
千葉・銚子No.939★地図で見る →
外川の町並み
銚子電鉄は千葉のいちばん東で、漁港を見下ろす木造の駅舎に行き着く。その下では、江戸のはじめに引かれた碁盤の目の路地が、今も斜面を港まで下っている。
- 起点東京駅
- 約2時間30分JR特急+ローカル線
- 降車外川駅(銚子電気鉄道)
- 徒歩
- 外川の町並み
狙い目
外川は、来訪者向けに整えられた保存地区ではない。古い町割りを残したまま働いている漁師町で、この路線でいちばん知られているのは一つ手前の灯台の駅だ。外川はその先にある町にすぎない。
場所
千葉のほかの記事 50件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 外川駅の駅舎開業時から建つ木造平屋。待合室には木のベンチが並ぶ
- 保存車両デハ8011本きりのホームの脇、留置線に残る引退した電車の車体
- 外川ミニ郷土資料館駅のそばにある地元有志の資料館。貝の標本や古写真、町の案内がある
- 坂の碁盤目低い家並みのあいだを下っていく路地。どの筋も港のほうへ抜ける
- 外川漁港坂を下りきった先の現役の漁港。振り返ると町が斜面に重なって見える
実際の行き方
- 東京駅→銚子駅(JR総武本線・特急しおさい、約1時間50分)。
- 銚子駅→外川駅(銚子電気鉄道の終点まで約20分、おおむね1時間に1本)。
- 外川駅→碁盤の目の路地を下って外川漁港へ。
- 港から駅へ戻る。最後は上り坂になる。
- 特急しおさいで銚子へ、そこから銚子電鉄
- 東京駅からJR総武本線の特急しおさいで銚子駅へ。銚子市観光協会の案内ではおよそ1時間50分。銚子駅で銚子電気鉄道に乗り換え、終点の外川駅まで約20分。ローカル線はラッシュ時をのぞいておおむね1時間に1本なので、銚子駅に着いたらまず発車案内を確認しておきたい。
- 外川から戻る
- 同じ路線で銚子駅へ戻り、JR総武本線に乗り換えて東京へ。夕方以降はどちらの区間も本数が減るので、港に下りてからではなく出発前に帰りの列車を決めておきたい。外川はホームが1本だけの終着駅で、着いた列車がそのまま折り返す。
どんな場所か
銚子電気鉄道は銚子駅から外川駅まで6.4km。外川はその終点で、線路はここで途切れる。町は駅前から漁港まで、ひと続きの坂で下っていく。碁盤の目が海に面した斜面に刻まれているため、下りの筋はどれも港と海のほうへ抜ける。坂の下の漁港では今も漁船が働き、岸壁は誰でも歩ける。観光施設らしいものは駅の近くの小さな資料館くらいで、あとは人の暮らしがそのまま続いている。柵も入場券もなく、町そのものが見どころという構えだ。
おすすめの楽しみ方
電車はラッシュ時をのぞいておおむね1時間に1本なので、港へ下りる前に帰りの列車を発車案内で見ておきたい。路地を下って港まで行き、また上がってくるだけなら距離は短く、こたえるのは坂だけだ。一日乗車券は車内で買えるので、帰りに途中の駅で降りてみることもできる。
歴史・背景
外川を開いたのは、和歌山から移り住んだ崎山治郎右衛門だとされる。江戸時代のはじめにここで外川漁港を築き、港に面した斜面に碁盤の目の町割りを引いた。その割り方は今も残っている。銚子電気鉄道が外川まで延びたのは1923年で、港へ達したこの終点の木造駅舎はそのときのものだ。2016年には、佐倉・成田・佐原とともに、町並みに江戸が読み取れる北総四都市の日本遺産のストーリーに組み込まれた。
行く前に
- 現金
- ローカル線の区間は現金を用意しておきたい。小さな駅と車内の販売は、キャッシュレスが徹底しているとは限らない。一日乗車券「弧廻手形」は確認時点で大人700円、車内でも買えて、その日は全線を乗り降りできる。町の路地と港の岸壁を歩くのに料金はかからない。
- 知っておきたいこと
- 駅で風をよけられるのは待合室くらいで、港の岸壁は太平洋からの風がまともに当たる。外川駅の窓口営業は当面休止しているので、きっぷは窓口ではなく車内で買うつもりで行きたい。
- 別ルート
- 銚子駅からは路線バスも南へ走っていて、駅の西側の県道沿いにある「外川車庫」バス停まで来る。東京から陸路で向かうなら、バスターミナル東京八重洲から銚子行きの高速バスも出ている。
- 降りたあと
- 外川駅そのものが目的地で、町は駅前から始まる。駅舎を出て下りの路地をどれか選んで進めば、坂を下りきったところが港の岸壁だ。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。