屏風ケ浦
実写(ライセンス済み)Σ64 / CC BY 3.0

千葉・銚子No.941★★地図で見る →

屏風ケ浦

〜銚子の海食崖〜

nature穴場——実はすごい

千葉の太平洋岸に続く、波に削られ続けている断崖。国の名勝及び天然記念物。銚子マリーナに隣り合う舗装の遊歩道が崖の真下を通り、柵ごしではなく下から壁の全体を見上げられる。

  1. 起点東京駅
  2. 約2時間30分JR+路線バス
  3. 降車千葉科学大学・マリーナ前(名洗・千葉科学大学線)
  4. 徒歩
  5. 屏風ケ浦

狙い目

隠れた場所ではなく、国が守っている風景だ。それでも静かなのは、まともに見られる場所が銚子マリーナ側の遊歩道の一本しかないからで、銚子を訪ねる人の多くは灯台のある犬吠埼へ向かってしまう。

場所

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見どころ(歩く順)

屏風ケ浦の崖Saigen Jiro / CC0
  1. 銚子マリーナと遊歩道の起点海水浴場と駐車場を共用する砂浜側の入口。遊歩道はここから始まる
  2. 歩道わきの崖道のすぐ横に立ち上がる、切れ目のない堆積層の壁。縁には草と松
  3. 縞をなす地層黄土と灰色に積み重なった海底の層と、それを覆う赤褐色の関東ローム
  4. 刑部岬へ続く崖線同じ崖が西へ遠ざかり、晴れた日には霞のなかへ細くなって消えていく

実際の行き方

  1. 東京駅→銚子駅(JR総武本線・特急しおさい、または千葉乗り継ぎの普通列車)。
  2. 銚子駅→千葉科学大学・マリーナ前(千葉科学大学・名洗方面のバス)。
  3. バス停→銚子マリーナ横の遊歩道(徒歩・海へ下る)。
JRで銚子へ、名洗方面のバス
東京駅からJR総武本線で銚子駅へ。速いのは特急しおさい、安く行くなら千葉で乗り継ぐ普通列車になる。銚子駅前から千葉科学大学・名洗方面のバスに乗り、「千葉科学大学・マリーナ前」で降りる。遊歩道まではそこからすぐだ。
マリーナから戻る
同じ路線のバスで銚子駅へ戻り、総武本線で東京方面へ。帰りの便は、歩き終わってからではなく、降りたときに停留所の時刻表で確かめておきたい。銚子駅での特急の乗り継ぎにも余裕を見ておくといい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

崖は太平洋に沿って約10キロ、銚子市の犬岩から隣の旭市・刑部岬まで続いている。文字どおりの海食崖で、下総台地の縁を波が削り、削り取った土砂を運び去ってきた。海岸に防護が施される前、その後退の速さは年間50〜100センチと記録されている。あとに残されたのが、黄土色と灰色の縞を描く堆積層の断面だ。てっぺんだけが草と松の緑で細く縁取られている。崖の上は高く、柵のない場所も私有地も混じるため、立ち入りは控えることになっている。だから、見るのは海の高さからということになる。

おすすめの楽しみ方

遊歩道は行き止まりで、往復して戻る形になる。同じ壁でも、行きと帰りでは表情が変わる。銚子半島の反対側にある犬吠埼と組み合わせれば、この海岸を半日で回れる。夏は隣の海水浴場が開き、共用の駐車場は早い時間に埋まる。

歴史・背景

地層は新しい。犬吠層群と、その上に重なる香取層・関東ローム層——およそ300万年前から海の底に積もったものが、隆起して断面をさらしている。江戸時代の後期にはすでに名所記に載り、歌川広重も版画に描いた。国の名勝及び天然記念物に指定されたのは2016年3月で、地質学の資料としても、眺めとしても価値が高いというのが理由だった。

行く前に

現金
遊歩道にゲートも受付もない。銚子駅からのバス運賃だけ用意しておけばいい。この側の駐車場は、隣の海水浴場と共用になっている。
知っておきたいこと
崖の上は高所で、柵のない場所や私有地もあるため立ち入りは控える。見学は遊歩道から。外洋に面した吹きさらしの道なので、荒天の日は無理をしない。
別ルート
銚子電鉄で外川駅まで行き、そこから徒歩約30分という道もある。JR銚子駅から歩き通すなら約50分。車なら東関東自動車道・佐原香取ICから国道356号で約1時間だ。
降りたあと
「千葉科学大学・マリーナ前」からマリーナと砂浜の方向へ、舗装路を徒歩約6分。砂浜のわきから遊歩道が始まり、崖の下を東へ延びていく。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。