金沢箔
実写(ライセンス済み)金沢市 / CC BY 2.1 jp

金沢東・東山No.984★★★地図で見る →

金沢箔

〜東山にある国内唯一の金箔博物館〜

craft王道を、いちばんいい形で

手漉きの和紙にはさんで打ち延ばす、金の膜。日本の金箔のほとんどはこの町で打たれる。東山の市立館はこの工芸だけに充てられた国内唯一の館で、茶屋街から数本の通りを隔てただけの場所にある。

  1. 起点金沢駅
  2. 約15分周遊バス・約15分おき
  3. 降車橋場町(城下まち金沢周遊バス・右回り)
  4. 徒歩
  5. 金沢箔

場所

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見どころ(歩く順)

金沢市立安江金箔工芸館金沢市 / CC BY 2.1 jp
  1. 外壁の館名濃い外壁に金箔で置かれた館の名。入口のロゴも同じ金箔で入っている
  2. 多目的展示ホール1階のホール。天井のドームに金箔が貼られている
  3. 常設展示室金箔の性質と、打ち延ばす工程を道具とあわせてたどる部屋
  4. 企画展示室約400点の所蔵から、20〜30点ずつを入れ替えて見せる部屋

実際の行き方

  1. 金沢駅東口7番のりば→橋場町(城下まち金沢周遊バス・右回り、約12分、220円)。
  2. 橋場町→安江金箔工芸館(川を離れる方向へ徒歩約3分)。
  3. 1階の多目的展示ホールから入り、上階の展示室二室へ。
  4. 帰りは同じ橋場町から左回りに乗るか、周遊バスが終わったあとは路線バスで駅へ。
金沢駅から城下まち金沢周遊バス・右回りで
周遊バスは金沢駅東口7番のりばから出る。右回りに乗り、橋場町で降りる。所要は約12分、大人220円。北陸鉄道の路線バスと西日本JRバスも同じ停留所に停まるので、便数は周遊バスの時刻表よりも多い。
橋場町から金沢駅へ戻る
周遊バスは一方通行なので、帰りは右回りのまま兼六園下・香林坊をまわって駅へ戻るか、通りの向かい側から左回りに乗るかになる。どちらも終点は金沢駅だ。周遊バスは夕方で終わり、駅を出る最終は18時ごろ。遅くなった日は路線バスに切り替える。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

金箔は、金を厚さ1万分の1ミリまで打ち延ばした膜だ。もう指ではつまめず、竹の道具で一枚ずつ移していく。製法は二つある。古いほうが縁付で、雁皮紙を藁の灰汁や柿渋に漬けて仕込んだ紙に金をはさみ、打っては移し替えていく。もう一方の断切は、工業製のグラシン紙を使う近代の製法だ。国宝や重要文化財の修復に回るのは縁付のほうで、自然のものだけで仕上げるため、食用になるのもこちらになる。東山の市立館は、その道具と工程を、完成した工芸品の隣に並べている。

おすすめの楽しみ方

開館は9時30分から17時まで、受付は16時30分で締まる。観光の公式案内はいずれも所要を約30分としていて、茶屋街が混みはじめる前の一軒目にちょうどいい。先にここへ入っておくと、あとで店先に並ぶ金箔が何なのかを読みながら歩ける。

歴史・背景

金沢での箔打ちは16世紀の終わりには始まっていた。文禄2年(1593)、朝鮮出兵で肥前名護屋の陣にいた加賀藩祖・前田利家が、七尾で金箔を、金沢で銀箔を打つよう国元へ命じている。元禄9年(1696)、幕府は江戸に箔座を置いて全国の金銀箔の製造と販売を禁じ、金沢の箔打ちはここで一度絶えた。ふたたび許しが出たのは元治元年(1864)、それも金沢城の修復と藩の御用に限ってのことだ。縁付の製法がユネスコの無形文化遺産に載ったのは2020年になる。

行く前に

現金
観覧料は確認した時点で一般310円。高校生以下は無料で、65歳以上には減額がある。バスはICaとクレジットカードのタッチ決済が使える。1日フリー乗車券は800円だが車内では売っていないので、駅の窓口かホテルで先に買っておく。
知っておきたいこと
休館は毎週火曜、火曜が祝日にあたる場合は翌平日。年末年始と展示替えの期間も閉まる。展示替えの日程は年ごとに動き、館の公式サイトに掲示されるので、出かける前に確かめておきたい。
別ルート
金沢ふらっとバス材木ルートなら「浅野川大橋」から徒歩約5分。館に見学者用の駐車場はなく、身障者用のスペースが一台分あるだけなので、車のときは東山周辺の有料駐車場を使う。
降りたあと
橋場町は浅野川大橋のたもと、ひがし茶屋街と主計町茶屋街の入口にあたる。そこから川を離れる方向へ、大通り沿いに徒歩約3分。角に建つ濃いグレーの建物で、壁に金色の館名が縦に入っている。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。