滋賀・多賀・絵馬通りNo.048地図で見る →

多賀大社・絵馬通り

food穴場——実はすごい

滋賀県の多賀大社へ続く、古い店が並ぶ門前の参道。名物は、刃でなく糸で切る柔らかな餅「糸切餅」。

多賀大社・絵馬通り
挿絵(AI生成イラスト)© FNJ

絵馬通りは、駅前の大鳥居から多賀大社まで続く表参道。古い木造の店先と新しい商店が混在し、地元向けの店と参拝客向けの土産店が並ぶ。この通りの名物が糸切餅で、あんを包んだ柔らかな餅を、刃でなく張った糸を引いて切り分ける。多賀やをはじめとする老舗が門前でこの製法を守り、餅には白・青・赤の三本の筋が入る。

なぜ穴場のままか

多くの人が乗らない短い単線の支線の終点にあり、菓子も切り方も土地に密着していて、外国人向けの説明はほとんどない。

歴史・背景

多賀大社は、日本最古の神話で国を生んだ伊邪那岐命・伊邪那美命の夫婦神を祀り、延命長寿・縁結びの信仰を集めてきた。古い史書にも記され、室町期(14〜16世紀)には伊勢や熊野へ向かう人々が立ち寄った。豊臣秀吉の寄進で社殿が再建され、急な反りの太鼓橋が架けられた。庭園は国の名勝に指定されている。糸切餅の伝承は13世紀にさかのぼり、元寇を退けた感謝を込めて作られたとされる。三本の筋は元軍の旗印を、糸で切るのは戦を思わせぬためと伝わる。

見どころ(歩く順)

挿絵(AI生成イラスト)Saigen Jiro / CC0
絵馬通りの参道
古い木造の店先と現代の店が混在し、社へ向かう情緒ある通り
糸切餅
あんを包んだ餅を糸で切り分けた、白・青・赤の筋の入る名物
門前の老舗
多賀やなど、糸で切る製法を今も守る店が並ぶ
太鼓橋
豊臣秀吉の寄進で架けられたと伝わる、急な反りの橋

おすすめの楽しみ方

駅前の鳥居から社まで参道を歩きながら、糸切餅が形成され糸で切られる様子を眺め、当日中に食べる一箱を買うのがよい。餅は作りたてが一番。多賀大社の参拝や太鼓橋とあわせて巡りたい。

実際の行き方

起点
米原駅
所要
約45分 · 電車少なめ
降車
多賀大社前駅
  1. 米原駅 → 近江鉄道で高宮・彦根方面へ(約20分)
  2. 高宮駅か彦根駅で多賀線に乗り換え(日中。朝夕は直通あり)
  3. → 終点・多賀大社前駅で下車(米原から計 約32分)
  4. 参道を歩いて多賀大社へ(約10〜15分)
米原→近江鉄道→多賀大社前
米原駅(JRの主要駅)で、小さな私鉄・近江鉄道に乗り換える。終点の多賀大社前駅(多賀線の終点)まで乗車。乗車時間は計 約32分。朝夕は直通の列車もあるが、日中はふつう高宮駅か彦根駅で一度乗り換える。多賀大社前駅からは参道を歩いて社まで約10〜15分。列車は本数が少ない(おおむね1時間に1本)ので、出発前に当日の時刻表を確認。
帰り:夕方に向けて本数が減る
支線の列車は1時間に数本しかなく、夕方には運行が終わる。ここで確かな時刻は約束できないので、着いたら多賀大社前駅の掲示時刻表で帰りの発車時刻を確認すること。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
近江鉄道は小さなローカル線で、地方の店は現金のみのことが多い。小銭や小額紙幣を用意しておくとよい。餅は当日中が一番。
定休
ここは実際に人が参拝に使う門前の道なので、店だけでなく参拝者にも道を譲る配慮を。
別ルート
祭礼の日は狭い参道がすぐ混むので、できれば早めに。
降りたあと
多賀大社前駅から、大鳥居に向かって参道をまっすぐ歩き、社まで舗装路を約10〜15分。

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