
秋田・男鹿 真山No.574★★地図で見る →
なまはげ
〜男鹿の来訪神〜
大晦日の夜、面をつけ藁をまとった来訪神が男鹿の家々を訪ねる。ユネスコ無形文化遺産だが、旅行者が立ち会える行事ではない。真山のなまはげ館と伝承館が、その一夜を通年で見せている。
- 起点秋田駅
- 約85分男鹿駅から予約制シャトル
- 降車男鹿駅(JR男鹿線)
- そこから
- なまはげ
狙い目
なまはげは知られていない行事ではない。全国区の知名度があり、ユネスコにも登録されている。届きにくいのは行事そのもののほうだ。年に一度、日が暮れてから、個人の家のなかで行われる。旅行者の座る場所はない。真山は、その行事を見せるために整えられた場所で、だから平日の昼間は静かに歩ける。
場所
秋田のほかの記事 34件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 展示ホール地区ごとに彫り分けられた面が並ぶ。同じ顔がほとんどない
- 映像ホール大晦日の一夜を追った記録映像。日中は繰り返し上映される
- 男鹿真山伝承館曲家を再現した建物。なまはげと家人のやりとりを実演で見せる
- 真山神社坂を上った先に建つ社。2月のなまはげ柴灯まつりの舞台
実際の行き方
- 秋田駅→男鹿駅(JR男鹿線・約60分)。
- 男鹿駅→なまはげ館(予約制のなまはげシャトル・約25分)。
- なまはげ館→隣の男鹿真山伝承館で実演を見て、そのまま徒歩で真山神社へ。
- なまはげ館の駐車場→男鹿駅(予約したシャトルで戻る)。
- JR男鹿線と予約制のなまはげシャトル
- 秋田駅→(JR男鹿線・約60分)→終点の男鹿駅。ここから予約制の乗合車「なまはげシャトル」でなまはげ館まで約25分。当日の飛び込みは受け付けていないので、旅程を組む段階で押さえておきたい。
- 真山から男鹿駅へ戻る
- 帰りも同じシャトルで、同じく予約が要る。往路を申し込むときに迎えの時刻まで決めてしまうのが確実だ。男鹿駅から秋田へ戻る列車は夕方以降も走るが、支線なので本数は多くない。ホームの時刻表で終列車を確かめてから腰を落ち着けたい。
どんな場所か
なまはげ館は、男鹿半島の内陸側、杉に囲まれた真山の斜面に建つ。展示ホールに並ぶ面はおよそ150。いまも行事を続けている男鹿の各地区から集めたもので、彫り方も角の形も地区ごとに違う。似た顔がほとんどないことが、この壁のいちばんの見どころになっている。隣には、この地方の民家である曲家を再現した伝承館があり、大晦日のやりとりが実演される。真山神社は、そこから坂を数分上ったところだ。
おすすめの楽しみ方
なまはげ館は8時30分に開き、17時に閉まる。休館日はないので、午前のうちに入っておけば、隣の伝承館の実演と真山神社までの坂を無理なく回れる。受付では館ごとに払わず、伝承館との共通券を頼むといい。季節を選べるなら2月。中旬の金・土・日に、柴灯まつりの火が神社の境内で焚かれる。
歴史・背景
名の由来は「ナモミ」だとされる。囲炉裏に長く当たった肌にできる火斑のことで、それを剥ぐ、つまり怠けを剥いで年を迎えるという意味になる。国が男鹿のナマハゲを重要無形民俗文化財に指定したのは1978年。2018年には、全国10件の来訪神行事をまとめた「来訪神:仮面・仮装の神々」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録された。真山神社のなまはげ柴灯まつりが始まったのは1964年で、行事を外の人に見せる場はこのとき生まれている。
行く前に
- 現金
- なまはげ館の入館料は受付で払う。隣の伝承館との共通券があり、金額は受付に掲示されている。シャトルの料金は、予約した事業者に支払うかたちになる。
- 知っておきたいこと
- なまはげ館に休館日はない。ただし真山は内陸の豪雪地で、冬はシャトルやタクシーの時刻が天候で動くことがある。出発の朝に予約先へ一本入れておくと安心だ。
- 別ルート
- 路線バスで向かう場合は男鹿北線と安全寺線を乗り継ぐことになり、降りてからも長い上り坂が残る。シャトルが取れなかったときは、男鹿駅からのタクシーが現実的だ。車なら、なまはげラインの巨大ななまはげ像のところで折れて坂を上る。
- 降りたあと
- 男鹿駅はJR男鹿線の終点で、シャトルの発着地でもある。ここからなまはげ館までは歩ける距離ではない。内陸へ入って坂を上る道のりになる。シャトルはなまはげ館の駐車場に着き、伝承館は隣、真山神社は徒歩数分先だ。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。
