西条酒蔵通り
実写(ライセンス済み)東広島市 / CC BY-SA 4.0

広島東・西条No.1121★★地図で見る →

西条酒蔵通り

food穴場——実はすごい

灘・伏見と並ぶ日本三大銘醸地、西条。蔵は駅の南の一本の通りにまとまり、赤煉瓦の煙突と白壁が続く。改札を出たところから、そのまま歩き出せる酒どころだ。

  1. 起点広島駅
  2. 約50分JR・約40分
  3. 降車西条駅(JR山陽本線)
  4. 徒歩
  5. 西条酒蔵通り

狙い目

西条は穴場ではない。酒まつりの週末には全国から人が集まる。ただ、蔵は観光施設ではなく現役の醸造所だ。祭りを外した平日の通りは仕事の顔に戻る。配送のトラックが出入りし、シャッターは半分だけ開き、自転車の地元客が横を抜けていく。静けさは知られていないからではない。ここが今も働いている町だからだ。

場所

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見どころ(歩く順)

酒蔵通りの蔵の壁東広島市 / CC BY-SA 4.0
  1. 西条駅南口歩き出しの地点。駅の上階に東広島市の観光案内所がある
  2. 赤煉瓦の煙突蔵の名を縦に白く抜いた煙突。通りから読み取れる
  3. 白壁となまこ壁の蔵上は白漆喰、下は黒いなまこ壁。窓の多い長い蔵が続く
  4. くぐり門通りの中ほどの門。西条酒蔵通り観光案内所と珈琲店が入る
  5. 仕込み水の井戸蔵ごとの名の付いた井戸。水を味わえるよう開放されたものもある

実際の行き方

  1. 広島駅→西条駅(JR山陽本線・約40分)。
  2. 西条駅南口→酒蔵通り(南へ徒歩数分)。
  3. 酒蔵通りを東へ、くぐり門の観光案内所まで歩く。
  4. 同じ通りを西へ戻り、西条駅へ。
広島駅からJR山陽本線で西条へ
広島駅からJR山陽本線の白市・三原方面行きに乗り、西条で降りる。広島県の公式観光サイトは広島駅から電車で約40分としている。日中は本数があるので、時刻表を細かく調べなくても動ける。南口を出た時点で、すでに酒蔵通りの方角を向いている。
西条駅から戻る
西条駅からJR山陽本線で広島駅方面へ戻る。日中は本数があるが、夜は間隔が開く。蔵が閉まったあとまで残るなら、駅の掲示で時刻を確かめておきたい。西条駅は橋上駅舎で、南口・北口のどちらからでもホームに上がれる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

西条の蔵は町中に散っているわけではない。西条駅の南、一本の通り沿いに七つが並び、屋根の連なりがひと塊に見える。目印は赤煉瓦の煙突だ。蔵の名が縦に白く抜かれていて、どれがどの蔵かは煙突を読めば分かる。煙突の下では壁の配色が繰り返される。上は白い漆喰、下は黒いなまこ壁、あいだに瓦屋根。その背後を賀茂の盆地の稜線が閉じている。通りそのものは酒より古い。煙突が立つずっと前から、ここは山陽道だった。

おすすめの楽しみ方

南口を出て通りを東へ歩き、くぐり門で折り返せば、一往復で蔵の並びをひととおり見られる。仕込みは冬の仕事なので、蔵がいちばん動いているのは寒い季節だ。10月には駅周辺で酒まつりが開かれ、この週末だけは町の顔が変わる。

歴史・背景

この通りは、酒より先に街道だった。安土桃山から江戸のはじめにかけて西国街道が整備され、ここは「四日市」と呼ばれた宿場の目抜き通りになる。広島藩が直営した御茶屋(本陣)も置かれた。明治の中ごろ、町の真ん中に鉄道が引き込まれて停車場ができると、街道沿いの商家が次々に酒造りを始めた。赤い煙突が立ち並ぶ今の姿は、このときからのものだ。2017年、イコモス日本国内委員会は「西条の酒造施設群」を日本の20世紀遺産20選に選んでいる。

行く前に

現金
通りを歩くだけなら料金はかからない。見学・試飲・売店は蔵ごとに別々に運営されていて、無料のものと有料のものがある。小銭を含めて現金を少し持っておくと確実だ。通り沿いには仕込み水の井戸があり、水そのものを味わえるように開放されているものもある。
知っておきたいこと
蔵は現役の醸造所なので、見学や売店には蔵ごとの休みがある。通りは屋根のない一本道で、雨も冬の風もそのまま当たる。酒まつりの週末だけは、通りと駅周辺の人出が普段とまったく違う。
別ルート
車なら山陽自動車道の西条インターチェンジで降りる。市街には市営駐車場があり、東広島市が一覧を公開している。新幹線で来る場合の最寄りは東広島駅だが、酒蔵通りへは在来線の西条駅の方がはるかに近い。
降りたあと
西条駅の南口を出て、正面の道を下る。二分ほどで東西に走る一本道に突き当たる。それが酒蔵通りだ。左へ折れてそのまま進むと、くぐり門と観光案内所に着く。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。