角館 武家屋敷通り
実写(ライセンス済み)掬茶 / CC BY-SA 4.0

秋田・角館No.563★★★地図で見る →

角館 武家屋敷通り

history王道を、いちばんいい形で

城下町・角館に一本だけ残る侍町の通り。両側に黒板塀が続き、その上から枝垂桜が枝を垂らす。塀の内側には武家の旧家が六軒残り、うち五軒が屋敷の中を見せている。

  1. 起点秋田駅
  2. 約1時間5分秋田新幹線・1日約15往復
  3. 降車角館駅(秋田新幹線・田沢湖線/秋田内陸線)
  4. そこから
  5. 角館 武家屋敷通り

場所

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見どころ(歩く順)

岩橋家掬茶 / CC BY-SA 4.0
  1. 岩橋家萱葺きの上層武士の家。樹齢300年余りとされるカシワの大木が立つ
  2. 河原田家明治24年建築の主屋。長い修理を終えて公開が再開された四室構成の家
  3. 小田野家モミ・モミジにクマザサを配した前庭。京都の庭園作法を取り入れた植栽
  4. 青柳家のぞき窓のついた黒いささら子塀と、その奥に構える薬医門
  5. 石黒家現存する武家住宅では最も古いとされる萱葺きの主屋。築山とモミの庭

実際の行き方

  1. 秋田駅→角館駅(秋田新幹線こまち・約45分)。
  2. 角館駅→武家屋敷通りの入口・岩橋家側(北西へ徒歩約15分)。
  3. 河原田家・小田野家・青柳家の前を通って北へ歩き、突き当たりの石黒家まで、さらに徒歩約10分。
  4. そのまま西へ抜けて桧木内川堤へ出るか、外町を通って駅へ引き返す。
秋田新幹線で秋田駅から直通
秋田駅→(秋田新幹線こまち・約45分)→角館駅。そこから通りの手前側までは徒歩約15分、いちばん奥の石黒家までは徒歩約25分。こまちは上下それぞれ1日15本ほど停車する。東京駅からも乗り換えなしで、3時間あまりで着く。
角館駅から戻る
角館駅へ歩いて戻り、こまちで西へ秋田、東へ盛岡。どちらも約50分。夜は本数が減るうえ、1日1往復だけ角館を通過するこまちがあるので、遅い時間に動くなら発車案内を先に確認したい。同じ駅を終点とする秋田内陸線は、さらに本数が少ない。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

角館の城下町は仙北平野の北部に置かれ、町の中央に土塁の「火除け」を築いて、武家の住む内町と町人の住む外町とに分けられた。武家屋敷通りは、かつて角館城のあった古城山の麓から南へ延びる道で、今も時間を選ばず歩ける市道である。黒板塀の内側には中・下級武士の旧家が六軒残り、そのうち五軒が屋敷の中を公開している。通りの中ほどには左右に折れる枡形があり、城郭の技法をそのまま町割りに持ち込んだものだと伝わる。時代が変わっても区画が動かなかったため、塀の並びが今も乱れていない。

おすすめの楽しみ方

屋敷が開くのは9時。早いこまちで着けば、誰もいない通りを先に歩き、そのあとで中に入れる。桜は4月の後半で、通りの枝垂桜と、桧木内川堤におよそ2キロ続くソメイヨシノが数日違いで咲く。秋は同じ景色が逆になり、黒い塀の上に紅葉がかぶさる。

歴史・背景

今の城下町の形は1620年(元和6年)にできた。角館を治めていた芦名義勝が、たびたびの川の氾濫を避けて、古城山の南側に町を移したものだ。1656年(明暦2年)に芦名氏が絶えたあとは佐竹氏の一族が入り、廃藩まで続いた。通りの枝垂桜は、佐竹家に嫁いだ京都の姫が生家から持ち込んだものと伝わり、いまは国の天然記念物に指定されている。この一帯が重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたのは1976年(昭和51年)である。

行く前に

現金
通りそのものは市道で、歩くだけなら無料。公開している屋敷はそれぞれの門で拝観料を取る。地区内の小さな売り場はカードより現金のほうが確実で、各屋敷の開館時間と料金は仙北市が公開している。
知っておきたいこと
12月から3月は雪が深く、除雪はされていても足元は滑る。岩橋家・小田野家・旧松本家は暖かい季節のみの公開で、青柳家・石黒家・河原田家は冬も時間を短縮して開いている。晩冬の数週間は、岩橋家の門が日没後にライトアップされ、通りから眺められる。
別ルート
盛岡からもこまちで約50分。盛岡と秋田のあいだに角館を挟む行程が組みやすい。秋田空港からは乗合の「あきたエアポートライナー」が地区内の樺細工伝承館前まで約1時間で入る。
降りたあと
角館駅から北西へ徒歩約15分。岩橋家のあたりから黒板塀が始まり、そのまま北へ続いていく。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。