺りの路線バスや村の露店は現金のみのことが多く、現地では協力金もかかる。小銭と小額紙幣を持って。
定休
見頃は概ね三月下旬〜四月中旬だけ。その時期を外すと見どころは少ない。
別ルート
車なら道の駅「和紙の里」経由で入り、斜面の下に駐車できる。平日のみ・本数の少ないバスを避けられる。
降りたあと
大宝バス停から県道を100mほど進んで脇道に入り、花桃の段々畑まで徒歩10分ほどの登り。

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