萩城下町
実写(ライセンス済み)そらみみ / CC BY-SA 4.0

山口北・萩No.591★★★地図で見る →

萩城下町

history王道を、いちばんいい形で

長州藩の城下町。江戸の町割りの上に、いまも町が乗っている。土塀の横町、藩の御用商人の屋敷、維新を動かした人々の生家が、数区画のうちに収まっている。通りそのものは、いつ歩いても無料だ。

  1. 起点東萩駅(JR山陰本線)
  2. 約25分JR山陰本線+徒歩
  3. 萩城下町

場所

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見どころ(歩く順)

高杉晋作誕生地そばの菊屋横町そらみみ / CC BY-SA 4.0
  1. 江戸屋横町両側を塀に挟まれた武家地の横町。測量された当時のまま真っ直ぐ
  2. 円政寺横町に面して立つ、神社と寺が同居する境内。通りに開いている
  3. 菊屋横町この町の写真がいつも撮られる白い横町。土塀となまこ壁が続く
  4. 菊屋家住宅藩の御用商人の屋敷。展示物ではなく家として残されている
  5. 高杉晋作誕生地同じ区画にある小さな敷地。奇兵隊を作った男が育った場所

実際の行き方

  1. 東萩駅から西へ、旧市街へ入る。
  2. 江戸屋横町を歩き、円政寺と木戸孝允旧宅の前を通る。
  3. 菊屋横町へ折れ、土塀となまこ壁、菊屋家住宅を見る。
  4. 高杉晋作誕生地まで歩き、城跡のほうへ回って戻る。
JR山陰本線・東萩へ
町の中心に近いのは東萩駅で、JR山陰本線が通る。この海沿いの区間は本数が少ない。一日の形を決めるのは距離ではなく時刻表のほうだ。
東萩駅から戻る
古い商家の通りを東へ抜けて東萩駅へ戻る。歩き終えてからではなく、着いた時点で発車標を読んでおきたい。この線の実用的な最終便は、町の夕暮れの感じよりだいぶ早い。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

萩は碁盤の目に区切られ、その目がずれないまま今日まで来た。町人の町と武家の町は藩が置いた位置にあり、あいだを仕切る横町は、傘を差した二人がすれ違うのに相談のいる幅である。菊屋横町、江戸屋横町、伊勢屋横町。この三本が囲む区画から歩き始める人が多い。沿道には藩の御用商人の屋敷があり、高杉晋作の生まれた家があり、木戸孝允の旧宅がある。白い土塀となまこ壁が道の大半に続いていて、この町の写真がいつも同じ表情をしているのはそのためだ。

おすすめの楽しみ方

横町は公道だから、屋敷が開く前の朝と、白壁に光が下りてくる夕方前と、一日に二度おいしい町になる。屋敷の中には開館時間と受付があり、外にはどちらもない。歩き出す前に古地図の復刻を一枚買っておきたい。この町の楽しさは、その地図がいまも合っていると気づくところにある。

歴史・背景

幕府を畳んだ人々は、この道筋で政治を覚えた。町のはずれの小さな塾で吉田松陰が教え、高杉晋作をはじめとする門下は、萩から維新の中心へ出ていった。残された町は、そこで成長を止めた。だからいまも読める。2015年、萩城下町は「明治日本の産業革命遺産」の一部として世界遺産に登録された。萩とその周辺の他の資産と合わせての登録である。古い町並みは重要伝統的建造物群保存地区としても守られている。

行く前に

現金
横町を歩くだけなら、時間帯を問わず費用はかからない。公開されている屋敷はそれぞれの入口で拝観料を取る。ガイドを頼む場合は当日その場ではなく、市を通して手配する。
知っておきたいこと
塀の向こうには人が住んでいる。声の大きさと門口のふるまいは、普通の住宅街と同じ配慮でいい。横町は狭く、歩道はなく、車も通る。壁伝いに下がるより、門の内側へ一歩よけるほうが安全だ。
別ルート
新幹線の新山口駅からは、萩の中心にある明倫センターまで直行バスが出ていて、そこから城下町までは歩ける。市内の西回りバスは浦上記念館・萩城城下町入口に停まる。車なら絵堂インターチェンジから北へ。
降りたあと
東萩駅から城下町までは西へ約1.7キロ、川を渡って古い商家の通りを抜け、徒歩20分ほど。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。