いくらの醤油漬け
実写(ライセンス済み)KQuhen / CC0

道東・標津No.979★★★地図で見る →

いくらの醤油漬け

〜根室海峡の鮭のまち〜

food王道を、いちばんいい形で

道内でも有数の鮭が揚がる町で、秋の群れは台所へ回り、醤油漬けのいくらになる。その魚のほうを見に行けるのが、市街のはずれの川沿いに建つサーモン科学館だ。

  1. 起点釧路駅
  2. 約3時間阿寒バス・1日数便
  3. 降車標津バスターミナル(阿寒バス)
  4. そこから
  5. いくらの醤油漬け

場所

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見どころ(歩く順)

標津サーモン科学館KishujiRapid / CC BY-SA 4.0
  1. 海水大水槽入ってすぐの館内最大の水槽。サケ科のほかカレイやソイなど海峡の魚が泳ぐ
  2. 魚道水槽鮭が上る時期に標津川とつながるガラス張りの水路
  3. イトウコーナー小さな個体から成魚までを大きさ別に。柵ごしにエサやりもできる
  4. 日本遺産「鮭の聖地」の展示室根室海峡の物語と、それを支える構成文化財を紹介する部屋
  5. 展望室塔の上。知床の山並みと標津川、海の向こうの国後島まで見渡せる

実際の行き方

  1. 釧路駅前→標津バスターミナル(阿寒バス 釧路羅臼線・中標津経由)。
  2. 標津バスターミナル→大通りを西へ、河口の方向へ歩く。
  3. サーモンパークへ入る。目印は塔ひとつ。
  4. 館内は海水大水槽から入り、塔の展望室で終える。
阿寒バス 釧路羅臼線
釧路駅前→標津バスターミナル。釧路羅臼線が内陸の中標津を経由してから海岸へ下り、そのまま羅臼まで走る。便数は少なく、乗車時間も長い。午前か午後をまるごと使う移動になる。ターミナルではなく「サーモンパーク入口」で降りれば、目の前が科学館だ。
標津から戻る
釧路方面へ戻る便は決まった数本だけで、夕方には終わってしまう。館に入る前に、どれで帰るかを決めておきたい。同じ路線を逆へ行けば羅臼と知床峠に出るので、同日中に引き返すより、そのまま北へ抜けるほうが旅程は素直になる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

標津町は根室海峡に面している。北に知床の山並みがあり、海の向こうには国後島が横たわる。秋になればシロザケが川へ帰ってきて、町の仕事もこの科学館も、その帰還を軸に組み立てられてきた。いくらはその鮭の卵だ。北海道では店で買うものであると同時に家でつくるものでもある。塩水のなかで筋子をほぐし、薄皮を取り除き、醤油に酒や出汁を合わせてひと晩置く。その配合は家ごとに違う。科学館は町のはずれ、川沿いの公園に建っていて、館内を流れる水は標津川そのものから来ている。

おすすめの楽しみ方

水槽は来館者ではなく鮭の一年に合わせて動く。9月から10月は魚道水槽が標津川へ開かれ、シロザケとカラフトマスがガラスの向こうを上っていく。11月にはそこで産卵が始まり、2月から5月には海へ下る前のシロザケの稚魚が約1万尾、同じ水路を埋める。開館は9時30分から、入館受付は16時30分まで。外の川に架かる観覧橋は、秋の遡上の時期に一般開放される。

歴史・背景

この海岸では一万年ほど前から人の暮らしが途切れていない。どの時代の竪穴からも、鮭の骨がまとまって出てくる。文化庁はその連なりを日本遺産「鮭の聖地」の物語として認定し、標津町のほか根室市・別海町・羅臼町がその舞台に含まれている。館そのものは、語られる歴史よりずっと若い。1991年、昔から鮭の港だった町に「サケの水族館」として開き、いまはその一室を日本遺産の展示にあてている。

行く前に

現金
入館は有料で、科学館と観光協会はいずれも一般650円・小中学生200円と案内している(幼児は無料)。町に鉄道の駅はなく、バスも地方路線なので現金は持っておきたい。隣接する「まちの駅 標津サーモンプラザ」にレストランと土産の売り場、観光案内のコーナーがまとまっている。
知っておきたいこと
休館日は2月・3月・4月・11月の水曜。12月と1月は冬季休館で閉まり、5月から10月までは無休で開いている。川の魚道と観覧橋は開館時間ではなく鮭の都合で動くので、季節を外して来ると、写真で見るより小ぶりで静かな館になる。
別ルート
車なら根室海峡沿いの海岸道路を走る。中標津空港からは約20分、科学館には272台分の無料駐車場がある。北へ行けば羅臼と知床峠、南へ下れば野付半島と尾岱沼。標津だけを目的に来るより、その道中の一点として寄る人のほうが多い。
降りたあと
標津バスターミナルからは大通りを西へ、歩いて20分ほどでサーモンパークに着く。科学館の塔は周囲に高いものがなく、道の途中からずっと見えているので、地図を出す必要はない。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。