
北海道東・根室No.1136★★地図で見る →
納沙布岬
根室半島の突端にある岬で、離島を除けば日本の本土でいちばん東の地点。先端に灯台が立ち、その手前には無料で入れる二つの展示施設と、海に開いた公園が広がる。
- 起点根室駅
- 約1時間根室交通バス・1日数便
- 降車納沙布岬(根室交通・納沙布線)
- 徒歩
- 納沙布岬
狙い目
ここは知る人ぞ知る場所ではなく、道東では名の通った岬だ。訪ね方を決めるのは季節ではなくバスの時刻表で、岬まで走る便は1日に数えるほどしかない。滞在時間は、帰りの便から逆算することになる。
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 望郷の岬公園バス終点に広がる草地の公園。無料の駐車場と東向きの展望がある
- 四島のかけ橋北方領土返還への願いを込めた鋼鉄のアーチ。足元では火が灯り続ける
- 北方館・望郷の家北方領土の資料を集めた二つの小さな展示施設。入館は無料
- 納沙布岬灯台岬の突端に立つ白い塔。道路から短い舗装路で近づける
実際の行き方
- JR根室駅前ターミナル→納沙布岬(根室交通・納沙布線、約45分、1日数便)。
- 終点で下車し、望郷の岬公園の鋼鉄のアーチと二つの展示施設を見る。
- 岬の一本道を東へ歩き、突端の灯台まで。
- 同じバス停に戻って根室駅前行きに乗る。乗る便の時刻は、着いたときに確認しておく。
- 根室駅前ターミナルから根室交通バス
- JR根室駅前のバスターミナルから、根室交通の納沙布線で終点の納沙布岬まで。所要はおよそ45分。1日数便しかないので、出発前に事業者の時刻表を確認しておきたい。この路線には往復乗車券の設定もある。
- 納沙布岬から戻る
- 帰りも同じ納沙布線で根室駅前へ戻る。便数が少ないため、灯台へ歩き出す前に「どの便で帰るか」を決めておくのが確実だ。最終便を逃すと、代わりの交通手段はない。
どんな場所か
納沙布岬は、北海道の東へ細く伸びる根室半島の突端にある。離島を除けば、日本の本土でいちばん東の地点だ。断崖がそそり立つ岬ではなく、草に覆われた低い台地が三方を海に囲まれている。沖に横たわるのは歯舞群島で、いちばん近い貝殻島までは3.7キロ。晴れた日には、その島に立つ灯台の姿まで見分けられる。施設はすべて平坦な一本道沿いに並んでいて、岬は端から端まで歩ける。
おすすめの楽しみ方
狙いは日の出だ。岬は開けた海に向かって真東を向いていて、視界をさえぎるものがない。多くの人がここまで足を運ぶ理由もそこにある。日が高くなったら灯台から西へ引き返し、公園と二つの展示施設をのぞいてみるとよい。どちらも無料で、日中の時間帯に開いている。
歴史・背景
岬の先端に初めて灯りがともったのは1872年(明治5年)。北海道に建てられた洋式灯台としては最初のもので、いまも道端の石碑が「北海道灯台発祥の地」と刻んで立っている。戦後、この岬は歯舞群島・色丹島・国後島・択捉島――北方領土――を一般の人がもっとも近くから望める場所になり、その歴史に結びついた施設が灯台の背後に建てられていった。望郷の家と北方館、そして鋼鉄のアーチ「四島のかけ橋」が、いまの望郷の岬公園に並んでいる。
行く前に
- 現金
- 岬も公園も、二つの展示施設も見学は無料。現金はバス運賃と、駐車場そばの売店・食堂のために用意しておく。運賃は事業者の料金表で確認できる。
- 知っておきたいこと
- 低く開けた台地で、風をさえぎるものがない。沖の島影は晴れた日に見えるもので、毎日望めるわけではない。展示施設は冬に閉館時刻が早まり、寒い時期は月曜が休みになる。
- 別ルート
- 根室駅はJR花咲線の終点で、釧路方面から列車で入れる。車なら半島の道をそのまま岬まで走れて、駐車場は無料だ。
- 降りたあと
- 納沙布岬バス停は路線の終点で、降りた場所が望郷の岬公園。そこから灯台までは平坦な舗装路を東へ約500メートル、歩いて8分ほどだ。