大久野島
実写(ライセンス済み)Steffen Flor / CC BY-SA 2.0

広島東・瀬戸内海No.610★★★地図で見る →

大久野島

〜うさぎと毒ガス工場跡の島〜

history王道を、いちばんいい形で

瀬戸内海の小さな島。戦時中の毒ガス工場の遺構のあいだを、野生化した数百羽のうさぎが歩いている。本州側の忠海からフェリーで渡り、島は歩いて一周できる大きさだ。

  1. 起点三原駅
  2. 約45分JR+フェリー
  3. 降車忠海駅(JR呉線)
  4. そこから
  5. 大久野島

場所

広島のほかの記事 25件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

大久野島毒ガス資料館Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0
  1. 第二桟橋忠海からのフェリーが着く、島の東側の玄関口
  2. 大久野島毒ガス資料館工員手帳や作業服、製造装置の実物を収めた市営の小さな資料館
  3. 大久野島ビジターセンター資料館のすぐ隣。瀬戸内の海に向いた案内施設
  4. 長浦毒ガス貯蔵庫跡屋根の落ちたコンクリートの槽と壁が、道の上の木立に残る
  5. 島の周回道路起伏の少ない海沿いの道。ひと回りして桟橋に戻ってくる

実際の行き方

  1. 三原駅→忠海駅(JR呉線、約22分)。
  2. 忠海駅→忠海港(徒歩約7分)。
  3. 忠海港→大久野島 第二桟橋(フェリー、約15分)。
  4. 先に毒ガス資料館へ歩き、そのあと周回道路で島を一周して桟橋に戻る。
三原からJR呉線、忠海港からフェリー
三原駅→(JR呉線・約22分)→忠海駅。そこから忠海港まで徒歩約7分、フェリーで約15分の航路で第二桟橋に着く。三原は山陽新幹線の停車駅なので、県外から向かうならこの経路がいちばん素直だ。
第二桟橋から戻る
帰りも同じ第二桟橋から忠海港行きのフェリーが出る。忠海駅からは三原方面のJR呉線に乗る。どちらも夕方以降は本数が減る。島の宿は休暇村の一軒だけで、ほかに泊まる場所はない。帰りたくなってからではなく、着いた時点で最終便を確かめておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

大久野島は竹原市の忠海沖に浮かぶ島で、周囲は約4キロ。午後の数時間で歩いて一周できる大きさだ。海沿いに一本の道が島を巡り、浜とキャンプ場、それに島唯一の宿の前を通る。その道端で、野生化したうさぎが人を気にもとめずに草を食んでいる。多くの人はこれを見に来る。うさぎの背後、木立に半ば飲み込まれるようにして、砲台と毒ガス貯蔵庫のコンクリートが立っている。島に集落はなく、開発された場所もない。

おすすめの楽しみ方

船に乗っている時間は15分ほど。第二桟橋から資料館までも歩いてすぐなので、重たいほうの半分を先に済ませ、午後を周回道路にあてる組み立てができる。資料館は9時開館で、入館の受付は15時40分まで。最終便よりずいぶん早く閉まるので、後回しにすると取りこぼす。うさぎに餌をやるときは手から差し出さず地面に置くこと。道路の上では絶対にやらないこと。

歴史・背景

陸軍がこの島で毒ガスの製造を始めたのは1929年、それが終わったのは敗戦の1945年だった。工場の存在を伏せるため、市販の地図では島の部分が空白として扱われた。さらに古いのは砲台の跡で、瀬戸内のこの海域を守る要塞として築かれたものだ。竹原市が毒ガス資料館を開いたのは1988年。働いていた人たちが残した実物を軸に据えた展示になっている。

行く前に

現金
毒ガス資料館の入館料は大人150円。小銭を用意しておくとよい。忠海港の公共駐車場は無料で、フェリーで車を渡した場合は第二桟橋の無料駐車場が使える。
知っておきたいこと
資料館は年末年始が休館。資料館もフェリーも、本州の観光施設より終わる時間が早い。周回道路は海沿いで日陰が少なく、真夏はそこが効いてくる。
別ルート
広島からは海沿いにJR呉線をたどるか、山陽本線で三原まで行って乗り換える。忠海は呉線のちょうど中ほどにある。車なら山陽自動車道の河内インターチェンジから忠海港へ。港には無料の駐車場がある。
降りたあと
忠海駅から忠海港までは徒歩約7分。港で乗船券を買い、島の第二桟橋へ渡る。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。