錦帯橋
実写(ライセンス済み)そらみみ / CC BY-SA 4.0

山口東・岩国No.600★★★地図で見る →

錦帯橋

history王道を、いちばんいい形で

錦川に架かる五連の木造アーチ。背後の尾根には天守が乗る。三百五十年のあいだ順番に架け替えられてきた、いまも使われている木の技術で、渡ってみることがそのまま体験になる。

  1. 起点岩国駅
  2. 約35分JR岩徳線+徒歩
  3. 降車川西駅(JR岩徳線)
  4. そこから
  5. 錦帯橋

場所

山口のほかの記事 13件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

岩国城天守そらみみ / CC BY-SA 4.0
  1. 橋の下の河原継手と巻きガネを真下から見上げられる砂利の岸
  2. 渡る五連のアーチ反りごとに段が刻まれた、幅およそ5メートルの橋面
  3. 吉香公園城側の旧武家地。いまは芝と水路と古い門が残る
  4. 岩国城ロープウェイ公園から城山の森へ上がるロープウェイ
  5. 岩国城天守尾根に建つ再建天守。五連のアーチと錦川の湾曲を見下ろす

実際の行き方

  1. 岩国駅から川西駅へ(JR岩徳線・二駅)。
  2. 川西駅から錦川の西岸を北へ、アーチが見えるまで歩く。
  3. 町側の岸まで渡り、もう一度アーチを踏んで戻る。
  4. 吉香公園を抜けてロープウェイに乗り、尾根の天守まで上がる。
JR岩徳線・岩国から
岩国駅から岩徳線で川西駅へ、内陸へ二駅。この支線は本数が多くない。ホームを出る前に帰りの時刻を見ておきたい。
川西駅から戻る
西岸を南へ下って川西駅に戻り、岩徳線で岩国駅へ。山陽本線と新幹線の接続はそちらにある。夕方から先は間隔が開くので、城山に上がる前に帰りを決めておくほうがいい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

五つの木のアーチが、錦川の上を段になって渡っていく。上っては下るので、歩く面のほうが橋そのものより長い。橋の長さは193.3メートル、橋面に沿えば約210メートルになる。アーチは短い材を継手と仕口で噛み合わせ、その上から巻きガネとカスガイで締めて組んである。傷んだ木は順番に架け替える。江戸の橋大工が代替わりしながら続けてきた周期を、いまも市が引き継いでいる。すぐ背後には城山が立ち上がるので、橋と天守はたいてい同じ画に収まる。

おすすめの楽しみ方

天守まで上がるつもりなら二時間ほどみておきたい。ロープウェイと山上の歩きは、地図の距離より時間を食う。アーチは坂ではなく段だから、長さの割に渡るのが遅く、キャリーケースとは相性が悪い。夏は橋の下で鵜飼いがあり、秋は城山の自然林が色を変える。

歴史・背景

岩国三代の吉川広嘉が架けたのは1673年。橋は間もなく錦川の水に流された。翌1674年に架け直された橋は、9月の台風による洪水に遭う1950年まで立ち続けた。市民の声に押されてコンクリートではなく木で再建され、いまの橋が完成したのが1953年である。国の名勝に指定されている。

行く前に

現金
渡橋には料金がかかる。券は両岸の小屋で売っており、橋とロープウェイと天守をまとめたセット券も同じ窓口にある。
知っておきたいこと
アーチはスロープではなく段になっている。バリアフリーではないし、雨の日は板がすべる。大雨のあと錦川は水位を上げる。橋の下の河原はそのときに降りる場所ではない。
別ルート
岩国駅前と西岩国駅からは「錦帯橋」行きのバスが出ていて、錦帯橋バス停に着く。車なら山陽自動車道の岩国インターチェンジからすぐだ。
降りたあと
川西駅から錦川の西岸を北へ約1.2キロ、徒歩15分ほど。終わりのほうでアーチが正面に見えてくる。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。