鯖江のめがね
実写(ライセンス済み)Opqr / CC BY-SA 4.0

福井・鯖江No.1093★★地図で見る →

鯖江のめがね

〜国産フレームの産地〜

craft穴場——実はすごい

福井市の南、平野にひろがるめがねフレームの産地。外から入れる窓口は業界の会館にあるめがねミュージアムで、地元製フレームの売り場と産地の歴史の展示、体験工房が同居している。

  1. 起点福井駅
  2. 約25分ハピラインふくい+徒歩
  3. 降車鯖江駅(ハピラインふくい線)
  4. 徒歩
  5. 鯖江のめがね

狙い目

鯖江は無名の町ではない。日本でめがねを買った人なら、テンプルの内側でこの地名を見たことがあるはずだ。意外なのは、町の側に見せるための設備がほとんどないことで、つくり手はあくまで働いている工房だ。だから来訪者の相手はミュージアムがほぼ一手に引き受けている。製造ラインを期待すると肩透かしを食うが、歴史の展示がついた良い売り場だと思って行けば噛み合う。

場所

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見どころ(歩く順)

鯖江駅前inunami / CC BY 2.0
  1. 鯖江駅前めがねをかたどったモニュメントと「めがねのまち」の広告塔が立つ玄関口
  2. めがねSHOP福井・鯖江のメーカーがつくったフレームを並べる、産地の売り場
  3. めがね博物館手仕事の時代の道具と、年代ごとのフレームを並べた展示室
  4. 体験工房予約制で、自分のフレームや小物を削り出せる作業台
  5. MUSEUM CAFE市内の菓子店がつくるスイーツを出す館内のカフェ

実際の行き方

  1. 福井駅→鯖江駅(ハピラインふくい線・普通で約15分)。
  2. 鯖江駅の東側→めがね会館(高速道路の方向へ徒歩10分ほど)。
  3. 館内は閉まる時刻の早い順から逆算して回る。遅い到着ならカフェと展示室を先に、売り場は最後でいい。
福井駅からハピラインふくい線でまっすぐ南へ
福井駅→(ハピラインふくい線・普通で約15分)→鯖江駅。そこから東へ徒歩10分ほどでめがね会館に着く。普通列車は日中も上下とも走っており、ICOCAなどの交通系ICカードが全線で使える。
北へ戻るか、南へ抜けるか
鯖江駅から同じ線で戻る。北へ行けば福井、南へ行けば武生・敦賀方面なので、往復ではなく途中に挟む立ち寄りとしても組める。夕方以降は本数が減るため、カフェに落ち着く前に発車表を見ておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

鯖江は福井市と越前市のあいだの平野にある小さな市で、日本のめがねづくりの中心地だ。国内でつくられるフレームのおよそ95%が福井県産で、その核が鯖江にあたる。ただし作業は大きな一つの工場ではなく、小さな工房に細かく分かれている。だから「ここを見れば全部わかる」という製造現場は町のどこにもない。代わりに産地が用意した表の入口が、県の眼鏡協会が運営するめがね会館のなかの「めがねミュージアム」だ。地元製フレームの売り場、産地の歴史の展示、そして削り出しの作業台が、一つの建物に収まっている。

おすすめの楽しみ方

館内はコーナーごとに閉まる時刻が違う。売り場は19時まで、展示室と体験工房は17時まで、カフェは16時までだ。四つとも回るなら、午後の早いうちに着いておきたい。フレームづくりの体験は当日ではなく事前の予約が要るので、作るのか見るだけなのかは出発前に決めておくといい。

歴史・背景

めがねづくりがこの地で始まったのは1905年。豪雪地の農閑期の仕事として、地元の有力者が大阪から職人を招き、農家に技術を教えたのが起こりとされる。技は一軒ずつ伝わって広がり、そのとき生まれた「一工程を一工房が受け持つ」分業の形は、いまも産地の骨格として残っている。のちに福井はチタン製フレームを世界で初めて実用の量産に乗せ、安く数をつくる産地から、精度で売る産地へと性格を変えた。

行く前に

現金
ハピラインふくい線ではICOCAなどの交通系ICカードが使える。館内の売り場とカフェは一般の店と同じように会計する。体験工房は別料金で予約が要るため、金額は当日ではなく申し込みのときに確認しておきたい。
知っておきたいこと
館内は水曜日と年末年始が休みで、週末だけで予定を組むと見落としやすい。鯖江は雪の多い土地で、冬は在来線が乱れることがある。駅からの道は平坦だが、途中に雨宿りできる場所はほとんどない。
別ルート
南から来るなら、同じ線で武生から一区間ぶん北上すれば鯖江に着く。北陸新幹線の越前たけふ駅からはタクシーやシャトルで結ばれている。車の場合、めがね会館は北陸自動車道の鯖江インターのすぐ近くだ。
降りたあと
鯖江駅は東側に出て、平坦な道を高速道路の方向へ歩く。目指すのは屋上に大きな赤いめがねを載せた白い建物で、少し離れたところからでも見つかる。ミュージアムはその中にある。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。