東京西・奥多摩No.005★地図で見る →
鳩ノ巣渓谷
東京西部の山あい・奥多摩、多摩川上流に約500 m続く渓谷。細い吊り橋「鳩ノ巣小橋」が架かり、JR青梅線の鳩ノ巣駅から歩いてすぐ。

鳩ノ巣渓谷は東京の西端・奥多摩の多摩川上流に広がる。約40 mの断崖の下、巨岩の間を抹茶色の水が流れ、渓谷には細い吊り橋「鳩ノ巣小橋」が架かる。整備された遊歩道は白丸ダム方面へ続き、新緑の季節から紅葉まで奥多摩きっての渓谷美として知られている。
なぜ穴場のままか
この地域の英語ガイドはたいてい奥多摩湖で止まり、最後の区間は1時間に1〜2本しか走らないローカル線のため、観光の主導線から外れて静かなまま。
歴史・背景
この渓谷は多摩川が秩父古生層を浸食してできた。「鳩ノ巣」の地名は江戸時代(1603〜1868年)に由来する。1657年の明暦の大火で江戸(現・東京)が焼けた後、復興に使う奥多摩の木材が多摩川を下って運ばれ、人夫の飯場と玉川水神社がここに置かれた。言い伝えでは、水神社に二羽のハトが巣をつくり霊鳥として守られたことが地名の起こりとされる。
見どころ(歩く順)

- 鳩ノ巣小橋
- 渓谷に架かる細い吊り橋。峡谷を真下に見下ろす最良の眺め
- 多摩川の淵
- 約40 mの断崖の下、巨岩の間を流れる翡翠色の澄んだ水
- 渓谷の遊歩道
- 白丸ダム方面へ続く川沿いの整備された散策路
- 紅葉
- 秋に木々が色づく名所として知られる
おすすめの楽しみ方
JR青梅線で都心から気軽に行ける半日の旅。鳩ノ巣駅から川へ下りて小橋を渡り、遊歩道を水沿いに歩く。青梅線は1時間に1〜2本で夕方に終わるので、着いたら駅で帰りの時刻を確認すること。川での遊泳は禁止。
実際の行き方
- 新宿駅 → 青梅駅(JR中央線・快速、約70分)。
- 青梅駅 → 鳩ノ巣駅(JR青梅線・奥多摩方面に乗り換え、約30分)。
- 鳩ノ巣駅 → 吊り橋・渓谷(徒歩、約3〜10分)。
- JR中央線+青梅線
- 新宿駅→(JR中央線・快速、約70分)→青梅駅→(JR青梅線・奥多摩方面に乗り換え、約30分)→鳩ノ巣駅。計 約100〜110分。青梅から奥多摩方面は別系統のローカル線で、青梅駅での乗り換えが必要。この区間は1時間に1〜2本ほどなので、出発前に当日の時刻表を確認してください。
- 同じ経路を逆に
- 帰りは来た道を戻ります。鳩ノ巣駅→(青梅線、約30分)→青梅→(中央線、約70分)→新宿。ローカル線の青梅線は1時間に1〜2本ほどで夕方には終わるので、着いたら鳩ノ巣駅で帰りの時刻を確認しておくと安心です。
行く前に
- 現金
- 渓谷には売店はありません。地方の小さな店や自販機は現金のみのことが多いので、現金を持っておくと安心です。
- 定休
- 渓谷は24時間開放で、入場は無料。吊り橋は雨のあとに滑りやすいので、濡れているときは足元に注意してください。
- 別ルート
- 最終列車を逃した場合、店やタクシーが比較的そろう最寄りは、同じ路線を2駅先へ進んだ奥多摩駅です。
- 降りたあと
- 鳩ノ巣駅から吊り橋・渓谷までは、歩いて約3〜10分です。