
岡山北・勝山No.599★★地図で見る →
勝山 のれんの町並み
岡山県北部の城下町・勝山。出雲街道の宿場だった通りに、白壁の商家となまこ壁の土蔵が並ぶ。軒先にはのれんが一軒に一枚ずつ下がり、どれもその家のために染められたものだ。
- 起点岡山駅
- 約1時間50分高速バス・1日4便
- 降車勝山・中国勝山駅前(中鉄北部バス)
- 徒歩
- 勝山 のれんの町並み
狙い目
内陸の小さな町だから人でごった返すことはない。ただ、空いていることが目当ての場所ではない。通りは短く、面白さは細部にある。どののれんがどの商いのものかを見比べていくと、自然と足はゆっくりになる。
場所
岡山のほかの記事 14件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 中国勝山駅バスも姫新線もここに着く。駅舎のなかに勝山観光協会の窓口がある
- 町並み保存地区の通り白壁と連子格子、なまこ壁の土蔵。軒ごとに染めののれんが一枚下がる
- 勝山郷土資料館保存地区の中央に建つ。勝山藩三浦家と商家にまつわる資料を収める
- 勝山文化往来館ひしおしょうゆ蔵を改修した文化施設。ホールとギャラリー、カフェが入る
- 高瀬舟発着場跡通りの裏手、旭川沿いの石畳。かつて岡山へ下る舟が荷を積んだ場所
実際の行き方
- 岡山駅東口9番のりば→勝山・中国勝山駅前(中鉄北部バス・岡山自動車道経由、約1時間50分)。
- 中国勝山駅前→町並み保存地区の南端(北西へ徒歩)。
- 通りを北へ歩く。勝山郷土資料館、勝山文化往来館ひしおと続く。
- 通りの裏手から旭川へ下り、高瀬舟の発着場跡の石畳を見て同じ道を戻る。
- 岡山駅から中鉄北部バスで直通
- 岡山駅東口の9番のりばから、岡山自動車道を経由して勝山まで乗り換えなしで行ける。降りるのは、通りの南端から南東へ歩いた先の中国勝山駅前。1日4往復で、予約はなく座席定員制なので満席だと乗れない。のりばには早めに着いておきたい。所要はおよそ1時間50分。
- 駅前から折り返す
- 岡山行きも同じ中国勝山駅前から出る。最終は夕方で、夜の便はない。乗り逃した場合はJR姫新線で津山方面へ抜ける手が残る。夕方になってからではなく、着いた時点でのりばの時刻を確かめておきたい。
どんな場所か
勝山は、出雲街道が旭川に出会うあたりに開けた町だ。いまは岡山県北部の真庭市にあたる。岡山県が最初に「町並み保存地区」に選んだのがこの通りで、白壁となまこ壁、連子格子の構えがそのまま守られている。ただ、ほかの保存地区と違って見えるのは布のせいだ。軒先には染めののれんが下がり、図柄は一軒ずつ違う。道具、草花、商いの印。のれんの奥は古民家や蔵を使った工房やカフェ、ギャラリーで、通りは展示ではなくいまも商いの場として動いている。
おすすめの楽しみ方
町の表情が変わる日がある。三月のはじめには軒先や座敷に雛飾りが並び、十月十九日と二十日には秋祭りのだんじりが正面からぶつかり合う。それ以外の日なら、通りを歩くだけで半日の前後どちらにも収まる。資料館や文化施設が開いているのは日中だけなので、先に通りを北へ歩き、帰りに川へ下りる順がいい。
歴史・背景
勝山は美作勝山藩・三浦家の城下町であり、同時に出雲街道の宿場でもあった。三浦明次が三河国西尾から移ってきたのは1764年のことで、城を修築し、旦(だん)と呼ばれる一角に家臣の屋敷を置いた。物は道だけでなく川でも動いた。旭川ではここが最も上流の船着場で、高瀬舟が地の産物を岡山まで運び、帰りは塩や日用品を積んで戻ってきた。この通りが岡山県で最初の「町並み保存地区」に指定されたのは1985年である。
行く前に
- 現金
- 岡山線の運賃は車内で現金かバスカードで払う。片道券は窓口では売っていない。車内で買える往復券は片道二枚より安い。郷土資料館と武家屋敷館は少額の入館料、文化往来館ひしおは見学だけなら無料。通りの小さな店のために現金は持っておきたい。
- 知っておきたいこと
- 資料館や文化施設は年末年始に閉まり、ひしおは平日にも休館日がある。のれんの奥の工房やカフェは店ごとに休みが違うので、平日は閉まっている軒もある。通りそのものには門も入場料もなく、時間を選ばず歩ける。
- 別ルート
- 車なら米子自動車道の久世インターから。駐車場は通りの北側と南側にあり、いずれも無料。鉄道ではJR姫新線が津山方面から中国勝山駅に入る。
- 降りたあと
- 中国勝山駅前から北西へ歩く。道が細くなり白壁の構えが始まるあたりが保存地区の南端で、通りはそこから北へ続く。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。