香取神宮
実写(ライセンス済み)Zairon / CC BY-SA 4.0

千葉・香取No.946★★地図で見る →

香取神宮

history穴場——実はすごい

利根川の南、千葉県香取市の森の台地に鎮まる、全国の香取神社の総本社。老杉に囲まれた玉砂利の参道の先に、徳川幕府が建てた朱の楼門と、黒漆塗りの社殿が並ぶ。

  1. 起点東京駅
  2. 約2時間JR+タクシー
  3. 降車佐原駅(JR成田線)
  4. そこから
  5. 香取神宮

狙い目

有名な神社であって、隠れた場所ではない。ただし歩いて行きにくい。最寄りの香取駅は無人で、境内までは少し距離がある。この一帯を訪れる人の多くは、水郷の商家町・佐原で足を止めてしまう。だから参道は、社格のわりに静かだ。

場所

千葉のほかの記事 50件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

香取神宮 拝殿Saigen Jiro / CC0
  1. 表参道の朱の大鳥居新しい木で建て替えられ、朱を塗り直したばかりの入口
  2. 老杉の参道玉砂利を踏んで上る道。両脇には杉に混じって桜と楓が植えられている
  3. 楼門幕府造営の重要文化財。楼上の額は東郷平八郎の筆による
  4. 拝殿と本殿朱ではなく黒漆で塗られた社殿。梁には金と極彩色の彫刻が入る
  5. 要石境内の西にある小さな凸型の石。地震を起こす大鯰を押さえていると伝わる

実際の行き方

  1. 東京駅→佐原駅(JRで成田へ、成田線に乗り換え)。
  2. 佐原駅→香取神宮(タクシー、または香取市の循環バス)。
  3. 麓の大鳥居→老杉の参道→楼門→拝殿(徒歩・上り)。
JRで佐原へ、そこからタクシー
東京駅から成田方面のJRで成田へ出て、成田線に乗り換えて佐原駅。駅前からタクシーで約10分で神宮に着く。佐原駅からは香取市の循環バスも神宮まで走っている。
佐原へ戻る
同じくタクシーか循環バスで佐原駅へ戻り、東京方面の列車に乗る。帰りの足は、境内に入る前に手配しておきたい。夕方の列車の時刻は、着いたときに佐原駅で確かめておくと安心だ。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

香取神宮は、関東を中心に全国およそ400社ある香取神社の総本社である。祀られているのは剣の神、経津主大神。鹿島神宮・息栖神社と並んで「東国三社」に数えられる。境内があるのは利根川の南に広がる台地の森のなかだ。参道は麓の朱の大鳥居から始まり、玉砂利を踏んで老杉のあいだを上っていくと、その先に楼門が立つ。門をくぐった先の社殿は朱ではなく黒漆で塗られていて、そのぶん梁にほどこされた金と極彩色が強く目に入ってくる。

おすすめの楽しみ方

下るのではなく、上って参拝したい。麓の大鳥居から入り、杉のあいだを上っていくと、参道の頂点で楼門に出会うことになる。境内は自由に歩けるが、授与所や祈祷の受付には時間があるので、そちらを先に済ませておくといい。あとは水郷の商家町・佐原とあわせれば、半日の行程になる。

歴史・背景

創建は記録ではなく伝承にさかのぼるほど古い。平安時代に編まれた官社の一覧『延喜式』神名帳で「神宮」と記されたのは、伊勢・鹿島・香取の三社だけだった。いまの本殿と楼門は元禄13年(1700年)に徳川幕府が造営したもので、ともに重要文化財。唐時代の銅鏡「海獣葡萄鏡」は国宝に指定されている。表参道の朱の大鳥居はぐっと新しい。建て替え前の鳥居が大正15年の建立で、いまの鳥居が建ったのは2025年のことだ。

行く前に

現金
境内の参拝に料金はかからない。国宝の銅鏡を収める宝物館は改修のため長期休館で、再開の時期は公表されていない(確認時点)。授与所や祈祷の受付は楼門の内側にある。
知っておきたいこと
境内では数年にわたって修営が続いており、拝殿の塗り直しや大鳥居の建て替えが行われてきた。工事の進み具合によっては、一部で立ち入りが制限されることがある。参道は玉砂利の上り坂だ。
別ルート
東京駅からは佐原・鉾田方面の高速バスが「香取神宮」に停まり、鳥居までは歩いて数分。ただし一日の本数は限られる。車なら、東関東自動車道・佐原香取ICを降りてすぐだ。
降りたあと
佐原駅からはタクシーが早い。歩きたいなら一つ先の香取駅(無人駅)で降り、そこから約2キロ、30分ほどで参道の麓に着く。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。