
長崎・南山手No.774★★★地図で見る →
大浦天主堂
旧居留地の斜面に立つ、日本に現存する最古の教会堂。開堂からまもなく、浦上の村人たちがここを訪ね、隠して守ってきた信仰をフランス人司祭に打ち明けた。
- 起点長崎駅
- 電停から坂を5分路面電車・大浦支線
- 降車大浦天主堂電停(長崎電気軌道 大浦支線)
- 徒歩
- 大浦天主堂
場所
長崎のほかの記事 20件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 石段と正面八角の尖塔をひとつ載せた白漆喰の顔。石段の下から見上げるのがいちばんいい
- 日本之聖母像正面の入口に立つ聖母像。信徒発見を記念してフランスから贈られた
- バラ窓創建時のステンドグラス。原爆の被害を免れて残った一枚
- 身廊のステンドグラス戦後にパリから取り寄せられた窓。失われたぶんを補うために入れられた
- 旧羅典神学校堂のわきに建つ木造の神学校。いまはキリシタン博物館で、拝観券に含まれる
実際の行き方
- 長崎駅前→新地中華街(長崎電気軌道・本線)。
- 大浦支線に乗り換え、二つ先の大浦天主堂で降りる。
- 坂をのぼって拝観券を求め、石段を上がって正面へ。
- 堂内を見たあと、同じ敷地の旧羅典神学校(キリシタン博物館)へ。
- 長崎駅前から新地中華街で乗り換え
- 長崎駅前から本線に乗って新地中華街まで行き、そこで大浦支線に乗り換えて大浦天主堂で降りる。電停は坂の下にあり、みやげ物屋の並びの上に白い正面が顔を出している。
- 大浦天主堂電停から戻る
- 支線で新地中華街まで戻り、本線に乗り換えて長崎駅前へ。海沿いの松ヶ枝国際ターミナルのバス停も教会から歩いてすぐなので、支線が混んでいるときの別ルートになる。
どんな場所か
教会堂が立つのは南山手。開国後に外国人居留地が置かれた斜面で、石段をのぼりきったところにある。建てられたのは居留地のフランス人のためで、禁教の時代に長崎で処刑された二十六人の殉教者に捧げられた。堂はその殉教の丘のほうを向いている。白い漆喰の正面に八角の尖塔がひとつ立つ姿は、じつは創建時のものではない。最初の堂は木造で、のちに間口を広げ煉瓦で建て直された。いま見えているのはそのときの姿だ。日々のミサは隣の教会で行われるようになり、天主堂のほうは拝観と、年に数えるほどの日のために保たれている。
おすすめの楽しみ方
開くのは朝八時半で、受付は閉館の三十分前まで。ここから始めれば、南山手の丘をひととおり歩いても昼前に片づく。堂内は撮影できないが、それがかえって効く。構図を探す人がいないぶん、みんな立ち止まって見上げている。堂そのものは小さいので、急がずに一度立ち止まれば、それでもう訪れたことになる。
歴史・背景
禁教がまだ解かれていない1865年、浦上の村人たちが建ったばかりの堂を訪ね、自分たちも同じ信仰だと司祭に告げる。二百五十年ほどの潜伏の末のことだった。堂は1875年から1879年にかけて増改築され、煉瓦造となっていまの姿になる。1933年に当時の国宝に、戦後の文化財保護法のもとで1953年にあらためて国宝に指定され、2018年には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として世界遺産に登録された。
行く前に
- 現金
- 拝観料は確認した時点で大人1,000円、中高生400円、小学生300円。同じ敷地のキリシタン博物館の入館料も含まれている。入場券はオンラインでも買える。駐車場はない。
- 知っておきたいこと
- 拝観は3月から10月が8時30分から18時、11月から2月が8時30分から17時30分で、受付は閉館の30分前まで。教会の行事で拝観を休むことがある。堂内の撮影はできない。参道は坂と石段の組み合わせで、段差を避けて上がることはできない。
- 別ルート
- 海沿いの松ヶ枝国際ターミナルには長崎バスが停まり、そこから教会までは歩いてすぐ。客船で着いた場合や、港沿いを移動しているときはこちらのほうが早い。
- 降りたあと
- 大浦天主堂電停から、みやげ物の並ぶ坂を山側へのぼる。最後の石段の下に拝観券の窓口があり、その真上が教会の正面になる。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。