
石川・金沢東山No.475★★★地図で見る →
ひがし茶屋街
浅野川の東岸に、茶屋町がひとかたまりで残っている。飴色の木の表構え、一階の細い縦格子、部屋のように狭い小路。国の重要伝統的建造物群保存地区でありながら、通りを歩くだけなら料金も時間の制限もない。
- 起点金沢駅
- 約20分周遊バス・約15分間隔
- 降車橋場町(城下まち金沢周遊バス)
- 徒歩
- ひがし茶屋街
場所
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- 浅野川大橋城下側から東岸へ渡る、擬宝珠の欄干をもつ橋
- 金沢市立安江金箔工芸館茶屋街の手前に立つ市立の館。金箔づくりの道具と工程を展示する
- 茶屋街のメインストリート木虫籠の格子をそろえた二階建ての表。写真がいちばん撮られる一本
- 懐華樓いまも座敷を使う茶屋。昼のあいだは内部を公開している
- 志摩開町当時の間取りを残す茶屋建築。階段も座敷もそのまま
実際の行き方
- 金沢駅東口7番のりば→橋場町(城下まち金沢周遊バス右回り・約12分)。
- 橋場町→浅野川を渡って東山へ(徒歩約5分)。
- メインの通りを端まで歩き、裏の二本の小路も抜ける。
- 橋を戻って主計町へ、あるいは茶屋街の上に広がる卯辰山麓の寺院群へ。
- 城下まち金沢周遊バス・右回り
- 金沢駅東口7番のりば→(城下まち金沢周遊バス右回り、約12分)→橋場町。右回りは日中およそ15分間隔で出ている。北鉄バスや西日本JRバスの一般路線も同じ停留所に停まるので、東へ向かう便ならたいてい使える。
- 橋場町から戻る
- 右回りに乗り続ければ一周して駅へ戻れる。兼六園や香林坊を経由したいなら左回りを選ぶ。周遊バスは夕方の早い時間で終わるが、そのあとも一般の路線バスとタクシーは橋場町から動いている。
どんな場所か
茶屋は、客を芸と歌舞でもてなす許可制の店だった。ひがしの町は、そうした店が自然に集まってできたのではなく、藩の許しのもとで一度に区画されている。だから通りの表情がそろっている。主要な一本と、その裏の小路に、二階建ての表が肩を並べる。一階には木虫籠(きむすこ)と呼ばれる細い縦格子、二階に座敷という構えだ。保存地区の広さは1.8ヘクタール。数分で端から端まで歩けてしまう狭さで、その密度こそが歩く理由になる。いまは菓子屋や喫茶、金箔の工房になった建物も多く、座敷を公開している茶屋もある。
おすすめの楽しみ方
通りは公道なので、日の出から一時間ほどは足の運びがゆっくりになる。店や公開茶屋が動きだすのはもう少しあと、午前も半ばを過ぎてからだ。日が落ちてからもう一度戻ると、街灯の下で同じ表構えがまったく違って見える。芸妓の舞台は特定の土曜に組まれていて、偶然出会うものではなく、事前に告知される。
歴史・背景
町が開かれたのは1820年(文政3年)。城下に散らばっていた茶屋を一か所にまとめることを加賀藩が許し、浅野川の東と犀川の西に二つの茶屋町ができた。東の町はその後の二百年を、区画も建物もほとんど崩さずに越えている。2001年には国が「茶屋町」の種別で重要伝統的建造物群保存地区に選定した。開町当初からの建物である志摩は、国の重要文化財に指定されている。
行く前に
- 現金
- 通りを歩くだけなら、時間帯を問わず無料。座敷を公開している茶屋は入口で拝観料を払う形で、金箔体験や茶席は店ごとの申し込みになる。周遊バスは1乗車ごとの均一運賃で、何度も乗り降りするなら1日フリー乗車券がある。
- 知っておきたいこと
- 公開している建物や資料館は、それぞれ独自の休みを持つ。安江金箔工芸館は火曜が休館。扉と扉のあいだはすべて屋外なので、北陸の雨や冬の天気もそのまま歩くことになる。
- 別ルート
- 兼六園・金沢城公園の側からなら、坂を下って徒歩20分ほどで東岸に着く。もうひとつの茶屋街である主計町は同じ橋の手前側にあるので、二つをつないで一周する歩き方もできる。
- 降りたあと
- 橋場町から浅野川を渡って北東へ。川沿いの町家の列を右に見ながら進むと、5分ほどで左手に茶屋街の通りが開ける。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。