千葉北部・香取No.112★地図で見る →
加藤洲十二橋めぐり
〜与田浦の水路をゆくサッパ舟〜
船頭が長い竿一本で押し進める平底の木造舟(サッパ舟)が、新左衛門川の狭い水路を進み、低い一枚板の橋を次々くぐる。

佐原の古い商家の町並みを抜けると、土地は与田浦へと平らに開ける。利根川と常陸利根川に挟まれた干拓の水郷「十六島」の一角だ。船頭が水底に竿を突いてサッパ舟を進め、かつて家と家をつないでいた一枚板の橋を次々にくぐる。名の由来となった十二の橋のうち十一が今も残り、舟は菖蒲園「水郷佐原あやめパーク」を発着する。
なぜ穴場のままか
多くの人は絵になる町なかの舟に乗る。この水郷の舟は数キロ東のあやめパーク発で、英語の案内も少なく、タクシーか本数の少ないバスが要るため静かなまま。
歴史・背景
江戸時代(1603〜1868年)に干拓されたこの一帯では、加藤洲の水路沿いの家々が道でなく舟で田を行き来していた。新左衛門川に架かる十二の簡単な板橋が「十二橋」の名の由来。そのひとつ「思案橋」は、旅人が近くの潮来の花街へ繰り出すかどうか迷った橋と伝わる。
見どころ(歩く順)

- 水郷佐原あやめパーク
- 舟の発着地となる菖蒲園。約400品種の花菖蒲が初夏に咲く
- 竿で操るサッパ舟
- 水底に長い竿を突いて進める平底の木造小舟
- 十一の小橋
- 新左衛門川にかかる低い一枚板の橋。十二のうち十一が現存
- 与田浦の水郷
- 水郷「十六島」の干拓の水路と田
おすすめの楽しみ方
最盛期は5月下旬から6月。あやめパークで花菖蒲が咲き、舟も賑わう。狭い水路を行く竿さばきを眺め、頭上をかすめる橋を楽しみたい。舟賃は1艘あたり約7,500〜8,000円・現金を用意。花菖蒲まつりの期間は佐原駅からシャトルバスが毎日運行される。
実際の行き方
- 東京駅 → 成田駅(総武快速・約70分)
- 成田駅 → 佐原駅(成田線普通・約30分)
- 佐原駅 → 水郷佐原あやめパーク(タクシー約15分、または佐原循環バス約35分)
- パークで竿差しのサッパ舟に乗り橋をくぐる
- 総武・成田線で佐原へ、そこからバスかタクシー
- 東京駅→(総武快速・約70分)→成田駅→(成田線普通・約30分)→佐原駅。佐原駅から発着地の水郷佐原あやめパークまでは、タクシー約15分、または佐原循環バス(北佐原・新島ルート)約35分。計 約2時間20分〜2時間45分。循環バスは1日6本ほど・平日のみのため、出発前に当日の時刻表を確認。
- 暗くなる前に戻る
- 循環バスは本数が少なく、舟も日中のみ。帰りは佐原駅までタクシーが確実。着いたらまずパークで当日のバスと舟の時刻を確認。
行く前に
- 現金
- 舟賃は1艘あたり約7,500〜8,000円で、カード不可の場合もあるため現金を用意。
- 定休
- 舟は主に晩春〜初夏の日中のみ。園は花菖蒲の見頃(5月下旬〜6月)が最も美しい。
- 別ルート
- 花菖蒲まつり(5月下旬〜6月)の期間は、佐原駅からあやめパークへ毎日運行のシャトルバスがあり、本数の少ない循環バスより楽。
- 降りたあと
- 舟は水郷佐原あやめパークを発着。佐原駅からタクシー約15分。徒歩は遠すぎる。