
八重山・波照間No.661★★★地図で見る →
波照間島
〜日本最南端の有人島〜
人が暮らす島として日本の最南端。石垣島から高速船で渡るが、欠航は珍しくない。南東の端は石灰岩の断崖で切れ落ち、その手前の集落には、いまもサンゴを積んだ石塀が残っている。
- 起点石垣港離島ターミナル
- 約60〜80分石垣港から高速船
- 降車波照間港(安栄観光 高速船)
- そこから
- 波照間島
場所
沖縄のほかの記事 9件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- ニシ浜北岸の白い砂浜。港から歩いても自転車でも数分の距離
- サンゴ石の路地石を積んだ塀が縁取る集落の道。塀の奥に赤瓦の屋根が並ぶ
- コート盛琉球王朝時代の火番所跡。サンゴを積み上げた円い見張り塚
- 日本最南端の碑岬の上の草地に立つ三つの石碑。どれも同じ南の端を告げる
- 高那崎島の南東端、波に削られた石灰岩の断崖。その先は外洋
実際の行き方
- 石垣港離島ターミナル→波照間港(安栄観光の高速船、約60〜80分)。
- 桟橋→ニシ浜。北岸の浜まで、徒歩か借りた自転車で。
- ニシ浜→集落。サンゴ石の路地と、火番所跡のコート盛へ。
- 集落→高那崎。日本最南端の碑と、島の南東端の断崖へ。
- 石垣港から安栄観光の高速船
- 石垣港離島ターミナル→(安栄観光の高速船、船によって約60〜80分)→波照間港。1日数便で、夏のダイヤでは1便増える。夏は予約を入れておき、当日の朝に運航会社の運航状況を必ず確認したい。
- 波照間港からの帰り便
- 午後の便で石垣へ戻る。最終は夕方前後。しけで1便だけ欠航することがよくあるため、同じ日に石垣発の飛行機へつなぐ計画は立てないほうがいい。一日の余裕を残しておく。
どんな場所か
波照間島は八重山の主な島々よりさらに南にある、平らなサンゴ石灰岩の島だ。住むのは数百人。丘と呼べる高まりはどこにもない。集落は島の中ほどにあり、サンゴの石を積んだ塀が路地を縁取り、その奥に赤瓦の屋根が並ぶ。周りを埋めているのはサトウキビ畑だ。南東の端が高那崎で、ここで島は終わる。波に削られた琉球石灰岩の壁が続き、その上の草地に、国の南の果てを示す石碑が立つ。北岸の白い砂浜ニシ浜は、港からすぐの距離にある。
おすすめの楽しみ方
船は午前に石垣を出て、午後には折り返す。日帰りだと島にいられるのは数時間で、浜か岬のどちらかを選ぶことになる。港で自転車か原付を借りたい。島は平らだが、見た目より距離がある。そして本題は泊まったあとだ。季節が合えば南十字星が水平線から離れる。国内でこれほど楽に見える場所は、ほかにない。
歴史・背景
岬の石碑は一度に建ったものではない。学生が建てた碑、島の名を刻んだ碑、そして1995年の平和の碑と、時期を分けて積み重なり、どれも同じことを言っている。ここが国の南の端だ、と。集落のコート盛はもっと古い。サンゴを積み上げた円い塚で、琉球王朝の時代に火番所として使われ、島から島へ合図を送り継いだ場所だ。岬の星空観測タワーが加わったのは1990年代。日本のどこよりも南まで届く夜空のために建てられた。
行く前に
- 現金
- 浜も岬も集落の路地も無料。乗船券は乗る前にターミナルの窓口で買う。島に渡ってからは現金前提で動くのが安全で、自転車の貸出も店も食事もそのつもりで用意しておきたい。
- 知っておきたいこと
- 岬の星空観測タワーは休館が続いている。夜の予定をここに賭けないこと。島の飲食店は不定休が多いと観光協会も注意を出しているので、夕食は先に確認しておく。しけの日は欠航し、冬はその頻度が上がる。
- 別ルート
- 同じ航路には貨客船「フェリーはてるま2」も通っている。便数は少なく時間もかかるが、高速船が止まったときの受け皿になる。車両を積めるので、荷物が多い島渡りにも向く。
- 降りたあと
- 波照間港は島の北西岸にあり、船はそこのターミナルに着く。ニシ浜は歩いても自転車でも数分。集落は南の内陸で、高那崎は島の反対の隅にあたる。こちらは歩く距離ではない。桟橋のそばに自転車と原付の貸出があり、宿の送迎車も待っている。