
山口北・長門No.606★★★地図で見る →
元乃隅神社
長門の岬に建つ、個人の手で始まった神社。朱い鳥居の列が草の斜面を海際まで刻んで下りていく。参拝時間は短く、駐車場は有料で、歩いて行ける駅はない。
- 起点長門市駅
- 約40分JR+タクシー
- 降車長門古市駅(JR山陰本線)
- そこから
- 元乃隅神社
場所
山口のほかの記事 13件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 上の境内高台に建つ小さな社殿。正面には海がひらけている
- 鳥居の列間隔を詰めて並ぶ朱の鳥居が、斜面を刻んで海へ下っていく
- 龍宮の潮吹断崖の足元の海蝕洞。波が高い日に潮を噴き上げる
- 大鳥居裏参道の出口近くに立つ大きな鳥居。上部に賽銭箱が据えてある
実際の行き方
- 長門市駅→長門古市駅(JR山陰本線)。
- 長門古市駅→神社の駐車場(タクシー・約20分)。
- 上の境内から、鳥居をくぐって海へ下る。
- 潮吹きの岩穴を見下ろし、裏参道の大鳥居を回って戻る。
- 長門市駅からタクシー
- 長門市駅→(タクシー・約40分)→神社の駐車場。運賃を抑えるなら、JR山陰本線で西の長門古市駅まで行ってタクシーに乗る。県と市の観光サイトはどちらも約20分としている。門前まで来るバスはないので、タクシーの区間は省けない。
- 神社から戻る
- 門前を通る定期便はない。斜面を下りる前に帰りの車を手配しておくか、乗ってきたタクシーに待ってもらう。長門古市を通る山陰本線は本数が少ないので、まず乗る列車を決めて、そこから逆算するのが確実だ。
どんな場所か
神社は山口の日本海側、そのまま水へ落ちていく岬の斜面に建つ。上の境内から123基の朱い鳥居が斜面を伝って100メートル以上つづき、間隔が詰まっているので、くぐっていくと海を出口にしたトンネルを歩いているように感じる。最後の鳥居の先は断崖で、その下の海蝕洞に打ち込んだ波が、空気ごと潮を噴き上げる。2015年にアメリカの報道局が「日本の最も美しい場所」に選んで以来、ここが静かだったことはない。
おすすめの楽しみ方
境内が開いているのは9時30分から16時30分まで。昼の予定として組み、下って上る分の時間も見ておきたい。この場所には荒れた海のほうが似合う。潮吹きは波が立たないと起きないので、凪の日より風の日のほうが当たりだ。大鳥居の賽銭箱はそもそも入りにくく作ってある。外すところまでが作法のようなものだ。
歴史・背景
日本の神社としては、ここはかなり新しい。1955年、地元の網元だった岡村斉さんの枕元に白い狐が現れ、この地に祀るようにと告げた。神社はその告げのとおりに建てられた。鳥居はさらにあとの話だ。1987年から一基また一基と奉納が続き、十年ほどかけていまの長さになった。神社が見下ろす潮吹きの岩穴だけが、そのどちらよりも古い。
行く前に
- 現金
- 参拝そのものは無料。駐車場は有料で、乗用車は時間制、上限額が決まっている。二輪車は一律、バスはもっと高い。小銭を用意しておきたい。これだけ離れた岬では、カードが使える前提で動かないほうがいい。
- 知っておきたいこと
- 境内は夕方前に閉まり、夜は開いていない。斜面は遮るもののない吹きさらしで、三方が海だ。岬は日本海の天気をまともに受ける。冬に構えるべきは雨よりも風のほうになる。
- 別ルート
- 車なら中国自動車道の美祢インターチェンジからおよそ1時間。観光案内では人丸駅もタクシーの起点として挙げられていて、長門古市とほぼ変わらない距離感になる。空路なら萩・石見空港がいちばん近い。
- 降りたあと
- 長門古市駅からの最後の区間はタクシーで、山あいを抜けてふたたび海へ出る。道は高台の駐車場で行き止まりになり、鳥居はそのすぐ下から始まる。
近くのノート
距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。

