
富山・立山No.499★★★地図で見る →
立山黒部アルペンルート
ケーブルカーとバスとロープウェイだけで越える北アルプスの横断路。行き着く先は、春の道路が雪を掘り抜いて通される高原だ。室堂の雪の大谷を歩くこと自体にお金はかからない。かかるのは、そこまでの乗り物のほう。
- 起点立山駅
- 約1時間ケーブルカーと高原バス
- 降車室堂ターミナル(立山高原バス)
- そこから
- 立山黒部アルペンルート
場所
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- 美女平ケーブルカーの上の駅。杉の巨木の森で、ここから高原バスが登り始める
- 室堂ターミナル高原に着くバスの建物。ルートでいちばん高い駅にあたる
- 雪の大谷シーズン初めには高さ20メートルほどに達する、雪を掘り抜いた切通し
- みくりが池高原の周遊路にある火口湖。ターミナルから歩いてすぐの場所
- 大観峰とロープウェイ黒部平へ下る乗り場。途中に支柱を一本も持たない一気の空中区間
実際の行き方
- 富山(電鉄富山駅)→立山駅(富山地方鉄道立山線)。
- 立山駅→美女平(立山ケーブルカー・7分)。
- 美女平→室堂(立山高原バス・50分)。
- 室堂ターミナル→雪の大谷は徒歩すぐ。同じ道を戻るか、そのまま東へ抜けて扇沢へ。
- 立山駅からケーブルカーと高原バス
- 立山駅はルートの起点で、富山から延びる富山地方鉄道立山線の終点でもある。ここからケーブルカーで美女平へ上がり、高原バスに乗り換えて室堂まで。谷底から高原まで、片道でおよそ1時間を見ておきたい。
- 室堂から立山駅へ戻る
- 室堂発の下りは夕方で終わり、時刻は季節によって動く。ターミナルを離れる前に、帰りの便を確かめておきたい。長野側まで越えてしまうと、最終のあとで山を引き返す手段はない。戻るなら山脈をぐるりと回る長い道のりになる。
どんな場所か
富山県側から長野県側まで37.2キロ。その間に1,975メートルを登り、また下りる。通しで越えるには、乗り物を順に乗り換えていくしかない。谷から上がるケーブルカー、高原の道を走るバス、山脈を貫くトンネルの電気バス、支柱を一本も立てずに斜面を渡るロープウェイ。いちばん高いところが標高2,450メートルの室堂で、バスはここで止まり、全員が降りる。積もる雪は夏まで融けきらない。だから春の道路は、除雪して出すのではなく、雪の層を掘り抜いて通す。
おすすめの楽しみ方
壁が目当てなら、四月半ばから六月下旬のあいだに。開通直後がいちばん高く、週を追うごとに低くなる。乗り物は常時運転ではなく時刻表で動くから、バスに合わせて一日を組むほうがいい。上りに1時間、下りに1時間、残りが高原に使える時間だ。長野側へ抜けるつもりなら朝のうちに出発したい。通しの行程は一日をほとんど使う。
歴史・背景
この道はダムのために生まれた。関西電力が山の奥に黒部ダムを築いたのは、およそ七年をかけた工事の末、1963年のこと。難所は工事そのものより、資材をどうやって現場まで上げるかだった。山脈にトンネルが掘られ、斜面にはケーブルが架けられ、セメントと鋼材が運ばれていった。工事が終わっても、設備は残る。ケーブルカーはいまも当時の荷台を連ねているし、トンネルを走る電気バスは、ダムのために掘られた輸送路をそのまま使っている。
行く前に
- 現金
- 雪の大谷そのものに入場料はない。お金がかかるのは乗り物のほうだ。公式の運賃表では、立山駅〜室堂の往復が大人12,300円、立山駅から扇沢まで通しで乗る片道が10,940円(いずれも確認時点)。きっぷは各駅の窓口とWEBで買える。
- 知っておきたいこと
- 冬のあいだ全線が閉まり、開通は四月半ば。雪の大谷を歩けるのはそこから六月下旬まで。秋には運行が終わる。強風や雷、降雪で区間ごとに止まることがある。室堂は平地よりずっと寒いので、夏でも上着は持っていきたい。
- 別ルート
- 長野県側から入るなら起点は扇沢。信濃大町からバスで入り、最初の一本は黒部ダムへのトンネル電気バスになる。片道で越えてそのまま反対側へ抜ける人も多い。
- 降りたあと
- 室堂ターミナルはバスが入る建物そのもので、雪の大谷はその外の道路から始まる。歩いて数分。池をめぐる高原の周遊路も、同じ扉から出て始まる。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。

