奥多摩・白丸No.069★地図で見る →
白丸ダム魚道
〜歩いて入れる地下水路〜
多摩川上流の小さな水力発電ダムに併設された、歩いて見学できる魚道。螺旋階段で地下に降り、魚がダムを越えるために造られた全長約330mの水路を歩ける。

白丸ダムは東京の西端・奥多摩を流れる多摩川上流にある小ぶりな水力発電ダム。見どころは魚道で、魚がダムを越えて泳げるようにした通り道のこと。地上から大きな螺旋階段が地下へと降り、全長約330m・高低差約27mの水路が続く。アユや陸封型のマスであるヤマメが段階的に遡上できるよう、要所に休憩用のプールが設けられている。この規模の魚道としては国内最大級とされ、期間限定で無料公開されている。
なぜ穴場のままか
英語の案内や情報がほとんどなく、入口が地味な職員用扉に見えるうえ、開放日が限られる。そのため多くの日帰り客は湖行きバスへ向かい、素通りしてしまう。
歴史・背景
ダムの正式名称は白丸調整池ダム。東京都の水力発電システムの一部として1963年(昭和38年)に稼働を始めた。ダムが魚の上下移動を遮っていたため、国(国土交通省)が2001年(平成13年)に魚道を新設した。全長と27mの高低差から国内最大級の魚道のひとつに数えられる。
見どころ(歩く順)

- 螺旋階段で降りる
- 地上から大きな螺旋階段が地下の水路へと続く
- 全長約330mの水路
- 高低差約27mを越えるためにダムを迂回する長い水路
- 休憩用のプール
- 遡上の合間に魚が休めるよう、流れを緩めた場所が点在する
- アユとヤマメ
- アユ(香魚)やヤマメ(陸封型のマス)などがこの魚道を利用する
おすすめの楽しみ方
公開日は限られる。おおむね4〜11月の週末・祝日、夏は7月中旬〜8月末が毎日開放(10:00〜16:00、最終入場15:30)。開放日は毎年変わるため、行く前に奥多摩町の公式サイトで最新予定を確認。入場無料。白丸・鳩ノ巣両駅は無人で券売機がないが、Suica・PASMOは使える——乗る前に十分な残高をチャージしておくこと。入口へは駅から橋を渡り南岸の道を徒歩10〜15分。
実際の行き方
- 新宿 → 青梅(中央線快速・青梅方面、立川経由、約75分)。
- 青梅 → 白丸(奥多摩行きの青梅線ローカルに乗り換え、約30分)。
- 白丸駅 → 魚道(橋を渡り南岸の道、徒歩約10〜15分)。
- 中央線+青梅線 約1時間50分
- 新宿 →(中央線快速・青梅方面、立川経由、約75分)→ 青梅駅 → 奥多摩行きの青梅線ローカルに乗り換え →(約30分)→ 白丸。白丸は無人の小さな駅。合計およそ1時間50分。土休日は東京駅発の直通「ホリデー快速おくたま」もあり、青梅での乗り換えを省ける。奥多摩方面の電車は1時間に1〜2本しかないので、出発前に当日の時刻表を確認。
- 夕方は本数が減る
- 青梅・東京方面へ戻る青梅線は1時間に1〜2本しかなく、夕方は本数が減る。出発前に帰りの時刻を調べておくか、着いたら駅のホームで確認を。
行く前に
- 現金
- 白丸駅・鳩ノ巣駅はいずれも無人で券売機がないが、SuicaやPASMOのタッチ改札は使える。乗る前にカードへ十分な残高をチャージしておくこと。魚道に売店はないので、水は持参を。
- 定休
- 魚道は開放日が限られる(4〜11月の週末・祝日、7月中旬〜8月末は毎日、10:00〜16:00)。まず奥多摩町の公式サイトで最新の予定を確認。
- 別ルート
- どちらの駅からも、川沿いの鳩ノ巣渓谷の遊歩道を歩けば、深い碧色のプールが見られる。
- 降りたあと
- ダムは鳩ノ巣駅と白丸駅のちょうど中間あたりにある。駅から川へ下り、多摩川に架かる橋を渡り、川の南側の道を通って入口へ。徒歩およそ10〜15分。歩道のない北岸の国道411号は歩かないこと。