黒部峡谷トロッコ電車
実写(ライセンス済み)Luka Peternel / CC BY-SA 4.0

富山・宇奈月No.486★★★地図で見る →

黒部峡谷トロッコ電車

nature王道を、いちばんいい形で

水力発電の工事のために造られた、窓のない列車。宇奈月の温泉街から黒部の峡谷を登っていく。よく知られているのは紅葉の季節。2026年9月いっぱいは全線ではなく、途中までの運転が続く。

  1. 起点宇奈月温泉駅(富山地方鉄道)
  2. 約5分富山地鉄・徒歩5分
  3. 黒部峡谷トロッコ電車

場所

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見どころ(歩く順)

宇奈月駅掬茶 / CC BY-SA 4.0
  1. 宇奈月駅出発のホーム。窓のない客車と、いまも荷を引く機関車が並んでいる
  2. 新山彦橋宇奈月を出て一分で渡る、渓流にかかる真紅の鉄橋
  3. うなづき湖とサル橋緑色の湖面と、対岸へ渡る猿のために架けられた細い吊り橋
  4. 後曳橋黒薙川の川底まで約60メートル。沿線でもっとも険しい場所にかかる青い橋
  5. 欅平峡谷の奥にある終点。線路が行き着く場所

実際の行き方

  1. 富山→宇奈月温泉(富山地方鉄道。新幹線なら黒部宇奈月温泉駅で新黒部へ乗り換え)。
  2. 宇奈月温泉駅→黒部峡谷鉄道 宇奈月駅(徒歩5分ほど)。
  3. 宇奈月駅の窓口で発券。普通客車は追加なし、窓付きは追加料金。
  4. いまは猫又折り返しの往復。十月からは欅平まで乗り通せる。
富山地方鉄道で宇奈月温泉駅へ
富山地方鉄道の宇奈月線は温泉街のただなかにある宇奈月温泉駅で終わる。黒部峡谷鉄道の宇奈月駅は、そこから坂を下ってすぐ。新幹線で来るなら黒部宇奈月温泉駅で降り、隣接する新黒部駅から同じ私鉄に乗り換える。
宇奈月から戻る
峡谷を下る最終が一日の形を決める。観光路線の感覚より早い時刻で、時刻表は季節で変わり駅に掲出される。乗り遅れれば宇奈月泊まりになる。温泉町だから悪い結末ではないが、遅い時間に鉄道で抜け出せる場所ではない。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

谷の入口の宇奈月から、奥の欅平まで20.1キロ。軌間は762ミリで、車両もそれに見合う。普通客車には窓もドアもなく、横一列に四人が座る。峡谷はガラス越しではなく、風と音のかたちで入ってくる。窓のついたリラックス客車は追加料金で選べる。観光のために保存された路線ではない。上流の発電所を建て、いまも支えるための線であり、その仕事は続いている。

おすすめの楽しみ方

座るなら谷側。普通客車にガラスはないので、予報より一枚多く着ていきたい。紅葉の時期は席から埋まるので、日程が決まっているなら早めに押さえる。九月いっぱいまでは途中下車のない往復で、半日にちょうど収まる。十月からの欅平まで乗り通す形になると、一日の大半を使うことになる。

歴史・背景

この谷が開かれたのは、旅のためではなく電気のためだった。1920年代、宇奈月から上流の発電所へ資材を運ぶ工事用の軌道が延び、次の十年で欅平まで達する。物見の客は、正式な旅客が想定されるよりずっと前から乗っていた。貨物線に黙認されたかたちの便乗である。旅客営業が始まったのは1953年。以来この鉄道は、電力会社の側の存在であり続けている。

行く前に

現金
運賃は区間ごとで、往復での発売が中心。確認時点の公式運賃では、宇奈月〜猫又の往復が大人2,820円、十月からの全線では欅平まで片道2,480円。この額に含まれるのは普通客車で、窓のあるリラックス客車は一回につき600円が別に要る。座席はWEB予約か窓口で。
知っておきたいこと
冬季は運休で、目安は十二月から四月中旬まで。今年の運転開始は4月20日だった。9月30日までは猫又で折り返し、乗客は車内にとどまる。10月1日からは欅平までの全線運転に戻り、猫又では乗り降りができなくなる。大雨で急に運転を見合わせることもある。
別ルート
車なら北陸自動車道の黒部ICから約20分。駅前に大きな有料駐車場があり、最初の6時間は1,000円と案内されている。ただし車で変わるのは宇奈月までの行き方だけで、その先の峡谷は列車の仕事になる。
降りたあと
宇奈月温泉駅から黒部峡谷鉄道の宇奈月駅までは徒歩5分ほど。温泉街の真ん中を下っていく道だ。運営会社が違うので、二枚目のきっぷを買う時間を見ておきたい。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。